어린왕자이야기

ブラッディ・マンデイ 第02話 본문

나의 공부/Drama★Story

ブラッディ・マンデイ 第02話

grandguy 2009. 3. 11. 23:09
『ウイルステロついに勃発(ぼっぱつ)!!(せま)()日本(にっぽん)最後(さいご)(にち)!! 』

制服(せいふく)()女子高(じょしこう)(せい)が、一瞬(いっしゅん)(ちょう)のタトゥーの(おとこ)(まえ)(あし)()め、
()(かえ)していく。

その女子高(じょしこう)(せい)が、路地(ろじ)(あし)()める。
足元(あしもと)大量(たいりょう)血痕(けっこん)(さく)(ひら)くと、上半身(じょうはんしん)(はだか)(おとこ)(たお)れてくる。
女子高(じょしこう)(せい)はその遺体(いたい)微笑(ほほえ)みを()かべ・・
(だれ)かー!(だれ)かー!!」と(たす)けを()ぶ。

少女(しょうじょ)はテロリストの仲間(なかま)()(もん)(なに)()(わた)しでもしたのでしょうか。

この()はモールで()番目(ばんめ)吐血(とけつ)した女子高(じょしこう)(せい)ですよね。
ちなみに制服(せいふく)(べつ)
(えん)じているのは、恒吉(つねよし)梨絵(りえ)さんだと(おも)います。

不審(ふしん)荷物(にもつ)()()った安田(やすだ)由紀子(ゆきこ)江口(えぐち)のりこ)、
その()(とく)()わった様子(ようす)もなく、部屋(へや)でお()()かしていた。

生贄(いけにえ)(だれ)かがネットに()()む。

ショッピングモールでの一連(いちれん)事件(じけん)は、テロリスト集団(しゅうだん)()こした
偽装(ぎそう)テロであった。
犠牲(ぎせい)(しゃ)未然(みぜん)(ふせ)いだ藤丸(ふじまる)三浦(みうら)(はる)())と「THIRD-i(サードアイ)」は、
今回(こんかい)事件(じけん)悲劇(ひげき)序章(じょしょう)()ぎないことに気付(きづ)かされる。

(いもうと)(はるか)川島(かわしま)(うみ)())の()(あん)じて病院(びょういん)()けつける藤丸(ふじまる)
そこへ、宝生(ほうしょう)小百合(さゆり)片瀬(かたせ)()())から電話(でんわ)(はい)る。
高木(たかぎ)(くん)(いま)どこ?」
病院(びょういん)ですけど。」
(はるか)ちゃんは?」
「・・え?」
富永(とみなが)さんのご主人(しゅじん)・・偽物(にせもの)よ!」
宝生(ほうしょう)路地(ろじ)(うら)殺人(さつじん)現場(げんば)にいた。
「・・・」
(いま)()くから、(どう)、」
藤丸(ふじまる)電話(でんわ)()(いもうと)病室(びょうしつ)へと(はし)()す。
(はるか)!」
病室(びょうしつ)()けつけた藤丸(ふじまる)は、衝撃(しょうげき)光景(こうけい)()()たりにする。
(はるか)()かりつけの女医(じょい)富永(とみなが)京子(きょうこ)宮澤(みやざわ)美保(みほ))が遺体(いたい)となって
(のこ)されていたのだ。

病室(びょうしつ)動揺(どうよう)する藤丸(ふじまる)のもとに突然(とつぜん)電話(でんわ)のベルが()(ひび)く。
「センター(がい)(おく)にある(はい)ビルに(らい)い。
 制限(せいげん)時間(じかん)は30(ふん)。」
「あんた(だれ)だよ・・(はるか)(なに)かあったら、」
「いいのか?もう10(びょう)()ったぞ。」
「・・・」
藤丸(ふじまる)動揺(どうよう)しながらも、指定(してい)された場所(ばしょ)へと(はし)()す。

祝祭(しゅくさい)(はじ)まる』(だれ)かがネットに()()む。

テロリストのアジト。
(わか)女性(じょせい)()(にん)(わか)男性(だんせい)()(にん)金色(きんいろ)短髪(たんぱつ)(おとこ)(いち)(にん)
(わら)いながら(はなし)をしている。

(あか)(ふく)(わか)()が、富永(とみなが)()殺害(さつがい)発見(はっけん)(しゃ)であり
(だい)(いち)()、モールでの吐血(とけつ)(しゃ)二人(ふたり)()で、
(なが)(かみ)女性(じょせい)吐血(とけつ)(しゃ)(さん)(にん)()
(しろ)いシャツの(おとこ)はピエロでしょうか?

THIRD-i本部(ほんぶ)
(てき)は、予行(よこう)練習(れんしゅう)完了(かんりょう)した。」と霧島(きりしま)吉沢(よしざわ) (ゆう))。
「もしあれが本物(ほんもの)で、感染(かんせん)(しゃ)()てたら・・」と南海(なんかい)かおる(芦名(あしな)(ほし))。
(かんが)えたくもねーな。」と加納(かのう)松重(まつしげ) (ゆたか))。

そこへ、電話(でんわ)(はい)る。
「ショッピングモールでは、(たの)しませてもらったよ。」女性(じょせい)(こえ)
(さわ)(きた)!」電話(でんわ)()霧島(きりしま)(さわ)(きた)(ぎゃく)(さぐ)(めい)じる。
「でも今度(こんど)本物(ほんもの)だ。
 本物(ほんもの)のウィルスを(おく)ったよ。」
東京(とうきょう)タワーの()える公衆(こうしゅう)電話(でんわ)から女性(じょせい)()う。
名前(なまえ)安田(やすだ)由紀子(ゆきこ)
 住所(じゅうしょ)は、世田谷(せたがや)()奥山(おくやま)1-26-9。」
加納(かのう)南海(なんかい)合図(あいず)(おく)る。
工藤(くどう)!」と南海(なんかい)
「わかってます!」と工藤(くどう)久保田(くぼた)(すすむ)(いたり))。
目的(もくてき)は、(なに)だ。」と霧島(きりしま)
「ファルコンだよ。」
高木(たかぎ)・・藤丸(ふじまる)か? 
 どうして(かれ)なんだ?」
「・・・」
(こた)えろ。」
「さ、そろそろ(ぎゃく)探知(たんち)できたかな。」
(おんな)はそう()電話(でんわ)()る。

高木(たかぎ)藤丸(ふじまる)確保(かくほ)! 
 工藤(くどう)()くぞ!」と加納(かのう)
「はい!」
公衆(こうしゅう)電話(でんわ)芝公園(しばこうえん)501です!」と(さわ)(きた)

現場(げんば)から『ブロンコ急便(きゅうびん)』の(くるま)(はし)()る。

ブロンコ急便(きゅうびん)・・由紀子(ゆきこ)(いえ)()宅配(たくはい)会社(かいしゃ)です。

由紀子(ゆきこ)のマンション
『ゆきこのブログ』を更新(こうしん)する由紀子(ゆきこ)
爆弾(ばくだん)テロ?
 さっきショッピングモールで
 爆弾(ばくだん)だか(どく)ガスだかの(さわ)ぎがあったらしい。
 いたずらに()(まわ)されて警察(けいさつ)間抜(まぬ)けだよね。
 でも(だれ)()ななくて、ちょっと残念(ざんねん)・・』
(つめ)()みながらコメント(0)を()つめる由紀子(ゆきこ)

玄関(げんかん)をノックする(おと)
「はーい。」
ドアを()けると、防護(ぼうご)(ふく)()(つつ)んだ(ひと)たちが部屋(へや)(はい)ってくる。
失礼(しつれい)します。安田(やすだ)由紀子(ゆきこ)さんですね。
 感染(かんせん)(しょう)(ほう)(もと)づき、入院(にゅういん)勧告(かんこく)()ています。」
「・・・」

由紀子(ゆきこ)確保(かくほ)したあと、(さん)(にん)退院(たいいん)たちは由紀子(ゆきこ)部屋(へや)調(しら)(はじ)める。
ゴミ(ばこ)()てられていたブロンコ急便(きゅうびん)宅配(たくはい)(ぶつ)
発見(はっけん)しました!」

(よる)(まち)必死(ひっし)(はし)藤丸(ふじまる)()つめる(おとこ)後姿(うしろすがた)
短髪(たんぱつ)黒髪(くろかみ)。カメラの(うご)きで(かお)確認(かくにん)出来(でき)ないのが()がゆい!

(はい)ビルの屋上(おくじょう)へと()()がる藤丸(ふじまる)
(はるか)はイスに(すわ)らされ、(くさり)(しば)()けられていた。
(はるか)!!(はるか)!!」
(いもうと)へと()()ろうとした藤丸(ふじまる)は、テロリストが仕掛(しか)けた(わな)(あし)()()け、
時限(じげん)爆弾(ばくだん)のスイッチを()れてしまう。

その(とき)携帯(けいたい)(おと)()る。
(はるか)のひざの(うえ)(あか)携帯(けいたい)()いてあった。
「おめでとう。お(まえ)(いま)爆弾(ばくだん)のスイッチを()れた。
 ()めて()しければTHIRD-iにハッキングし、
 クリスマスの虐殺(ぎゃくさつ)映像(えいぞう)のデータファイルを完全(かんぜん)削除(さくじょ)しろ。」
ビルの(した)藤丸(ふじまる)監視(かんし)していた(おとこ)電話(でんわ)(はな)している。

完全(かんぜん)削除(さくじょ)なんて無理(むり)だそんなの!」
「お(まえ)なら出来(でき)るはずだぞ、ファルコン。
 お(まえ)なら。」
「・・・」
「どうする。」
「・・・」
(こく)一刻(いっこく)(ちか)づくタイムリミット、究極(きゅうきょく)選択(せんたく)(せま)られた藤丸(ふじまる)
パソコンをカバンから()()し・・。

テロリストのアジト
山本(やまもと)リンダの『(ねら)いうち』を鼻歌(はなうた)(うた)いながらパソコンの操作(そうさ)をする
金髪(きんぱつ)(おとこ)
それを()つめる(おとこ)(さん)(にん)
「ファルコンは()()ちました。
 もうすぐマルサンは大騒(おおさわ)ぎでしょう。」
一人(ひとり)(おとこ)携帯(けいたい)でそう(はな)す。

この(おとこ)(はな)していたのは、THIRD-iのスパイ?一番(いちばん)最初(さいしょ)(うつ)った(おとこ)(ひと)は、成宮(なるみや)(ひろし)(たかし)さん?
()番目(ばんめ)はピエロの(おとこ)のようです。

THIRD-iにファルコンが侵入(しんにゅう)する。
「THIRD-iのサーバー、監視(かんし)システムがモニタリングしている。」

THIRD-i
霧島(きりしま)さん。システムがハッキングされてます!」と(さわ)(きた)
「ハッキング?」
外部(がいぶ)アクセスシャットダウンできません!」
黒田(くろだ)!村上(むらかみ)!サーバールームだ!」
「はい!!」
「データーサーバーに侵入(しんにゅう)されます!」
(さん)()霧島(きりしま)です!メイン電源(でんげん)アウト!アウトだ!!」

屋上(おくじょう)
捕獲(ほかく)・・完了(かんりょう)。」

THIRD-i
(おそ)かった・・。」
THIRD-iの電源(でんげん)()ちる。

テロリストのアジト
成功(せいこう)したみたいだな。
 ブルーバードには出来(でき)たかなぁ。」
ピエロの(おとこ)嫌味(いやみ)(かお)をしかめる金髪(きんぱつ)(おとこ)
予定(よてい)(どお)りファルコンの捕獲(ほかく)だ。
 (つまず)きは(ゆる)されない。」

ここからアジトの様子(ようす)、テロリストの(かお)
はっきりと(うつ)()されます。
(あか)(ふく)(おんな)()鉢植(はちう)えを()登場(とうじょう)。この()制服(せいふく)()ですよね。

ビル屋上(おくじょう)
()めろ!」
藤丸(ふじまる)言葉(ことば)に、ビルの(した)(はな)していた(おとこ)携帯(けいたい)()ってしまう。

この(おとこ)は、富永(とみなが)医師(いし)(おっと)()りすましていた殺人(さつじん)(はん)でした!

「おい!きたねーぞ!おい!!()めろよ!爆弾(ばくだん)()めろよ!!」
時限(じげん)爆弾(ばくだん)時間(じかん)はどんどん()っていく。
「クソ!」
藤丸(ふじまる)自力(じりき)(なん)とかしようと、ネット検索(けんさく)しようとするが、
パソコンの電源(でんげん)()ちてしまう。
「おい!(はや)()めてくれ!!()めてくれよー!!」

(くるま)藤丸(ふじまる)(さが)加納(かのう)たち。
至急(しきゅう)至急(しきゅう)本部(ほんぶ)より(ぜん)隊員(たいいん)へ。
 THIRD-iのサーバーシステムがダウン。
 ()(かえ)す。THIRD-iのサーバーシステムがダウン。
 ハッカーは、高木(たかぎ)藤丸(ふじまる)。」
「はぁ!?」

THIRD-i
由紀子(ゆきこ)部屋(へや)から()(かえ)られた小包(こづつみ)調(しら)べる隊員(たいいん)たち。

由紀子(ゆきこ)隔離(かくり)された部屋(へや)()かされ、理由(りゆう)説明(せつめい)されずに
検査(けんさ)され(つづ)けていた。
採血(さいけつ)します。」「(くち)(なか)失礼(しつれい)します。」
「・・・(わたし)どうしたの?」
(いま)検査(けんさ)してますので。」

(わら)(ごえ)()てる(にせ)医師(いし)を、加納(かのう)(つか)まえる。

屋上(おくじょう)
(はるか)(がわ)(なに)出来(でき)ずにただ(なみだ)をこぼす藤丸(ふじまる)
そこへ、宝生(ほうせい)たちが()けつける。
高木(たかぎ)(くん)!」と宝生(ほうしょう)
爆弾(ばくだん)調(しら)べる工藤(くどう)
「2005(ねん)ロンドンの地下鉄(ちかてつ)テロで、使用(しよう)された、TATP爆弾(ばくだん)(おも)われます!
 爆弾(ばくだん)(りょう)から推定(すいてい)して、爆弾(ばくだん)到達(とうたつ)範囲(はんい)は5メートルです。」

加納(かのう)らが犯人(はんにん)()れてくる。
(はや)()めろ!(はや)()めろ!」犯人(はんにん)()(かか)藤丸(ふじまる)
「もう時間(じかん)がありません!」と工藤(くどう)
加納(かのう)犯人(はんにん)(はるか)のすぐ(がわ)手錠(てじょう)でつなぐ。

全員(ぜんいん)退避(たいひ)
 高木(たかぎ)()がれ!」加納(かのう)(さけ)ぶ。
(はるか)ー!!」

()めろ!」加納(かのう)犯人(はんにん)()う。
「・・・」
()めろ!!」
生贄(いけにえ)だ!
 祝祭(しゅくさい)(はじ)まった!」

犯人(はんにん)言葉(ことば)に、藤丸(ふじまる)たちの脳裏(のうり)にロシアのテロの映像(えいぞう)()かぶ。

爆弾(ばくだん)のスイッチのボタンを()していく犯人(はんにん)
「さあ!(のち)(あか)(あお)()きな(ほう)()れ。」
(おとこ)はそう()うと(どく)()りのカプセルを()(くだ)き、自殺(じさつ)してしまう。

(はるか)(あゆ)()宝生(ほうせい)

宝生(ほうせい)(なに)してる!」と加納(かのう)

宝生(ほうしょう)(はるか)()つめながらネックレスを(にぎ)()め、()()じる。

宝生(ほうせい)!(もど)れ!」
(はるか)!!」()(さけ)藤丸(ふじまる)

(のこ)時間(じかん)10(びょう)
(まも)る!」
宝生(ほうしょう)はそう(つぶや)くと、(あか)電線(でんせん)をナイフで()り・・。

(のこ)時間(じかん)0(びょう)・・爆発(ばくはつ)()こらなかった。
(はるか)!」
(はるか)()きしめる藤丸(ふじまる)
「ごめんな・・ごめんな(はるか)・・。」

加納(かのう)宝生(ほうせい)()う。
「バカヤロウ。勝手(かって)なまねするんじゃねー!
 命令(めいれい)絶対(ぜったい)だ。」
「すみません・・。」

テロリストのアジト
金髪(きんぱつ)(おとこ)は『()きになった(ひと)』の鼻歌(はなうた)(うた)いながら、
医師(いし)()りすましていた(おとこ)城田(じょうでん)(がく)のデータをリストから削除(さくじょ)する。

リストには(ほか)にもずらっと名前(なまえ)(なら)んでいます。
金髪(きんぱつ)(おとこ)鼻歌(はなうた)(なつ)メロシリーズですね。

パソコンのある部屋(へや)から電話(でんわ)をしながら()ていく(おとこ)
(となり)部屋(へや)には研究(けんきゅう)施設(しせつ)がある。
生贄(いけにえ)は、順調(じゅんちょう)感染(かんせん)したようです。
 ()(つづ)動向(どうこう)見守(みまも)っていくつもりです・・J。」

電話(でんわ)相手(あいて)はテロリストの参謀(さんぼう)です。

救急車(きゅうきゅうしゃ)(はこ)ばれていく(はるか)()()藤丸(ふじまる)
「テメー。(おれ)たちはこの(くに)(まも)ってるんだよ!
 THIRD-iへのハッキングは立派(りっぱ)なテロだ!」と加納(かのう)
「あんたらが(おれ)たちを()()んだんだろ!
 (おれ)(はるか)(まも)る!」
勝手(かって)真似(まね)(ゆる)さん!」
「・・・」
加納(かのう)電話(でんわ)()る。
「はい。
 ・・・そうか、わかった。」
電話(でんわ)()加納(かのう)
最初(さいしょ)感染(かんせん)(しゃ)()た!」
「・・・」
「ウイルスは・・BLODDY-X!」

THIRD-i
隔離(かくり)された由紀子(ゆきこ)看護(かんご)()(こえ)をかける。
失礼(しつれい)します。
 ・・あんまり()べてないですね。
 もうちょっと()べてみませんか?」
食器(しょっき)(はら)いのける由紀子(ゆきこ)
検査(けんさ)結果(けっか)まだなの!?
 いつになったら(かえ)れるの!!」
「・・先生(せんせい)()いてみますね。」
「・・パソコン()してくれない?
 (わたし)()()みを()っている(ひと)がいるの。」
()いてみますね・・。」
看護(かんご)()食器(しょっき)()部屋(へや)()ていく。

由紀子(ゆきこ)は、ガラス(まど)()こうでこちら(がわ)()ながら(はなし)をする看護(かんご)()たちの
姿(すがた)()つめ・・。

午後(ごご)8()46(ふん)
BLODDY-X感染(かんせん)(しゃ)(だい)(いち)(ごう)

(はるか)はTHIRD-iで検査(けんさ)されることになる。
「どうして(はるか)を・・」と藤丸(ふじまる)
(おとこ)発言(はつげん)()になるし。」と宝生(ほうしょう)
(はるか)大丈夫(だいじょうぶ)です!」
(わたし)だってそう(しん)じたい!
 だから検査(けんさ)するの。
 これはTHIRD-iの(はん)(だん)よ。」
「・・・」
不安(ふあん)そうに(はるか)見送(みおく)藤丸(ふじまる)
その(よこ)隔離(かくり)病棟(びょうとう)には、由紀子(ゆきこ)がいた。
感染(かんせん)(しゃ)(だい)(いち)(ごう)よ。
 彼女(かのじょ)はあと2、3時間(じかん)発症(はっしょう)し、
 高熱(こうねつ)()し、(はな)(くち)消化(しょうか)器官(きかん)、あらゆる粘膜(ねんまく)から出血(しゅっけつ)(はじ)まる。」
(たす)かる見込(みこ)みは?」
「・・ゼロよ。(いち)(にち)()たない。」
由紀子(ゆきこ)()()藤丸(ふじまる)
「・・・」

宝生(ほうしょう)がこの次点(じてん)でウィルスに(くわ)しいのは不自然(ふしぜん)ではない?

THIRD-i本部(ほんぶ)
安田(やすだ)由紀子(ゆきこ)(かん)しての報告(ほうこく)がされる。
安田(やすだ)由紀子(ゆきこ)は、恋人(こいびと)もおらず、会社(かいしゃ)でも目立(めだ)たない存在(そんざい)でした。
 唯一(ゆいいつ)(たの)しみが、ネットへの()()みだったそうです。」と(さわ)(きた)
「テロリストとの関係(かんけい)は、(とく)()つかっていません。」と工藤(くどう)
(ねら)いは(だれ)でも()かったんだろう。
 予行(よこう)練習(れんしゅう)(つづ)いて(つぎ)はウイルスの破壊(はかい)(りょく)実験(じっけん)
 (おれ)がテロリストならそうするね。」と加納(かのう)
()ってるみたいに()うんですね。」と宝生(ほうしょう)
「・・あ?」
「・・・ファルコンにハッキングされたメインサーバーは?」と霧島(きりしま)
「まもなくシステムサーバーは復旧(ふっきゅう)します。」と(さわ)(きた)
消去(しょうきょ)されたのは、ロシアの映像(えいぞう)データだけか?」
「はい。ただ復元(ふくげん)出来(でき)るかどうか。」と工藤(くどう)
「・・・」

隔離(かくり)病棟(びょうとう)(ねむ)(はるか)()つめる藤丸(ふじまる)

THIRD-i本部(ほんぶ)
高木(たかぎ)藤丸(ふじまる)は、ただの高校生(こうこうせい)です。
 今回(こんかい)のように脅迫(きょうはく)されれば、またテロリストの()いなりに
 なりかねない。
 これ以上(いじょう)捜査(そうさ)関与(かんよ)させるのは危険(きけん)です。
 (かれ)を、隔離(かくり)保護(ほご)した(ほう)がいいかと。」と霧島(きりしま)
「いや()て。
 テロリストは、目的(もくてき)はファルコンだと()ったんだな。」と(その)(あさ)局長(きょくちょう)中原(なかはら)丈雄(たけお))。
「はい。」
「ならば、24時間(じかん)体制(たいせい)監視(かんし)しよう。
 多少(たしょう)()きすぎでも(かま)わん。」
「おとりですか?」と加納(かのう)
高木(たかぎ)竜之介(りゅうのすけ)接触(せっしょく)してくる可能(かのう)(せい)(たか)い。
 それに、テロリストの情報(じょうほう)(すく)ない(いま)、そこに(たよ)るしかない。」と霧島(きりしま)
(なに)弱気(よわき)になってんだよ。
 攻撃(こうげき)最大(さいだい)防御(ぼうぎょ)だろ?」と加納(かのう)
「そういう(かんが)(かた)墓穴(ぼけつ)()りますよ。」
「たった一人(ひとり)高校生(こうこうせい)()(まわ)されて、お(まえ)にはプライドがないのか!?」
「やめろ!
 ただでさえ沖田(おきた)()けたんだ。
 指揮(しき)系統(けいとう)(みだ)れは組織(そしき)崩壊(ほうかい)(つな)がる。
 霧島(きりしま)沖田(おきた)()わって現場(げんば)指揮(しき)()れ。
 二度(にど)高木(たかぎ)竜之介(りゅうのすけ)のようなスパイを()すな。」と局長(きょくちょう)
「はい。
 緊急(きんきゅう)対策(たいさく)閣議(かくぎ)はいつ?」
(すで)に、内閣(ないかく)官房(かんぼう)長官(ちょうかん)進言(しんげん)している。
 (いま)(かい)ばかりは、早急(そうきゅう)対応(たいおう)期待(きたい)できそうだ。」

会議(かいぎ)(しつ)(さき)()局長(きょくちょう)(つぶや)く。
「もう(おそ)いがな・・。」

会議(かいぎ)(しつ)
加納(かのう)さん。
 今後(こんご)(わたし)(したが)ってもらえます?」と霧島(きりしま)
加納(かのう)霧島(きりしま)(かお)(みず)()()げて返事(へんじ)をし、部屋(へや)()ていった。

この(さん)(にん)(なか)にスパイはいるのか!?

(はるか)病室(びょうしつ)(まえ)(すわ)()藤丸(ふじまる)
親父(おやじ)・・」
そう(つぶや)き、(ねむ)りに()ちる。

BLOODY-Xの研究(けんきゅう)合間(あいま)(はい)(まち)様子(ようす)
()()みながらエスカレーターに()れる(おとこ)
人々(ひとびと)はウイルスに()づかずにエスカレーターの()すりに()れ、
エレベーターのスイッチに(さわ)れ・・。
()()女性(じょせい)(くば)るティッシュ。
ウイルスは簡単(かんたん)(ひろ)がっていくのだ、と映像(えいぞう)()せています。

独房(どくぼう)拘束(こうそく)される神島(かみじま)紫門(さいもん)嶋田(しまだ)久作(きゅうさく))をモニター()しに見張(みは)
石川(いしかわ)看守(かんしゅ)野間口(のまぐち)(とおる))。
神島(かみじま)直立(ちょくりつ)不動(ふどう)でまっすぐ(まえ)()つめている。

THIRD-i研究(けんきゅう)(しつ)
(はるか)()()い、心配(しんぱい)そうに(はるか)()つめる藤丸(ふじまる)
(はるか)()(あか)斑点(はんてん)()つけ・・!!

「お(にい)ちゃん!」(はるか)(こえ)()()ます。
「・・・」
「お(にい)ちゃん!?」
藤丸(ふじまる)(まえ)(はるか)()っていた。
(はるか)(からだ)は!?」
()(こう)斑点(はんてん)があるか調(しら)べる藤丸(ふじまる)
検査(けんさ)結果(けっか)異常(いじょう)なしだった。」と宝生(ほうしょう)
()かった・・。」
「お(にい)ちゃん!」
(なん)?」
「お(なか)がすいた。ケーキが()べたい!」
「ケーキって・・お(ぜん)・・なんだそれ。」
(うれ)しそうに(はるか)(あたま)()でる藤丸(ふじまる)
(はや)(かえ)ろう。」
(かえ)ろうか。」
宝生(ほうしょう)二人(ふたり)微笑(ほほえ)んで()つめ・・。

隔離(かくり)された病室(びょうしつ)()()安田(やすだ)由紀子(ゆきこ)。。
午前(ごぜん)0()14(ふん) 感染(かんせん)(しゃ)(だい)(いち)(ごう) 発症(はっしょう)

(かんが)()南海(なんかい)

独房(どくぼう)監視(かんし)する石川(いしかわ)看守(かんしゅ)
いつの()にか、神島(かみじま)石川(いしかわ)のことを()つめていて・・。

事件(じけん)があったのか、警察(けいさつ)たちが(あつ)まる(わき)(とお)()ぎていく石川(いしかわ)
「ただいま。」
夜勤(やきん)苦労(くろう)(さま)!」と(つま)松子(まつこ)三原(みはら)伊織(いおり)())。
「パートか?」
「うん。(きゅう)にね。
 ロールキャベツ、()べて。
 ご(はん)自分(じぶん)でよそってね。」
「なあ、松子(まつこ)。」
「うん?」
「・・・いや、(なん)でもない。」
「そう?じゃあ(おこな)ってきます。」

(つま)外出(がいしゅつ)したあと、(おとこ)はテレビの(した)(かく)しておいたホームビデオを
再生(さいせい)してみる。
そこには、(つま)浮気(うわき)相手(あいて)姿(すがた)(うつ)()されていた。
「ケイちゃん、お()たせ!
 (いま)(よる)はロールキャベツだよ!」
「わー、美味(びみ)そうじゃん!
 (おれ)()きなの(おぼ)えててくれたんだね。ありがと!
 これ、プレゼント。」
「うそ!ありがとう!!」
(はや)くあけて。」
時計(とけい)だ!」
「お(そろ)いだぜ。」
(うれ)しい!ありがとう!」

(おとこ)脳裏(のうり)神島(かみじま)言葉(ことば)がよぎる。
(ころ)して()しい人間(にんげん)はいるのか?
 いるんなら()いなさい。
 ここから(ころ)してあげよう。』

高木(たかぎ)()
玄関(げんかん)(くつ)()きながら、藤丸(ふじまる)(ちち)言葉(ことば)(おも)()していた。
『どうやらお(まえ)をとんでもないことに()()んでしまったようだ。
 もう()えないかもしれない。
 だけどこれだけは(しん)じてくれ!
 (おれ)はいつまでも、お(まえ)(はるか)味方(みかた)だ!』
(なに)勝手(かって)なこと()ってんだよ・・」そう(つぶや)藤丸(ふじまる)
『いいか!これから()言葉(ことば)をよく(おぼ)えておくんだ!
 ブラッディ・マンデイだ・・。』
外出(がいしゅつ)しようとする藤丸(ふじまる)
「お(にい)ちゃん!
 学校(がっこう)?」
「お(まえ)はちゃんと()てろよ。
 チョロチョロ(あそ)びにいったりすんなよ。」
「わかってるよ。
 (おこな)ってらっしゃい。」 
笑顔(えがお)()わす二人(ふたり)

(そと)()ると、警察(けいさつ)(くるま)()まっていた。
(まど)をノックし()けさせる藤丸(ふじまる)
「ここで()ってても、親父(おやじ)(もど)ってきませんよ。」
「ここにいれば、それもじきにわかる。」と船木(ふなき)刑事(けいじ)蛍雪(けいせつ)(つぎ)(ろう))。
「そんなことより、(はるか)(まも)ってください。」
「あいにく、(おれ)らの仕事(しごと)殺人(さつじん)(はん)逮捕(たいほ)だ。」
伊庭(いば)刑事(けいじ)尾崎(おざき)(みぎ)(むね))はそう()(まど)()めてしまう。

警察(けいさつ)とは(べつ)に、藤丸(ふじまる)()つめる人物(じんぶつ)がいた。

THIRD-i
感染(かんせん)(しゃ)(だい)(いち)(ごう) 病状(びょうじょう) ステージ2
由紀子(ゆきこ)(からだ)には(あか)斑点(はんてん)(あらわ)れ、(はな)から()(なが)()ている。
看護(かんご)()由紀子(ゆきこ)(うで)から血液(けつえき)()いている。
心配(しんぱい)いりませんよ。」と看護(かんご)()
由紀子(ゆきこ)看護(かんご)()()から注射(ちゅうしゃ)()(うば)い、それを看護(かんご)()()
()()した。
「!!」
心配(しんぱい)いらないんでしょ。」と由紀子(ゆきこ)
パニックに(おちい)看護(かんご)()
大丈夫(だいじょうぶ)だ。()()いて。」スタッフが看護(かんご)()(はこ)()す。
由紀子(ゆきこ)隔離(かくり)される看護(かんご)()をぼーっと(なが)め・・。

藤丸(ふじまる)(ある)いていると、(だれ)かに(あたま)をカバンで(たた)かれる。
(おどろ)いて()()くと、あおい(藤井(ふじい)(よし)())が笑顔(えがお)()かべて()っていた。
()つけた!」
(つく)(わら)いをして(ある)()藤丸(ふじまる)
「ちょっと()ってよ!」
(なに)だよ。(まち)たねーよ。」
一緒(いっしょ)()こうよー。」
()かねーよー。」

あおいが藤丸(ふじまる)部室(ぶしつ)()れていく。
すると、
高木(たかぎ)(くん)、ありがとう!
 日景(ひかげ)がいなくなってほっとした。」
真子(しんこ)徳永(とくなが)えり)が笑顔(えがお)でそう()う。
「・・・」
「おじさん大変(たいへん)だよね。
 おじさんがそんなことするはずないじゃんね。」とあおい。
「そうそう!」と真子(しんこ)
「でさ、(わたし)(たち)出来(でき)ることないかなと(おも)って。」とあおい。
(ぼく)たち新聞(しんぶん)()の、仲間(なかま)なんですからね。」と立川(たちかわ)久野(ひさの)雅弘(まさひろ))。
「・・・」
逆境(ぎゃっきょう)()()かう学友(がくゆう)
 (ちち)(しん)じ、(いもうと)(まも)り!
 どうですか?こんな見出(みだ)し。
 今月(こんげつ)(ごう)は、このことを()()げて、
 おじさんの()潔白(けっぱく)と、事件(じけん)真相(しんそう)を、
 とことん追究(ついきゅう)していきましょう!」と立川(たじかわ)
「・・・」
「ね!」と立川(たじかわ)
「ほら、(はるか)ちゃんの(からだ)心配(しんぱい)だし。みんなで協力(きょうりょく)してさ。」とあおい。
「お(まえ)らには関係(かんけい)ない。」
藤丸(ふじまる)部室(ぶしつ)()()していく。
藤丸(ふじまる)・・」
藤丸(ふじまる)()()していくと、(さん)(にん)笑顔(えがお)(かお)見合(みあ)わせ、
(おと)(わたる)佐藤(さとう) (けん))のことを()つめ・・。

構内(こうない)(ある)藤丸(ふじまる)(おと)(わたる)(こえ)をかける。
藤丸(ふじまる)!」
「・・・(なに)余計(よけい)なこと(しゃべ)るんだよ。」
(だま)って藤丸(ふじまる)のあとを()いていく(おと)(わたる)
(なに)だよ!!」
「・・・で?
 (なに)(かく)してんの?」
「・・・」

生物(せいぶつ)(しつ)のパソコンを操作(そうさ)する藤丸(ふじまる)。その(となり)様子(ようす)見守(みまも)(おと)(わたる)
「ここのファイルも削除(さくじょ)されてる・・。
 (いま)復元(ふくげん)するから。」
()っていたUSBメモリを接続(せつぞく)し、キーボードを(たた)いていく。
「あった。これだ。
 ・・・再生(さいせい)するぞ。」
ロシアの教会(きょうかい)での映像(えいぞう)(なが)れる。
去年(きょねん)のクリスマス、ロシアでウイルステロが()こった。」
「・・・」
「これと(おな)じことが、もうすぐ日本(にっぽん)()きようとしている。
 昨日(きのう)(よる)テロリストに、この映像(えいぞう)データをハッキングして、
 消去(しょうきょ)するよう命令(めいれい)された。
 だからこの映像(えいぞう)には、(なに)重大(じゅうだい)秘密(ひみつ)(かく)されているはずなんだ。」
「・・・()て。(いま)のところ・・」
「うん。」藤丸(ふじまる)()(もど)して再生(さいせい)する。
「ストップ!
 この(ひと)・・拡大(かくだい)できるか?」
「ああ。」
画像(がぞう)拡大(かくだい)し、ノイズ消去(しょうきょ)、エッジ検出(けんしゅつ)、スムージング。
サングラスをかけたショートヘアの女性(じょせい)姿(すがた)がクリアになっていく。
「・・・」(かお)見合(みあ)わせる二人(ふたり)

「こら!二人(ふたり)とも授業(じゅぎょう)サボって(なに)やってんの?」
生物(せいぶつ)教師(きょうし)折原(おりはら)マヤ(吉瀬(よしせ)美智子(みちこ))がやってきた。
「コピーする。」藤丸(ふじまる)(おと)(わたる)(ささや)く。
「・・すみません。ネットをお()りしてました。」
(おと)(わたる)がマヤの()()く。
(あや)しいなぁ。」
調(しら)べごとしてました。」
本当(ほんとう)?」

画像(がぞう)をUSBに(うつ)し、ファイルを削除(さくじょ)する藤丸(ふじまる)

「すみませんでした、先生(せんせい)
 失礼(しつれい)します。」
失礼(しつれい)しまーす。」
藤丸(ふじまる)笑顔(えがお)挨拶(あいさつ)し、部屋(へや)()ていく。

マヤは二人(ふたり)使(つか)っていたパソコンを()つめ・・。

THIRD-i
由紀子(ゆきこ)病状(びょうじょう)は、ステージ3に。
(くに)判断(はんだん)です。」と南海(なんかい)
「・・・これ(ほど)殺人(さつじん)ウイルスを()()まれるなんて!
 一体(いったい)(なに)してたんだ!!
 あんた(たち)のミスで、彼女(かのじょ)(なに)()らされずに・・
 こうして孤独(こどく)()んでいくんだぞ!!
 せめて最後(さいご)まで彼女(かのじょ)見届(みとど)けて、
 その(さま)を、()()()けておけ!!」と(しき)(むら)神保(じんぼ)悟志(さとし))。
「・・・」

藤丸(ふじまる)はマヤのことを()っていた。
先生(せんせい)・・」
「どうしたの?(こわ)(かお)をして。」
失礼(しつれい)ですけど、去年(きょねん)のクリスマスイブ、先生(せんせい)はどこで(なに)
 していましたか?」
(なん)(きゅう)に。」
(こた)えてくれませんか?」
「どうしたって()うのよ。」
(こた)えてください。」
去年(きょねん)のイブは・・一(・・いち)(にん)(さび)しくレンタルDVDを()てたかな。」
「その(みせ)会員(かいいん)(しょう)()ってますか?」
「え?()ってるけど。」
()せて(くだ)さい。」
(なに)なのよ。」
そう()いながらも財布(さいふ)から会員(かいいん)(しょう)()()すマヤ。
()りていいっすか?」
「いいけど。」
「ありがとうございます。
 あとでちゃんと、説明(せつめい)しますんで。じゃあ。」
藤丸(ふじまる)()()る。

藤丸(ふじまる)()(ちが)いに、(ちょう)のタトゥーの(おとこ)()(もん)(TET)がやってきた。

レンタルビデオ()(まえ)のカフェで、藤丸(ふじまる)はパソコンを(ひろ)げていた。
去年(きょねん)のクリスマスの記録(きろく)なら・・(のこ)ってるはず、と。
 ()た!
 5323・・1791.
 12月(じゅうにがつ)24(にち)、あった!」
その()監視(かんし)カメラの映像(えいぞう)をチェックする藤丸(ふじまる)
折原(おりはら)先生(せんせい)・・()かった・・。」藤丸(ふじまる)がほっとして微笑(ほほえ)む。

その(とき)(みせ)(まど)がノックされる。マヤだ!
先生(せんせい)・・」
マヤが(うれ)しそうに微笑(ほほえ)む。

携帯(けいたい)(はな)しながら(ある)(おと)(わたる)
「ああ、わかった。朝田(あさだ)やヒデには()せておくよ。」
「うん。でさ、さっきの映像(えいぞう)(おんな)折原(おりはら)先生(せんせい)じゃなかった。
 100パー、勘違(かんちが)いだね。」と藤丸(ふじまる)
(たし)かなのか?」
「ああ。去年(きょねん)12月(じゅうにがつ)24(にち)と25(にち)は、近所(きんじょ)のレンタル()でDVD()りてた。
 しかも一人(ひとり)でだよ!」
藤丸(ふじまる)、それって・・」
大丈夫(だいじょうぶ)!ちゃんとレンタル()監視(かんし)カメラで確認(かくにん)()みだ。
 アリバイ成立(せいりつ)だな!」
()て、藤丸(ふじまる)!それはアリバイでも(なん)でもないぞ。」
「??」

THIRD-i
いつもの(くせ)(つめ)()もうとした由紀子(ゆきこ)は、自分(じぶん)(ゆび)出来(でき)斑点(はんてん)()づく。
「やっぱり・・(わたし)・・()ぬんだ・・。
 ・・・パソコン。」
由紀子(ゆきこ)(ひとみ)から(なみだ)があふれる。
「あの・・あの看護(かんご)()さんは?」

注射(ちゅうしゃ)(はり)()された看護(かんご)()は、(べつ)隔離(かくり)病室(びょうしつ)にいた。

マヤのマンション
「はい。
 範囲(はんい)(ない)です。問題(もんだい)ありません。J。」
マヤはそう()電話(でんわ)()る。

インターホンが()る。
(たず)ねてきたのは、藤丸(ふじまる)(おと)(わたる)だ。

「ご(はん)?」とマヤ。
「はい。ダメですか?」と(おと)(わたる)
(なに)(たくら)んでるの?」
「おバカな男子(だんし)生徒(せいと)に、(つぐな)いのチャンスを!」と藤丸(ふじまる)
「お(ねが)いします。」と(おと)(わたる)
「ちょっと()ってて。」
マヤが着替(きが)えに(せき)()つと、(おと)(わたる)藤丸(ふじまる)(かお)見合(みあ)わせ・・。

部屋(へや)着替(きが)えをするマヤ。
先生(せんせい)!すみません、(いもうと)心配(しんぱい)なんで(かえ)ります!」藤丸(ふじまる)(こえ)
「え?」
今度(こんど)(あらた)めてお()びさせてください。」
玄関(げんかん)()まる(おと)
「おい!藤丸(ふじまる)(おと)(わたる)(こえ)
マヤが部屋(へや)()ると、(おと)(わたる)玄関(げんかん)()っていた。
「すみません、先生(せんせい)
 ・・・二人(ふたり)()きますか?」

403号室(ごうしつ)()二人(ふたり)
先生(せんせい)(なに)()べたいものとかありますか?」
「いいお(みせ)あるのよ。」
本当(ほんとう)ですか?じゃあ・・」
部屋(へや)(かぎ)をかけるマヤ。

駐車(ちゅうしゃ)(じょう)、マヤと(おと)(わたる)(くるま)()()み、()かけていく。

マヤのマンション
バスタブに(ひそ)んでいた藤丸(ふじまる)(うご)()す!

キッチン、リビングを見渡(みわた)すと、藤丸(ふじまる)(かく)しておいた(くつ)玄関(げんかん)()
マヤの部屋(へや)へ。
クローゼットの(なか)()()しを()ける藤丸(ふじまる)
(ちゅう)(はい)っていたのは下着(したぎ)(あわ)てて()()しと(とびら)()める。
ベッド(わき)のサイドボード、そして(となり)部屋(へや)調(しら)べる藤丸(ふじまる)

その(ころ)・・レストランの(わき)(くるま)()めて()りるマヤと(おと)(わたる)

藤丸(ふじまる)はマヤのパソコンを()つけ、調(しら)(はじ)める。

レストラン
(なん)でも()きなもの(たの)んでください。」
本当(ほんとう)?」
「はい。今日(きょう)はご馳走(ちそう)させてください。」
「・・・ちょっと、お手洗(てあら)いに()ってくる。」
「はい。」

マヤは足早(あしばや)(みせ)()ると(くるま)()()み・・。

マヤのマンション
パソコンのパスワードをハッキングする藤丸(ふじまる)

THIRD-i
病状(びょうじょう) ステージ4(最終(さいしゅう)段階(だんかい)

南海(なんかい)はパソコンを()()み、由紀子(ゆきこ)言葉(ことば)()きながら
ブログに()()んでいく。

『みんなごめん
 (わたし)もうすぐ()ぬんだよ
 みんなのお(かげ)で、(たの)しい人生(じんせい)だった。
 さようなら』

由紀子(ゆきこ)(いき)()()る。

投稿(とうこう)してすぐに、ブログにコメントが()く。

『また目立(めだ)ちたがりの馬鹿(ばか)(おんな)か。
 ネタに()きて今度(こんど)()ぬだって?((かっこわらい))』
勝手(かって)()ねば』

コメントを()んだあと、南海(なんかい)由紀子(ゆきこ)()つめ・・・。

午後(ごご)4()34(ふん) 患者(かんじゃ)(だい)(いち)(ごう) 死亡(しぼう)

家族(かぞく)には、(べつ)死因(しいん)処理(しょり)してくれ。」
霧島(きりしま)電話(でんわ)南海(なんかい)()げる。
由紀子(ゆきこ)遺体(いたい)(はこ)()されるのをぼーっと()つめる南海(なんかい)
「・・はい。」
患者(かんじゃ)(がわ)にいたお(まえ)気持(きも)ちもわかるが、」
患者(かんじゃ)ではなく、安田(やすだ)由紀子(ゆきこ)さんです!」
「・・そうだな。
 ()(つづ)き、経過(けいか)報告(ほうこく)してくれ。」
由紀子(ゆきこ)のいた病室(びょうしつ)消毒(しょうどく)されていく。
電話(でんわ)()ると、南海(なんかい)(なみだ)をこぼし・・・。

テロのアジト
実験(じっけん)成功(せいこう)です。
 (まつ)りの準備(じゅんび)()()かります。」

(とびら)(ひら)いた』
()祝祭(しゅくさい)
『ブラッディ・マンデイ』
(だれ)かがネットに()()む。

マヤのマンション
「ブラッディ・マンデイ・・」
そう(つぶや)きながら()()藤丸(ふじまる)
その(とき)(かれ)携帯(けいたい)()る。
(だい)(いち)(ごう)感染(かんせん)(しゃ)()んだ。
 最初(さいしょ)犠牲(ぎせい)(しゃ)だ。」
親父(おやじ)!?」
(はるか)だけは(まも)ってくれ。」
東京(とうきょう)タワーの()える公衆(こうしゅう)電話(でんわ)から電話(でんわ)をしてきた高木(たかぎ)田中(たなか)哲司(てつし))は
それだけ()うと、公衆(こうしゅう)電話(でんわ)ボックスから姿(すがた)()す。

レストラン
マヤが(もど)ってこないことに不安(ふあん)(おぼ)えた(おと)(わたる)(せき)()ち・・。

(みせ)()ると、(くるま)()くなっていた。
(おと)(わたる)携帯(けいたい)電話(でんわ)(にぎ)()めて(はし)()す。

マヤのマンション
『ブラッディマンデイ』のファイルをコピーする藤丸(ふじまる)
(かれ)携帯(けいたい)()る。
「おい藤丸(ふじまる)()げろ!先生(せんせい)()えた!」
「あと10(ふん)()かる。」
「バカ!(はや)()げろ!」
「ここで()けるかよ!じゃあな。」

マンション駐車(ちゅうしゃ)(じょう)(くるま)()めるマヤ。

電源(でんげん)ボタン、コンピューターを()じたとき:
(なに)もしない』に変更(へんこう)し、USBをつけたままパソコンを()じると
藤丸(ふじまる)はマヤの部屋(へや)から()ようとする。

エレベーターの(なか)、マヤはカバンから(じゅう)()()し・・。

藤丸(ふじまる)玄関(げんかん)()ようとすると、オートロックが点滅(てんめつ)し・・。

エレベーターを()り、ゆっくりと自分(じぶん)部屋(へや)()かうマヤ。
「・・・高木(たかぎ)(くん)、どうしたの?」
マンションの部屋(へや)(まえ)藤丸(ふじまる)()っていた。
「あ!先生(せんせい)。さっきから(ちゅう)(へん)(おと)がしてるんですけど。」
「あ・・セキュリティーシステムが作動(さどう)してる!」
「え?じゃあ泥棒(どろぼう)!?
 あ、じゃあ、先生(せんせい)(おれ)(さき)()きます!」
藤丸(ふじまる)はマヤが()っていた(かぎ)(うば)い、(かぎ)()けるふりをすると
部屋(へや)()()む。
クローゼットを()けて(ちゅう)調(しら)べる藤丸(ふじまる)
「どう?」とマヤ。
(だれ)もいないです。()作動(さどう)だったみたいですね。」
()かった!
 高木(たかぎ)(くん)・・どうしたの?」
「あー、そうだ。あの、財布(さいふ)()くしちゃって。
 ここかなーと(おも)って。」
「そう。
 (いもうと)さん、大丈夫(だいじょうぶ)なの?」
「ああ、はい。なんか、(くすり)()んだら()()いたみたいで。」

マヤがお(ちゃ)準備(じゅんび)をする(あいだ)財布(さいふ)をソファーの(した)(かく)藤丸(ふじまる)
データがコピーできたかどうか、心配(しんぱい)そうにマヤの部屋(へや)(ほう)()る。
「あ!あった、()かった!」
マヤの(まえ)財布(さいふ)発見(はっけん)してみせる藤丸(ふじまる)
()かったわね。」
「・・あれ?先生(せんせい)(おと)(わたる)は?」
一緒(いっしょ)食事(しょくじ)()ったんだけどね。」
「え・・(かえ)ってきたんですか?
 えーっ!!うわ、(くや)しいだろうな、(おと)(わたる)
 (おれ)、ちょっと電話(でんわ)してやろうっと。
 あ、(おと)(わたる)?バーーカ。
 折原(おりはら)先生(せんせい)なら()ってても無駄(むだ)
 (いま)な、(おれ)二人(ふたり)でいるんだ。
 なんか、(あぶ)ない雰囲気(ふんいき)っていうか。
 (おれ)先生(せんせい)(おそ)われちゃうかも!じゃあな!」
そう(げん)いマヤに微笑(ほほえ)藤丸(ふじまる)
「おー!美味(びみ)そう!
 いっただっきまーす!」
「・・・先生(せんせい)、この部屋(へや)なんか(あつ)くないっすか?」
「そう?エアコン()れようか。」
「はい!」
「あれ・・リモコンどこいっちゃったんだろ。」
藤丸(ふじまる)がリモコンを(かく)していた。
()部屋(へや)にあるんじゃないんすか?(おれ)()てきます。」
「あ、大丈夫(だいじょうぶ)。あとで(さが)すから。
 (まど)()けると、結構(けっこう)(すず)しいのよ。」
(まど)()けるマヤ。
「・・・あ、本当(ほんとう)だ。いい(かぜ)(はい)ってきますね。」
「でしょ。
 ・・・高木(たかぎ)(くん)、さっきから(へん)よ。
 ()こうの部屋(へや)ばかり()にしてる。
 (なに)かあるの?」
「・・・」
(となり)部屋(へや)調(しら)べにいったマヤは、パソコンにUSBが()してあることに
()づく。
「・・・なーんだ。(なに)もないじゃない。」
(うし)ろに(かく)した(なに)かを操作(そうさ)する藤丸(ふじまる)
先生(せんせい)・・さっきのクリスマスの(はなし)(おれ)勘違(かんちが)いしてました。
 去年(きょねん)12月(じゅうにがつ)24(にち)先生(せんせい)がどこにいたかなんて()いても
 意味(いみ)なかったんです。
 ・・・ロシアのクリスマスって、1月(いちがつ)7(にち)なんですよね。」
「・・・」
(おと)(わたる)()いたんですけど、ロシアでキリスト(きょう)っていうと、
 ロシア聖教(せいきょう)のことで、それだと、クリスマスは1月(いちがつ)7()らしいんです。」
「・・・」
今年(ことし)1月(いちがつ)7(にち)・・先生(せんせい)、どこにいました?」
「また容疑(ようぎ)(しゃ)逆戻(ぎゃくもど)りってわけ。」
マヤはそう()微笑(ほほえ)むと、バッグの(なか)から手帳(てちょう)()()し、
「その()は・・教会(きょうかい)()ってたわ。」
教会(きょうかい)?」
「あの映像(えいぞう)(うつ)ってる、ロシアの教会(きょうかい)よ。」
「・・・」

独房(どくぼう)
本当(ほんとう)(ひと)(ころ)せるのか?」看守(かんしゅ)神島(かみじま)()く。

THIRD-i
由紀子(ゆきこ)注射(ちゅうしゃ)(はり)()された看護(かんご)()に、医者(いしゃ)()う。
発症(はっしょう)しない。」

マヤのマンション
藤丸(ふじまる)(じゅう)()きつけるマヤ。
「せっかく(やさ)しくしてあげたのに、バカね。」
「・・・」
マヤが(あや)しい微笑(ほほえ)みを()かべ・・。

番組(ばんぐみ)(ちゅう)通称(つうしょう)「ハッキング」行為(こうい)
 「不正(ふせい)アクセス禁止(きんし)(ほう)」に()れる犯罪(はんざい)です。
 ストーリー(じょう)のフィクションですので
 絶対(ぜったい)真似(まね)しないでください。』


※あらすじは一部(いちぶ)公式(こうしき)HPを引用(いんよう)しています。


(だい)2()もスピーディーな展開(てんかい)にハラハラしっぱなしでした。

(はるか)仕掛(しか)けられた爆弾(ばくだん)のシーン、
あれは(あか)(あお)、どちらが()っても(はるか)無事(ぶじ)だった()がします。
テロリストの(ねら)いはファルコンなのですから、(はるか)(なに)かがあれば
藤丸(ふじまる)絶対(ぜったい)にテロリストの仲間(なかま)にはならないでしょう。

BLODDY-X感染(かんせん)(しゃ)(だい)(いち)(ごう)
どうして彼女(かのじょ)(えら)ばれたのでしょう。
モールでの偽装(ぎそう)テロへの()()
爆弾(ばくだん)テロ?
 さっきショッピングモールで
 爆弾(ばくだん)だか(どく)ガスだかの(さわ)ぎがあったらしい。
 いたずらに()(まわ)されて警察(けいさつ)間抜(まぬ)けだよね。
 でも(だれ)()ななくて、ちょっと残念(ざんねん)・・』
これに()()けられてしまったのでしょうか。

(なに)理由(りゆう)説明(せつめい)されずに隔離(かくり)されて、そして発症(はっしょう)
孤独(こどく)絶望(ぜつぼう)(おそ)われ、(べつ)(だれ)かを道連(みちづ)れにと、
看護(かんご)()注射(ちゅうしゃ)()()してしまった。
この行動(こうどう)(こわ)かった!

「これ(ほど)殺人(さつじん)ウイルスを()()まれるなんて!
 一体(いったい)(なに)してたんだ!!
 あんた(たち)のミスで、彼女(かのじょ)(なに)()らされずに・・
 こうして孤独(こどく)()んでいくんだぞ!!
 せめて最後(さいご)まで彼女(かのじょ)見届(みとど)けて、
 その(さま)を、()()()けておけ!!」
(しき)(むら)にこう()われたから、南海(なんかい)由紀子(ゆきこ)最後(さいご)(のぞ)みをかなえようと
パソコンを()()み、ブログに投稿(とうこう)してあげたのですね。

由紀子(ゆきこ)にとって(こころ)のよりどころだったたった(ひと)つの場所(ばしょ)
でもその場所(ばしょ)さえも、(あたた)かいものではなく・・。
彼女(かのじょ)があのコメントを()なかったことだけがせめてもの(すく)いです。

患者(かんじゃ)ではなく、安田(やすだ)由紀子(ゆきこ)さんです!」
霧島(きりしま)にそう()(いかえ)南海(なんかい)のセリフに『コード・ブルー』を(おも)()しました。
きっと彼女(かのじょ)はテロの一味(いちみ)ではないですね。

(はるか)だけは(まも)ってくれ。」
高木(たかぎ)藤丸(ふじまる)へのメッセージ。
もしかして、(はるか)抗体(こうたい)()っているのかな。

看護(かんご)()さんが発症(はっしょう)しませんでした。
彼女(かのじょ)抗体(こうたい)()っているのか、それとも血液(けつえき)感染(かんせん)しないのか、
()になります。

神島(かみじま)にマインドコントロールされてしまう看守(かんしゅ)
あのロールキャベツが愛人(あいじん)(つく)った料理(りょうり)(のこ)(もの)だったなんて。
(おとこ)(ねら)うのは、(つま)?それとも愛人(あいじん)


テロリストたちの(かお)(すこ)しずつわかってきました。
(だい)(いち)()の1時間(じかん)31(ふん)()のシーン、
モールで最初(さいしょ)吐血(とけつ)してみせたのは、ピエロの(おとこ)
その(つぎ)制服(せいふく)姿(すがた)女子高(じょしこう)(せい)
そしてベビーカーの(よこ)(たお)れこむ(かみ)(なが)女性(じょせい)

女性(じょせい)A 制服(せいふく)()(わか)(おんな)富永(とみなが)発見(はっけん)。モールで()番目(ばんめ)吐血(とけつ)
女性(じょせい)B (なが)(かみ)女性(じょせい)。モールで(さん)番目(ばんめ)吐血(とけつ)
男性(だんせい)A ピエロの(おとこ)。モールで一番(いちばん)最初(さいしょ)吐血(とけつ)
男性(だんせい)B 携帯(けいたい)(はな)していた(おとこ)
金色(きんいろ)短髪(たんぱつ)(おとこ) ブルーバード。『(ねら)いうち』『()きになった(ひと)

ブロンコ急便(きゅうびん)もテロリストの(もの)のようです。
そして、テロリストに使(つか)われる人々(ひとびと)
日景(ひかげ)(きよし)(わたる)(だい)学園(がくえん)生物(せいぶつ)教師(きょうし)
城田(しろた)(まなぶ)富永(とみなが)(おっと)()りすました(おとこ)

(だい)(いち)()見返(みかえ)してみて()づいたこと。
冒頭(ぼうとう)、カフェでパソコンを使(つか)藤丸(ふじまる)のシーンのあと、
(まち)(なか)での人々(ひとびと)様子(ようす)(うつ)されていくのですが、
(ひと)ごみの(なか)に、(おと)(わたる)姿(すがた)もありました。
東京(とうきょう)タワーを(まえ)携帯(けいたい)(はな)(おとこ)後姿(うしろすがた)
歩道橋(ほどうきょう)携帯(けいたい)(はな)しながら(ある)くスーツ姿(すがた)(おとこ)
中目黒(なかめぐろ)(えき)のホームを(うし)ろを()にしながら(ある)くヒゲの(おとこ)
(かれ)らはテロリストの一員(いちいん)でしょうか?
(えき)ホームには真子(しんこ)とあおいらしき姿(すがた)(うつ)っていました。

天才(てんさい)ハッカー・藤丸(ふじまる)が、マヤのお色気(いろけ)にドキドキしちゃったり、
普通(ふつう)高校生(こうこうせい)らしさを()わせ()っているところが魅力(みりょく)(てき)です。
(なに)より(かれ)表情(ひょうじょう)がいい!