어린왕자이야기

ブラッディ・マンデイ 第07話 본문

나의 공부/Drama★Story

ブラッディ・マンデイ 第07話

grandguy 2009. 3. 23. 10:56
『テロ全貌(ぜんぼう)(いま)(よる)(あき)らかに!!非常(ひじょう)計画(けいかく)日本(にっぽん)(おそ)う!!』

独房(どくぼう)
(あや)しい(ゆび)(うご)きを()せる神島(かみじま)紫門(さいもん)嶋田(しまだ)久作(きゅうさく))。

その(ころ)石川(いしかわ)看守(かんしゅ)野間口(のまぐち)(とおる))は浅倉(あさくら)看守(かんしゅ)佐伯(さえき)(しん)殺害(さつがい)(かん)しての
取調(とりしら)べを()けていた。
交換(こうかん)殺人(さつじん)です。」と石川(いしかわ)
交換(こうかん)殺人(さつじん)?」と船木(ふなき)刑事(けいじ)蛍雪(けいせつ)(つぎ)(ろう))。
「あの(ひと)は、(つま)不倫(ふりん)相手(あいて)(ころ)してくれた。」
吉岡(よしおか)(けい)(かい)のことです。」と伊庭(いば)刑事(けいじ)尾崎(おざき)(みぎ)(むね))。
(おれ)朝倉(あさくら)さんを(ころ)さなきゃ・・(おれ)が・・あの(ひと)に・・」
「それは(なん)()()いたよ!
 だがな、独房(どくぼう)から(いち)()()ない神島(かみじま)が、
 どうやって(そと)()人間(にんげん)殺害(さつがい)できるんだよ!」
「あの(ひと)には・・そういう(ちから)がある・・。
 実際(じっさい)(ひと)(ころ)(こと)出来(でき)(ちから)が・・。
 あの(ひと)()った。
 (そと)()人間(にんげん)(ころ)してみせると。
 (おんな)(ひと)名前(なまえ)を。
 そしたら・・その(ひと)本当(ほんとう)()んだ。」
「その女性(じょせい)名前(なまえ)は?」
「・・・安田(やすだ)由紀子(ゆきこ)。」
「・・・」
石川(いしかわ)はそう()うと、(おび)(はじ)め・・。

藤丸(ふじまる)三浦(みうら)(はる)())からの連絡(れんらく)で、(はるか)川島(かわしま)(うみ)())を()れて
高木(たかぎ)()()ていく(おと)(わたる)佐藤(さとう) (けん))たち。
「うち()こうぜ。」と(おと)(わたる)
「・・・()って。
 (ぼく)・・やっぱり、(いえ)(かえ)るよ。
 あとはみんなで(たの)しんで。」と(えい)久野(ひさの)雅弘(まさひろ))。
(えい)!」とあおい(藤井(ふじい)(よし)())。
「だって・・テロ(がら)みって・・。
 これ以上(いじょう)(かか)わってたら、(ぼく)たちだってどうなるか・。」
「おい!」
「だってそうでしょう!?
 みんなは(こわ)くないの?」
「・・・」
(ぼく)(こわ)いよ。」
(えい)意気地(いくじ)なし!」とあおい。
浅田(あさだ)やめろ。」と(おと)(わたる)
(わたし)も・・」と真子(しんこ)徳永(とくなが)えり)。
「え?」
(かえ)るね。」
真子(しんこ)!」
「ごめん・・じゃあ。」
(えい)真子(しんこ)(かえ)っていく。

Jを()せた(くるま)
「いかがでした?」とブルーバード。
(すべ)順調(じゅんちょう)舞台(ぶたい)(ととの)った。
 導師(どうし)(さま)にそう(つた)えてあげて。」

刑務所(けいむしょ)(まえ)工事(こうじ)現場(げんば)(あや)しい装置(そうち)(ひかり)(はな)つ。
その振動(しんどう)を、神島(かみじま)素足(すあし)(かん)()り、指先(ゆびさき)(うご)かしながら
メッセージを()()っていく。

「さ、あとは宗方(むなかた)さんにかかってる。」とJ。

マヤ(吉瀬(よしせ)美智子(みちこ))によって殺害(さつがい)された(しき)(むら)教授(きょうじゅ)神保(じんぼ)悟志(さとし))の
パソコンには、(こう)ウイルス(ざい)在処(ありか)(みちび)手掛(てが)かりが(のこ)されていた。
藤丸(ふじまる)は、加納(かのう)松重(まつしげ)(ゆたか))、南海(なんかい)芦名(あしな)(ほし))、宗方(むなかた)村岡(むらおか)希美(のぞみ))とともに、
高木(たかぎ)()へと()かう。

THIRD-i
「テロリストの招待(しょうたい)はわかった。」
「ええ、()(ねん)(まえ)、ブラッディーXを使(つか)い、
 テロを()()こそうとした宗教(しゅうきょう)団体(だんたい)です。」
警視庁(けいしちょう)刑事(けいじ)部長(ぶちょう)大杉(おおすぎ)健一(けんいち)()。
「それは我々(われわれ)(かんが)えました。
 しかし、教祖(きょうそ)神島(かみじま)紫門(さいもん)以下(いか)主要(しゅよう)幹部(かんぶ)逮捕(たいほ)され獄中(ごくちゅう)に。
 (のこ)された幹部(かんぶ)も、24時間(じかん)体制(たいせい)監視(かんし)され、
 (あや)しい(うご)きは()せていません。
 教団(きょうだん)事態(じたい)、もはや存在(そんざい)しない。」と霧島(きりしま)吉沢(よしざわ) (ゆう))。
「いや。教祖(きょうそ)なら、(あや)しい(うご)きをしていますよ。
 同僚(どうりょう)(ころ)した、石川(いしかわ)という看守(かんしゅ)によれば、
 やつは、ある女性(じょせい)殺害(さつがい)予言(よげん)し、
 実際(じっさい)その女性(じょせい)()んだ。
 名前(なまえ)は・・安田(やすだ)由紀子(ゆきこ)。」と船木(ふなき)刑事(けいじ)
「テロリストからウイルスを(おく)りつけられた、
 (だい)(いち)(ごう)感染(かんせん)(しゃ)にして、最初(さいしょ)犠牲(ぎせい)(しゃ)でしたね。 
 これが事実(じじつ)だとしたら、教祖(きょうそ)今回(こんかい)のテロリストはつながっている。
 となると、2(ねん)(まえ)事件(じけん)はまだ()わっていない。」と大杉(おおすぎ)
「・・・」
「ところで大丈夫(だいじょうぶ)ですか?公安(こうあん)は!
 こんな指揮(しき)(かん)不在(ふざい)組織(そしき)で、テロと(たたか)えるんですか!?」
「・・・」

高木(たかぎ)()
「これが1(ねん)(まえ)親父(おやじ)(しき)(むら)教授(きょうじゅ)からプレゼントされたやつです。
 親父(おやじ)滅多(めった)(かえ)らなかったし、ずっとほったらかしにしてて・・。」
間違(まちが)いない、(おな)製造(せいぞう)番号(ばんごう)だ。」と加納(かのう)
(たし)かに、電源(でんげん)()れなければ、(だれ)からもハッキングされずにすむ。
 最高(さいこう)のデータ保管(ほかん)場所(ばしょ)です。」と藤丸(ふじまる)
「それが教授(きょうじゅ)(ねら)いだった。」と南海(なんかい)
(たく)していたんだな、(しき)(むら)は。
 お(まえ)親父(おやじ)に。」と加納(かのう)
「・・・」
(しき)(むら)言葉(ことば)(おも)()藤丸(ふじまる)
"e;(わたし)(すべ)てを(たく)せるヤツだと(しん)じていたが、見込(みこ)(ちが)いだったよ。"e;

THIRD-i
神島(かみじま)には、面会(めんかい)(じん)はおろか、()()れも手紙(てがみ)もなかったはずだな。」と霧島(きりしま)
「はい。」と工藤(くどう)
監視(かんし)(なか)に、過去(かこ)教団(きょうだん)関係(かんけい)のあったものは?」
一人(ひとり)もいません。」
外部(がいぶ)との連絡(れんらく)手段(しゅだん)がないのに、どうして安田(やすだ)由紀子(ゆきこ)殺害(さつがい)
 (めい)じることが出来(でき)たんでしょう。」と(さわ)(きた)
「・・・拘置(こうち)(しょ)監視(かんし)映像(えいぞう)()()せてくれ。」
「わかりました。」

高木(たかぎ)()
パソコンを調(しら)べる藤丸(ふじまる)
「プログラムファイルの(なか)に、さっきの製造(せいぞう)番号(ばんごう)(おな)名前(なまえ)
 フォルダがあります。
 (ひら)きます。」
それを(ひら)くと・・
あるコテージの画像(がぞう)(うつ)()される。
(なん)だこれは・・」と加納(かのう)
那須(なす)にあるコテージです。
 (ちい)さい(ころ)・・よく家族(かぞく)4(にん)(あそ)びに()っていました。
 お(ふくろ)()んでから、()かなくなって・・。
 親父(おやじ)(しき)(むら)教授(きょうじゅ)に、()(よう)になっていました。」
「じゃあここに(こう)ウイルス(ざい)が・・。」

4(にん)はそのコテージと()かう。

その(うご)きを監視(かんし)していたJは微笑(びしょう)()かべ・・。

THIRD-i
神島(かみじま)監視(かんし)映像(えいぞう)調(しら)べる霧島(きりしま)たち。
裸足(はだし)・・・。
 ()て。()拡大(かくだい)してくれ。」
「はい。」
(なに)(うご)いてますね。」と工藤(くどう)
霧島(きりしま)は、神島(かみじま)(ゆび)(うご)きを真似(まね)してみる。
そして・・
「モールス信号(しんごう)
 (なに)(おと)()こえないか解析(かいせき)してくれ!」
「わかりました!」
(おと)解析(かいせき)する(さわ)(きた)
電子(でんし)(おと)振動(しんどう)(おと)のようなものが検出(けんしゅつ)されました!
 そこだけ()()って変換(へんかん)します。
 ・・・間違(まちが)いありません。これはモールス信号(しんごう)です。
 この(ゆか)から裸足(はだし)(あし)(つう)じて、(おと)(たし)かめているんじゃ・・。」と(さわ)(きた)
(ちか)くに(おと)出所(しゅっしょ)(つく)り、そこから神島(かみじま)独房(どくぼう)まで(かす)かな振動(しんどう)(おと)
 (はつ)すれば・・外部(がいぶ)との連絡(れんらく)可能(かのう)だ!」と霧島(きりしま)
「や・・す・・だ・・ゆ・・き・・こ・・さ・・つ・・が・・い・・
 よ・・て・・い・・。
 指示(しじ)()してたのは神島(かみじま)じゃなくて、
 この(おとこ)(つう)じて外部(がいぶ)人間(にんげん)(ほう)神島(かみじま)情報(じょうほう)(つた)えていたんです!」と(さわ)(きた)
「これではっきりした。
 テロリストと教団(きょうだん)(むす)びついている!
 やつの身辺(しんぺん)警備(けいび)(つよ)め、拘置(こうち)(しょ)周辺(しゅうへん)不審(ふしん)場所(ばしょ)徹底的(てっていてき)(あら)うんだ!」
「はい!!」

THIRD-iは拘置(こうち)(しょ)(ちか)くに不審(ふしん)工事(こうじ)現場(げんば)()つけるが、
(すで)撤去(てっきょ)したあとだった。

警察(けいさつ)独房(どくぼう)からテーブルや(ほん)などを撤去(てっきょ)し・・。

拘置(こうち)(しょ)のトイレ
「たくよー。こんな夜中(よなか)だってのに。
 公安(こうあん)(きゅう)()()りやがって。
 やりにくくて仕方(しかた)ねーよ。」と船木(ふなき)
「サボってないで船木(ふなき)さんも()がかり(さが)してくださいよ。
 独房(どくぼう)以外(いがい)神島(かみじま)はこのトイレにしか()けないんですから。」
伊庭(いば)はそう()いながら、トイレ洗面所(せんめんじょ)のパイプを(はず)して調(しら)べる。
「こんなヤマは公安(こうあん)(まか)せて、
 (おれ)高木(たかぎ)竜之介(りゅうのすけ)(つい)いてーよ。」
「それ賛成(さんせい)です。」
伊庭(いば)はパイプを(はず)し・・。

意味(いみ)(ふかし)なアップ。
ここからウイルスが()かれてしまうのか!?

Jを()せた(くるま)
「そうか。やっと(かれ)らも()づいたか。
 いや、()づかせてやったというべきだね。
 うん、大丈夫(だいじょうぶ)
 警備(けいび)体制(たいせい)強化(きょうか)こそ(ぼく)たちの(ねら)いだから。」
Jは(だれ)かに無線(むせん)でそう(はな)す。
「で、そっちはどう?」
「はい。誘導(ゆうどう)してくれてますよ。(こう)ウイルス(ざい)のありかに。」
ブルーバードはパソコンを()つめながらそう(こた)える。

『まもなく、希望(きぼう)(おとず)れる』

(すべ)てが(ぼく)のシナリオどおりに(うご)()しました。
 ついにその(とき)()たんです。
 だから・・いつでもお(もど)(くだ)さい・・K。」とJ。

独房(どくぼう)
天井(てんじょう)()つめていた神島(かみじま)が、ゆっくりと視線(しせん)(もど)し・・。

(かみ)(かえ)ってくる』
(かみ)再生(さいせい)

THIRD-i
教祖(きょうそ)には、10(にん)子供(こども)がいたな。」と霧島(きりしま)
「はい。一人(ひとり)(すで)()んでおり、
 (のこ)りは幹部(かんぶ)たちと同様(どうよう)24時間(じかん)体制(たいせい)監視(かんし)され、
 ()だった(うご)きはありません。」と(さわ)(きた)

そこへ、加納(かのう)から霧島(きりしま)連絡(れんらく)(はい)る。
加納(かのう)だ。
 (しき)(むら)(のこ)した(こう)ウイルス(ざい)にたどり()きそうだ。」
了解(りょうかい)しました。場所(ばしょ)(おし)えて(くだ)さい。」
その(とき)霧島(きりしま)(だれ)かに(かた)(たた)かれる。
(いま)すぐみんなを会議(かいぎ)(しつ)へ。」鎌田(かまた)斎藤(さいとう)(あゆみ))だった。

会議(かいぎ)(しつ)
()くなった沖田(おきた)(くん)()わり、(あら)たに、公安(こうあん)特殊(とくしゅ)(さん)()課長(かちょう)
 (つと)めてもらう(こと)になった、鎌田(かまた)(くん)だ。」
(その)(あさ)局長(きょくちょう)中原(なかはら)丈雄(たけお))が紹介(しょうかい)する。
諸君(しょくん)最近(さいきん)失態(しったい)数々(かずかず)については()いている。
 教団(きょうだん)とテロリストとの関係(かんけい)見落(みお)としていたことはもとより、
 メンバーの(なか)にスパイがいたこと、
 (こう)ウイルス(ざい)開発(かいはつ)(しゃ)殺害(さつがい)されてしまったこと、
 挙句(あげく)()てには裏切(うらぎ)(もの)息子(むすこ)であり未成年(みせいねん)のハッカーである、
 高木(たかぎ)藤丸(ふじまる)捜査(そうさ)(くわ)えていること、
 この責任(せきにん)(すべ)ては、霧島(きりしま)(くん)にある。
 (きみ)は、婚約(こんやく)(しゃ)だけでなくTHIRD-iという組織(そしき)すらも(ころ)()なのか?」
「・・・」
一体(いったい)どれだけの犠牲(ぎせい)(はら)ったら()()むんだ。」
(こぶし)(にぎ)()める霧島(きりしま)
「だが安心(あんしん)してほしい。
 (わたし)()たからには、組織(そしき)(いき)()(かえ)し、
 (かなら)ずや、テロに()()つことが出来(でき)るだろう。
 以後(いご)(すべ)ての情報(じょうほう)(わたし)()げるように。
 (わたし)(ただ)しい判断(はんだん)(くだ)す!
 ではこれより(あさ)()けてみっちり捜査(そうさ)状況(じょうきょう)報告(ほうこく)をしてもらおうか、
 霧島(きりしま)主任(しゅにん)。」
「そんな余裕(よゆう)(いま)我々(われわれ)にはありません!
 局長(きょくちょう)!」
「・・・鎌田(かまた)(くん)判断(はんだん)に、(ゆだ)ねろ。」
「・・・」

(なに)なんですか、あの(ひと)。」と工藤(くどう)
「ったく、こんな大事(だいじ)(とき)に・・
 やりにくくなりそうねー。」と(さわ)(きた)

藤丸(ふじまる)たちは、山奥(やまおく)のとあるコテージへとたどり()く。
コテージのドアの(かぎ)をピッキングする加納(かのう)
真似(まね)すんなよ。」
「しませんよ。」

()(かい)(おく)部屋(へや)に、研究(けんきゅう)(しつ)があった。
保存(ほぞん)()(とびら)()ける宗方(むながた)
「みなさん!」
「・・・それか。」と加納(かのう)
(たし)かに・・(こう)ウイルス(ざい)です。
 100(にん)(ぶん)はあります。」と宗方(むながた)
その言葉(ことば)(うれ)しそうに微笑(ほほえ)藤丸(ふじまる)
()て!」
加納(かのう)異変(いへん)()づく。
コテージの(まわ)りをテロリストが()(かこ)んでいたのだ。
(いち)(かい)()りた4(にん)加納(かのう)南海(なんかい)突撃(とつげき)(そな)える。
加納(かのう)はテロリストの(なか)にマヤの姿(すがた)()つけ・・
「あのヤロウ!」
(かく)れて。」南海(なんかい)藤丸(ふじまる)()う。

()こえるか?加納(かのう)だ。(てき)(かこ)まれた。至急(しきゅう)応援(おうえん)(たの)む。」
「すみません、(いま)霧島(きりしま)さんが(うえ)(つか)まってて。」と(さわ)(きた)
(のぼ)って(なに)だよ、いいから(はや)くよこせ。」
「ですから、指揮(しき)系統(けいとう)()わって(なに)出来(でき)ないんです!」
「そんなこと()ってる場合(ばあい)じゃねーだろ!
 こっち見殺(みごろ)しにする()か!?
 とにかく(はや)くよこせ!」

パソコンを(ひろ)げる藤丸(ふじまる)

マヤたちにJの指示(しじ)()ぶ。
「さあみんな、わかってるよね。
 今回(こんかい)こそ絶対(ぜったい)失敗(しっぱい)(ゆる)されない。
 ()きるか()ぬか。
 (かみ)人間(にんげん)かの瀬戸際(せとぎわ)だ。
 Kにはこう報告(ほうこく)してある。
 失敗(しっぱい)した連中(れんちゅう)(ばっ)(くだ)準備(じゅんび)出来(でき)てるってね。
 (ぼく)だって、やたら滅多(めった)(ばつ)(くだ)したいわけじゃない。
 だから・・頑張(がんば)ってね。」

「やるしかないわな・・。」加納(かのう)がおでこの絆創膏(ばんそうこう)(はず)す。
「でもどうしてこの場所(ばしょ)が・・」と南海(なんかい)

「さあ、()くわよ。」とマヤ。
テロリストたちがコテージに(ちか)づいていく。

「さあ、(らい)いや!」と加納(かのう)

その(とき)
()て。状況(じょうきょう)()わった。しばらく待機(たいき)
 ()(かえ)す。しばらく待機(たいき)。」とJの(こえ)
待機(たいき)?」とマヤ。
(てき)(わな)仕掛(しか)けている可能(かのう)(せい)()てきた。
 確認(かくにん)できるまでしばらく待機(たいき)。」
「・・・」

加納(かのう)たちがテロリストの異変(いへん)()づく。
「よし!」と藤丸(ふじまる)
「さっきから、(なに)してるの?」と宗方(むながた)
(てき)通信(つうしん)(もう)()()ったんです。
 アナログ無線(むせん)()はパソコンでハッキングするのは無理(むり)だけど、
 無線(むせん)()とコードレスヘッドセットを(つな)ぐグルエッドエス?なら
 侵入(しんにゅう)できる。
 まる()こえになった(てき)音声(おんせい)から、リーダーの(こえ)をサンプリングし、
 (にせ)命令(めいれい)をやつらに()かせてるんだ。」

全員(ぜんいん)、コテージから(はな)れ、命令(めいれい)するまでそこで待機(たいき)
 絶対(ぜったい)(うご)くな』
藤丸(ふじまる)(つく)った(にせ)指令(しれい)がテロリストの無線(むせん)()(とど)く。

『まだ(うご)くな』
「これでしばらく時間(じかん)(かせ)げる。」と藤丸(ふじまる)

「J!J!」とマヤ。
「まだ(うご)くな。待機(たいき)だ。」
「・・・J!J!」
マヤたちがコテージに突入(とつにゅう)すると、藤丸(ふじまる)たちの姿(すがた)(すで)になかった。

コテージから()げる藤丸(ふじまる)たちだったが、すぐにテロリストに
()いつかれてしまう。
加納(かのう)南海(なんかい)はテロリストと銃撃(じゅうげき)(せん)()(ひろ)げるが、
加納(かのう)はマヤに(じゅう)()きつけられ・・
「よく頑張(がんば)りました。」
「・・・」

宗方(むなかた)さん・・」
()(かく)れながら、藤丸(ふじまる)宗方(むながた)(なに)かを()う。

マヤが(こう)ウイルス(ざい)確認(かくにん)する。
「これで全部(ぜんぶ)?」
宗方(むなかた)(うなず)く。
残念(ざんねん)だったわね。これはいただいていくわ。
 ・・・」
マヤが藤丸(ふじまる)(じゅう)()きつける。
しなたなくポケットに(かく)した(こう)ウイルス(ざい)を2つ(わた)藤丸(ふじまる)
「ほんっとに油断(ゆだん)のならない()ね。」
笹井(ささい)だ。全員(ぜんいん)待機(たいき)!」
テロリストはTHIRD-iの無線(むせん)傍受(ぼうじゅ)し、発砲(はっぽう)しながら()()す。
「そうそう、ご苦労(くろう)(さま)宗方(むなかた)さん。」とマヤ。
「え!?」
「あなたが発信(はっしん)()()っていてくれたお(かげ)で、
 ここまで()れたわ。」
「・・・」
マヤはそう()いその()から()()す。
マヤの言葉(ことば)呆然(ぼうぜん)となる宗方(むながた)・・。

高木(たかぎ)運転(うんてん)する(くるま)助手(じょしゅ)(せき)にはマヤ。
息子(むすこ)さんに()えずに、残念(ざんねん)ね。」
「・・・」
(あぶ)なかったのよ。(わたし)(おも)わず()ちそうになっちゃったんだから。
 息子(むすこ)さんを。」
(おれ)ではなく報告(ほうこく)はJにしたらどうだ?」

「うん。(こう)ウイルス(ざい)無事(ぶじ)確保(かくほ)ね!」上機嫌(じょうきげん)なJ。
「はい。」とマヤ。
「で、宗方(むなかた)さん()した?」
「・・・彼女(かのじょ)は、THIRD-iにつかまったところで、
 (わたし)たちのこと()るわけでもないのに。」
(ちが)(ちが)(ちが)う。 
 もう利用(りよう)価値(かち)ないんだからさ。」
「すみません。」
(かみ)(ため)()ねるだなんて光栄(こうえい)人間(にんげん)だろう。」
「・・・」
「で、もちろんそこにあった(こう)ウイルス(ざい)はぜーんぶ回収(かいしゅう)
 したんだよね?」
「ええ。」
絶対(ぜったい)だよー。
 もし全部(ぜんぶ)じゃなかったら、今度(こんど)こそマヤに(ばっ)(くだ)さないと
 いけなくなるからさ。」
「・・わかってます。」
「じゃあね!」
「・・・」

THIRD-iがコテージに到着(とうちゃく)
「あんたテロリストとつながってるのか?」
加納(かのう)宗方(むながた)()く。
(わたし)(なに)も・・」
(もど)ったら(はなし)()かせてもらおうか。」

(みなみ)です。
 すみません、せっかく()つけた(こう)ウイルス(ざい)を、(すべ)て、」
南海(なんかい)報告(ほうこく)()れていると、藤丸(ふじまる)(こえ)をかける。
(みなみ)さん。」
(みみ)(うえ)にに(かく)した(こう)ウイルス(ざい)()せる。
「なんとかこれだけは、確保(かくほ)できました。」
そう()微笑(ほほえ)藤丸(ふじまる)

『かすかな希望(きぼう)

テロリストのアジト
スロットマシンで(あそ)ぶJ。
「どうぞ。」マヤが(こう)ウイルス(ざい)(わた)す。
「Kに報告(ほうこく)しなくちゃ!」

独房(どくぼう)
刑事(けいじ)一家(いっか)伊庭(いば)です。
 (さい)捜査(そうさ)。」
看守(かんしゅ)にそう()い、独房(どくぼう)(はい)っていく伊庭(いば)
「もう(すこ)し、お(はなし)(うかが)いますよ。」
そう()いボールペンを()せ・・。

伊庭(いば)がテロの一員(いちいん)だったとは!

THIRD-i
「5(にん)(ぶん)(こう)ウイルス(ざい)高木(こうぼく)が!?」と霧島(きりしま)
「はい。
 それを(もと)に、研究(けんきゅう)量産(りょうさん)(かさ)ねれば。
 ・・鎌田(かまた)課長(かちょう)には?」と(さわ)(きた)
「まずは、本物(ほんもの)確証(かくしょう)()てからだ。」

女性(じょせい)メンバーが鎌田(かまた)()ばれる。
「お()びでしょうか。」
(きみ)ら、高木(たかぎ)竜之介(りゅうのすけ)がスパイであるという証拠(しょうこ)のビデオを、
 ()ってるそうだね。」
「・・はい。」
()せたまえ。」

南海(なんかい)(くるま)自宅(じたく)(もど)藤丸(ふじまる)
「ありがとうございました。」
「あんたは使命(しめい)()(とう)した。
 やるべきことはやった。
 だからあとは(まか)せな。」
「・・・失礼(しつれい)します。」

(いえ)(はい)ろうとすると、玄関(げんかん)から船木(ふなき)刑事(けいじ)()てきた。
「あんたうちで(なに)やってんだよ!」
捜査(そうさ)だよ。」
そう()()()船木(ふなき)

(はるか)!」
「お(にい)ちゃん・・(とう)さんのせいで(ひと)()んだって本当(ほんとう)?」
(はるか)は、竜之介(りゅうのすけ)がスパイを研究(けんきゅう)施設(しせつ)(みちび)きいれる映像(えいぞう)()ていた。
(とう)さん人殺(ひとごろ)しなの!?
 テロリストなの!?」
「・・(はるか)、それは、」
「ごまかさないで!
 お(にい)ちゃん()ってて(だま)ってたんでしょう!?
 (わたし)のことずっと(だま)してたんでしょう!?」
「・・・(はるか)、ちょっと()て!」
(さわ)らないでよ!!
 ・・・お(にい)ちゃんもお(とう)さんも・・(しん)じられない!」
(はるか)はそう()い、自分(じぶん)部屋(へや)(こも)ってしまう。
「・・・」

船木(ふなき)刑事(けいじ)()いかける藤丸(ふじまる)
「おい()てよ!
 (いもうと)には関係(かんけい)ねーだろ!なんであんなもん()せるんだよ!
 あいつがどんなに(くる)しむか(かんが)えなかったのかよ!!」
タバコの(けむり)藤丸(ふじまる)()きかける船木(ふなき)
(おれ)たちが気遣(きづか)うのはな、(ころ)された被害(ひがい)(しゃ)家族(かぞく)だよ。
 心臓(しんぞう)(びょう)だかなんだか()らねーけど、
 人殺(ひとごろ)しの(むすめ)気遣(きづか)ってる(ひま)は、ないね。」
「テメー!」
船木(ふなき)(つか)みかかろうとする藤丸(ふじまる)だが、反対(はんたい)にねじ()せられてしまう。
「じゃ、また(いもうと)(はなし)()きに(きた)るわ。」
船木(ふなき)はそう()いその()()()る。
藤丸(ふじまる)(くや)しそうに船木(ふなき)()つめ・・。

(せま)りくる絶望(ぜつぼう)
『やがて(かげ)は、(ひかり)支配(しはい)するだろう』

船木(ふなき)遺体(いたい)発見(はっけん)される。
目撃(もくげき)証言(しょうげん)()ました。
 死亡(しぼう)推定(すいてい)時刻(じこく)直前(ちょくぜん)に、船木(ふなき)さんと()(いあらそ)っていた(おとこ)がいます。」と伊庭(いば)
(だれ)なんだ?そいつは。」と刑事(けいじ)

テロリストのアジト
了解(りょうかい)。」電話(でんわ)()るブルーバード。
「さー、(はじ)まったよファルコン。
 もう後戻(あともど)りは出来(でき)ないよ。」とJ。

(まち)(ある)きながら、藤丸(ふじまる)霧島(きりしま)電話(でんわ)をする。
霧島(きりしま)だ!お(ぜん)・・」
船木(ふなき)って刑事(けいじ)から()いた。
 あんたら、(おれ)裏切(うらぎ)ったろ!」
(なに)()ってる。」
「とぼけんなよ!
 親父(おやじ)(しき)(むら)教授(きょうじゅ)誘拐(ゆうかい)手引(てび)きしたビデオを、 
 あの刑事(けいじ)(わた)したろ!」
「・・・」鎌田(かまた)仕業(しわざ)だと()づく霧島(きりしま)
「そのせいでな・・(はるか)は・・(はるか)はな・・」
高木(たかぎ)()()いて()いてくれ。
 (もう)(わけ)ないが、こちらも(いま)混乱(こんらん)している。
 指揮(しき)系統(けいとう)()わってしまったんだ。
 (いま)(わたし)には、」
「そっちの問題(もんだい)(おれ)らには関係(かんけい)ない!」
「いいから()け!」
「・・・」
(さき)ほど、その船木(ふなき)刑事(けいじ)(ころ)された!」
「・・・」
警察(けいさつ)は、事件(じけん)重要(じゅうよう)参考(さんこう)(じん)としてお(まえ)行方(ゆくえ)()っている。
 どこにいるんだ?
 我々(われわれ)がすぐに保護(ほご)しよう。」
「・・・(しん)じられるか。あんたらなんか(しん)じられるかよ!」
電話(でんわ)()った藤丸(ふじまる)は、警官(けいかん)らから(かく)れながら(まち)(ちゅう)(ある)いていく。

藤丸(ふじまる)携帯(けいたい)()る。
高木(たかぎ)(くん)(いま)どこ?
 高木(たかぎ)(くん)(いま)パトカーとか()まって大変(たいへん)なことになってる。」真子(しんこ)からだった。

警官(けいかん)()つかった藤丸(ふじまる)は、フードをかぶり、ゲームセンターへと()()む。
警官(けいかん)(おな)じような服装(ふくそう)人物(じんぶつ)()()られている(あいだ)に、
藤丸(ふじまる)裏口(うらぐち)から()()し・・。

()(まど)藤丸(ふじまる)は、突然(とつぜん)路地(ろじ)(うら)()()まれる。
(おと)(わたる)だった。

THIRD-i
鎌田(かまた)部長(ぶちょう)!」と霧島(きりしま)
「なんだ、ノックぐらいしろ。」
「どうしてあのビデオを高木(たかぎ)(はるか)()せるよう手配(てはい)したんですか?
 しかも、警視庁(けいしちょう)刑事(けいじ)使(つか)って。
 勝手(かって)真似(まね)しないで(くだ)さい。」
勝手(かって)真似(まね)
 それは(きみ)らの(ほう)だろう。こそこそ捜査(そうさ)しやがって。
 間違(まちが)っているのは(きみ)らの(ほう)だ。
 (いま)あるテロへの危機(きき)は、(くに)全体(ぜんたい)問題(もんだい)であり、
 公安(こうあん)警察(けいさつ)も、一丸(いちがん)にならねばならん。
 そのためにいかなる手段(しゅだん)(もち)いても、関連(かんれん)するあらゆる事件(じけん)
 捜査(そうさ)する必要(ひつよう)がある。
 高木(たかぎ)竜之介(りゅうのすけ)事件(じけん)はとくにな。」
「・・・課長(かちょう)我々(われわれ)信用(しんよう)ならないと?」
当然(とうぜん)だ。
 ゆえに(わたし)()うとおりに(うご)けばいい。
 それで、(こう)ウイルス(ざい)(かん)する報告(ほうこく)(おく)れているようだが、
 まだ()つかっていないのか?」
「・・・すみません。まだ・・。」
「やはり、役立(やくだ)たずだ。」
「・・・」

(おと)(わたる)(ある)藤丸(ふじまる)
(はなし)はわかってる。
 多分(たぶん)(まえ)ははめられたんだろう、お(まえ)(おや)(とう)さんみたいに。
 (おれ)(たち)がお(まえ)(まも)る。」
(おと)(わたる)はそう()い、あおいに電話(でんわ)をする。
(ちょう)()か?藤丸(ふじまる)(つか)まえた。」

「こっちも真子(しんこ)合流(ごうりゅう)した。
 真子(しんこ)がね、いい(かく)場所(ばしょ)があるからって。」

(かく)場所(ばしょ)?」

「ひとまず、そこに高木(たかぎ)(くん)()て。」

「わかった。どこだ?」

THIRD-i
高木(たかぎ)()われているそうだな。(いま)どこだ?」加納(かのう)霧島(きりしま)()う。
「それが(まった)く。
 携帯(けいたい)電源(でんげん)()られていて・・。」
高木(たかぎ)(いもうと)はどうしている?」
(いま)警視庁(けいしちょう)監視(かんし)()にいます。」

高木(たかぎ)()にやって()伊庭(いば)は、(はるか)()つめ・・。

(おと)(わたる)藤丸(ふじまる)学校(がっこう)で、(えい)、あおい、真子(しんこ)合流(ごうりゅう)
「ここは?」
(えい)入学(にゅうがく)直後(ちょくご)(つく)った暗室(あんしつ)。」とあおい。
一応(いちおう)新聞(しんぶん)()だからと(おも)って。
 (ひら)かずの(あいだ)って(うわさ)のあった部屋(へや)先生(せんせい)無理(むり)()って()りてたんです。
 まあ・・結局(けっきょく)、このデジカメ時代(じだい)じゃね。使(つか)勝手(がって)がなくて。」
(えい)なりに(かんが)えてたんだって。
 ここなら、高木(たかぎ)(くん)(かく)れる(こと)出来(でき)るかもって。」とあおい。
「・・・でも、お(まえ)たちまで()()む、」
(わたし)たち、仲間(なかま)だから・・ね。」と真子(しんこ)
「うん。
 もう・・(しもべ)・・()げないから。」と(えい)
(えい)・・。」と(おと)(わたる)
「・・(わる)い、みんな。」と藤丸(ふじまる)
「はい!じゃあ、そうと()まったら、みんなで片付(かたづ)ける?」とあおい。
「そうだな。」
自分(じぶん)(ため)部屋(へや)片付(かたづ)(はじ)めるみんなを()つめる藤丸(ふじまる)
そんな(なか)(えい)(せき)をする。

THIRD-i
中身(なかみ)には(なに)のデータもなく、
 唯一(ゆいいつ)発信(はっしん)()だけが巧妙(こうみょう)仕掛(しか)けられていた。
 あなたが教団(きょうだん)となんら関係(かんけい)()(こと)十分(じゅうぶん)にわかりました。
 では一体(いったい)、これはどうやって入手(にゅうしゅ)したんですか?」霧島(きりしま)宗方(むながた)()()める。
「・・(もら)ったんです。」
(だれ)に?」と加納(かのう)
「ある、数学(すうがく)(しゃ)に。」
数学(すうがく)(しゃ)?」

(あたら)しい論文(ろんぶん)()いたから()んでくれませんか?」
Jが宗方(むながた)にUSBを(わた)したのだ。

名前(なまえ)は・・・神崎(かんざき)・・(じゅん)。」

テロリストのアジト
以上(いじょう)が、導師(どうし)(さま)奪還(だっかん)するための計画(けいかく)
 Kが()たす役割(やくわり)(もう)(ぶん)ない。
 どうだろう。」とJ。
(あわ)てふためくTHIRD-iの姿(すがた)()()かびます。」とマヤ。
(きみ)がこれ以上(いじょう)失態(しったい)(かさ)ねなければね。」とJ。
「・・・」
「はーい、みなさん注目(ちゅうもく)。」
テロリストがJの(まわ)りに(あつ)まる。
「ついに明日(あした)導師(どうし)(さま)(ぼく)らの(もと)へお(かえ)りになる。
 あとはあのウイルスを東京(とうきょう)にばら()くだけだ。
 ()もなく、(えら)ばれし(しゃ)以外(いがい)(すべ)てが()える。
 (ぼく)たちは(かみ)になるんだ。
 (かみ)にしか()えない景色(けしき)を・・一緒(いっしょ)()ようではないか。」
Jの言葉(ことば)にテロリストたちの(かお)(かがや)く。
それを()つめる高木(たかぎ)
「みーんなこういうのが()きなんだよなー。
 (きみ)言葉(ことば)さ。・・・K。
 お(たの)しみはこれから。」

希望(きぼう)(ひかり)よ、(われ)らに(ちから)を』

THIRD-i
(さわ)(きた)数学(すうがく)(しゃ)神崎(かんざき)(じゅん)という(おとこ)(さが)してくれ。」と霧島(きりしま)
「はい。」
(だれ)だそいつは!」と鎌田(かまた)
「・・・」
(だれ)なんだそいつは。」
「・・・」

(おお)いなる(かげ)よ、(われ)らに(ちから)を』

暗室(あんしつ)
買出(かいだ)しに()かけようとする(えい)(おと)(わたる)、あおい、真子(しんこ)
藤丸(ふじまる)はここにいろよ。」
「・・・」
「どうした?」「高木(たかぎ)(くん)?」
(はるか)・・どうしてるのかなと(おも)って。
 (おれ)までこんなことになって・・。」

高木(たかぎ)()
(はるか)見張(みは)伊庭(いば)刑事(けいじ)

暗室(あんしつ)
「わかった。
 そしたら、(わたし)九条(くじょう)(くん)様子見(ようすみ)()く。」とあおい。
本当(ほんとう)か!?」
安心(あんしん)して。」
「ありがとう!」
(えい)?」と真子(しんこ)
(えい)鼻血(はなぢ)()していて・・。
大丈夫(だいじょうぶ)!?」
(つぎ)瞬間(しゅんかん)(えい)吐血(とけつ)する。
(えい)!」

テロリストのアジト
ロッキングチェアに()られながら、Jは微笑(びしょう)()かべ・・。

※あらすじは一部(いちぶ)公式(こうしき)HPを引用(いんよう)しています。