나의 공부/Drama★Story

ブラッディ・マンデイ 第08話

grandguy 2009. 3. 23. 10:58
『ついに大量(たいりょう)感染(かんせん)!?拘置(こうち)(しょ)(ねむ)犯罪(はんざい)(しゃ)(だい)脱走(だっそう)計画(けいかく)全貌(ぜんぼう)

警察官(けいさつかん)船木(ふなき)(ほたる)(ゆき)次郎(じろう))を(ころ)したという無実(むじつ)(つみ)()せられ()われる
藤丸(ふじまる)三浦(みうら)(はる)())を、(おと)(わたる)佐藤(さとう)(けん))、あおい(藤井(ふじい)(よし)())、
真子(しんこ)徳永(とくなが)えり)、(えい)久野(ひさの)雅弘(まさひろ))ら新聞(しんぶん)()のメンバーが
学校(がっこう)一室(いっしつ)でかくまうことに。

家族(かぞく)がバラバラになり「THIRD-i(サードアイ)」も信用(しんよう)出来(でき)なくなった
藤丸(ふじまる)にとって、そこは唯一(ゆいいつ)()()ける場所(ばしょ)であった。

そんな(なか)(えい)鼻血(はなぢ)()し、吐血(とけつ)する。
洗面(せんめん)(だい)()()みそこでまた()()(えい)
あおいは(えい)背中(せなか)心配(しんぱい)そうにさすっている。
洗面所(せんめんじょ)(ひろ)がる鮮血(せんけつ)(みず)(なが)(えい)
それを()つめる(おと)(わたる)真子(しんこ)、そして藤丸(ふじまる)
「どうしちゃったんだろう・・」と(えい)
病院(びょういん)()こう。」とあおい。
「ちょ・・ちょっと()って。()って!」
藤丸(ふじまる)()めようとしているところへ、テロリスト2(めい)(じゅう)()
やって()た。
(ひさ)しぶり、ファルコン!」とピエロの(おとこ)

二人(ふたり)藤丸(ふじまる)たちを(べつ)部屋(へや)()れていく。
その(とき)、Jの(こえ)校内(こうない)アナウンスから(なが)れる。
本日(ほんじつ)晴天(せいてん)なり。本日(ほんじつ)晴天(せいてん)なり。
 (ぼく)(こえ)()こえるかな。
 殺人(さつじん)(はん)高木(たかぎ)藤丸(ふじまる)(くん)
 見事(みごと)無実(むじつ)(つみ)()われちゃったね。
 一体(いったい)犯人(はんにん)(だれ)だろうね。」
「・・・やっぱりお(まえ)らか!」と藤丸(ふじまる)
土曜日(どようび)学校(がっこう)(だれ)もいないと(おも)ったでしょう。
 残念(ざんねん)
 教室(きょうしつ)()ってるね。特別(とくべつ)授業(じゅぎょう)(はじ)まるよ。」

SAT14:25
藤丸(ふじまる)たちの教室(きょうしつ)教壇(きょうだん)に、パソコンが()いてあり、
そこにJ(成宮(なるみや)(ひろし)(たかし))の姿(すがた)(うつ)()される。
Jを()つめる(おと)(わたる)真子(しんこ)
Jが()()る。
「この(ひと)・・」とあおい。
「J。」と藤丸(ふじまる)
「え!?」とあおい。
「テロリストのリーダー。」と藤丸(ふじまる)
「おめでとう。
 まず、立川(たちかわ)(えい)(くん)見事(みごと)合格(ごうかく)です。」
合格(ごうかく)!?」とあおい。
「そしてファルコンを(ふく)めたそこにいる4(にん)も、
 仲良(なかよ)全員(ぜんいん)(そろ)って合格(ごうかく)ってことになる。」
「どういうこと?」
「・・テロリストが()つ、ウイルスに感染(かんせん)したってことだろう。」と(おと)(わたる)
正解(せいかい)!」とJ。
「お(まえ)ら!(なに)でこいつらを()()むんだ!
 お(まえ)らの目的(もくてき)(おれ)じゃなかったのか!」
藤丸(ふじまる)がテロリストの一人(ひとり)にはむかう。
「そうだよー。
 (ぼく)らは(きみ)()しかったけど、(きみ)がもたもたしているから。
 ()きちゃった!」
「・・・」
(きみ)はもう(よう)()みなんだよ。
 ま、それだけじゃないんだけどね。」

世界(せかい)は、(ひかり)(かげ)で、できている』

関東(かんとう)特殊(とくしゅ)拘置(こうち)(しょ)
(ひかり)と・・(かげ)・・。」神島(かみじま)紫門(さいもん)嶋田(しまだ)久作(きゅうさく))が(つぶや)く。

THIRD-i
宗方(むなかた)(ひとみ)村岡(むらおか)希美(のぞみ))を()調(しら)べる霧島(きりしま)吉沢(よしざわ) (ゆう))。
出会(であ)いは、偶然(ぐうぜん)()にした(いち)(さつ)論文(ろんぶん)でした。
 すごく(ひか)るものを(かん)じて、(かれ)なら、その(とき)(わたし)(なや)んでいた、
 新薬(しんやく)塩基(えんき)配列(はいれつ)について、数式(すうしき)()けるのではないかと(おも)ったんです。
 で、つい二日(ふつか)(まえ)、やっと知人(ちじん)(つう)じて紹介(しょうかい)されました。」
「その神崎(かんざき)(じゅん)とは、この(おとこ)?」
霧島(きりしま)卒業(そつぎょう)アルバムを()せる。
(ちが)います。」
「では、これは?」Jのスナップ写真(しゃしん)()せる霧島(きりしま)
(かれ)です。
 (かれ)にこれを(わた)された直後(ちょくご)、みなさんが(わたし)のところに()て、
 捜査(そうさ)協力(きょうりょく)(もと)められました。」
「そのまま、発信(はっしん)()仕込(しこ)まれていると()らずに、
 ()(ある)いてしまったと。」
宗方(むなかた)(うなず)く。

内線(ないせん)電話(でんわ)()る。
霧島(きりしま)さん、関東(かんとう)特殊(とくしゅ)拘置(こうち)(しょ)異変(いへん)です。
 原因(げんいん)不明(ふめい)停電(ていでん)発生(はっせい)した模様(もよう)です。」
「わかった。
 加納(かのう)さん、あとお(ねが)いします。」

モニター(しつ)()調(しら)べを見守(みまも)っていた加納(かのう)松重(まつしげ) (ゆたか))がやってくる。
知人(ちじん)って(だれ)ですか?」
「・・警視庁(けいしちょう)捜査(そうさ)(いち)()の・・」

テロリストのアジト
ブルーバードが()()つ。
「ウー!さすがブルーバード(くん)
 ていうか、(まえ)にファルコンがやった真似(まね)だもんね。」
「・・・」
冗談(じょうだん)だよー。じゃあ、プランAの開始(かいし)といきますか。」
Jはマヤ(吉瀬(よしせ)美智子(みちこ))に携帯(けいたい)(わた)し・・。

拘置(こうち)(しょ)
(くさ)いな・・」「(くさ)くないか?」
停電(ていでん)してしまった施設(しせつ)(ない)調(しら)べるTHIRD-i隊員(たいいん)たち。
(すべ)ての空調(くうちょう)()まっています。
 すぐに非常(ひじょう)電源(でんげん)換気扇(かんきせん)(まわ)します。」と職員(しょくいん)
(たの)みます。」
了解(りょうかい)しました。」

悪臭(あくしゅう)がトイレ(ない)洗面(せんめん)(だい)から()きている(こと)を、まだ(だれ)()づかず・・。

施設(しせつ)(ない)換気扇(かんきせん)(まわ)()した。

SAT15:36
学校(がっこう)
教室(きょうしつ)(すみ)(えい)()かせる藤丸(ふじまる)たち。
「この(ひと)たちは平気(へいき)なの!?」とあおい。
「きっと、(こう)ウイルス(ざい)()んでいる。」と藤丸(ふじまる)
正解(せいかい)。」とテロリスト。
「あなた(たち)(えい)をこんな()()わせて(なに)目的(もくてき)なの!?
 (なに)のためにこんなことするのよ!」とあおい。

「いい質問(しつもん)だね。(あし)(はや)いお(じょう)さん。
 12(びょう)(だい)()せたかな?」とJ。
「・・・」
今回(こんかい)(ぼく)は、ある方程式(ほうていしき)(つく)った。
 THIRD-iの(ひと)たち、そしてファルコンにこの問題(もんだい)()けるでしょうか。
 ちゃんと(かんが)えればきちんと証明(しょうめい)できる問題(もんだい)だ。」
「・・・」

THIRD-i
(さわ)(きた)阿南(あなみ)敦子(あつこ))が霧島(きりしま)電話(でんわ)()()ぐ。
霧島(きりしま)だ。」
「ずいぶんお(つか)れのようねー。
 (こえ)(くら)いわよ。」マヤだった。
「お(まえ)・・」
安田(やすだ)由紀子(ゆきこ)中川(なかがわ)沙織(さおり)(つづ)く、(だい)3のウイルス感染(かんせん)(しゃ)
 お(おし)えしましょう。」
(だれ)だ。」
高木(たかぎ)藤丸(ふじまる)。」
「・・バカ()うな!
 お(まえ)らが()しがっているファルコンを(ねら)うわけない。」
今度(こんど)は、本物(ほんもの)
 同時(どうじ)に、(きゅう)(じょう)(おと)(わたる)(ふく)む4(にん)のクラスメイトも感染(かんせん)したから。
 (うそ)だと(おも)うなら、(いま)から証拠(しょうこ)映像(えいぞう)(おく)るわ。」

THIRD-iに"e;nyan-nyan"e;という送信(そうしん)(しゃ)からメールが(とど)く。
霧島(きりしま)さん!」
(さわ)(きた)がファイルを(ひら)くと、藤丸(ふじまる)たち5(にん)姿(すがた)(うつ)()される。

(はや)くしないと、みんな()んじゃうぞー。
 (すく)えるのは、わたし(たち)だけ。」
(こう)ウイルス(ざい)か?」と霧島(きりしま)
(わたし)()条件(じょうけん)()めば、すぐに5(にん)(ぶん)(こう)ウイルス(ざい)(とど)けて
 ()()げましょう。」
「・・・」

学校(がっこう)
(ぼく)たちの要求(ようきゅう)は、教祖(きょうそ)神島(かみじま)紫門(さいもん)釈放(しゃくほう)
 見返(みかえ)りに、(きみ)たちへ(こう)ウイルス(ざい)(わた)解放(かいほう)しようと(おも)う。」とJ。
「・・・」
誤解(ごかい)しないでよ。
 (いま)(ぼく)たちと(きみ)たちは(おな)希望(きぼう)(ひかり)()えているはずだ。
 神島(かみじま)紫門(さいもん)釈放(しゃくほう)されれば(きみ)たちは(たす)かるんだから。」
「・・・」
「わかってないのはこの(くさ)った(くに)(かた)さ。
 (きみ)ら5(にん)(いのち)よりも、神島(かみじま)紫門(さいもん)()(ごろ)しにすることを
 (えら)ぶかもしれない。
 死刑(しけい)執行(しっこう)せず、独房(どくぼう)監禁(かんきん)しているだけの(おとこ)(ほう)大事(だいじ)だと
 判断(はんだん)しちゃったりして。
 あ!ファルコンはファルコンで(かんが)えてね。
 この方程式(ほうていしき)元々(もともと)(きみ)から(はじ)まっているんだから。」
「・・・」
「じゃあ(みな)さん、くれぐれも最後(さいご)まで希望(きぼう)()てないように。」
Jはそう()いモニターを()る。

希望(きぼう)があるから、絶望(ぜつぼう)がある』

THIRD-iらが学校(がっこう)()(かこ)む。
「カモがきたカモが!」と(わら)うテロリスト。

教室(きょうしつ)
「みんな・・・本当(ほんとう)にすまない・・。
 (おれ)(たす)けたばかりに・・こんなことに()()んじゃって・・。」
そう()藤丸(ふじまる)()(えい)(つか)む。
(えい)?」
()ぎたことなんて、どうでもいいですよ。
 それより・・これからどうするか、(かんが)えましょう。」
(えい)笑顔(えがお)(なみだ)(なが)藤丸(ふじまる)
「そうだ。
 お(まえ)(たす)けようとしたのも、(おれ)たちが(もち)んでしたことだからな。」と(おと)(わたる)

そこへテロリストたちが(わら)いながら(もど)ってくる。
(うつく)しいねー。友情(ゆうじょう)!」
「お(まえ)らに(ころ)されてたまるか!」と藤丸(ふじまる)
「じゃあ、使(つか)ってみる?
 もう携帯(けいたい)もパソコンも電波(でんぱ)という電波(でんぱ)(すべ)妨害(ぼうがい)したけど。」
テロリストの()からバッグを(うば)うと、藤丸(ふじまる)はパソコンを()()し・・。

SAT19:10
拘置(こうち)(しょ)(まわ)(つづ)けるファン。
警備(けいび)(いん)体調(たいちょう)変化(へんか)(あらわ)れる。

そんな(なか)、THIRD-i局長(きょくちょう)(その)(あさ)中原(なかはら)丈雄(たけお))が法務大臣(ほうむだいじん)
九条(くじょう)彰彦(あきひこ)(りゅう)雷太(らいた))に()いに()く。
大臣(だいじん)、お(まご)さんを(ふく)めた、(わたる)(だい)学園(がくえん)生徒(せいと)5(にん)人質(ひとじち)に、
 神島(かみじま)紫門(さいもん)釈放(しゃくほう)要求(ようきゅう)してきました。
 だがご安心(あんしん)(くだ)さい。人質(ひとじち)安全(あんぜん)(さい)優先(ゆうせん)対処(たいしょ)していくつもりです。」
「・・(その)(あさ)(くん)。」
「は。」
建前(たてまえ)はいい。
 本音(ほんね)()ってくれ。」
「はい。」
(きみ)たちは(がけ)っぷちだ。
 今回(こんかい)のテロリスト確保(かくほ)は、(きみ)らの悲願(ひがん)のはずだ。
 そして・・その気持(きも)ちは(わたし)(おな)じだ。」
「・・・」
(おと)(わたる)だからといって、特別(とくべつ)(あつか)いする必要(ひつよう)はないからな。」
「・・・わかりました。」

(その)(あさ)(かえ)っていくと、大臣(だいじん)(つぶや)く。
神島(かみじま)か・・。」

テロリストの計画(けいかく)()った「THIRD-i」では、(しん)指揮(しき)(かん)鎌田(かまた)斎藤(さいとう)(あゆみ))が
霧島(きりしま)()う。
(ねが)ったり(かな)ったりじゃないか。
 (さいわ)いにも(てき)は、我々(われわれ)(こう)ウイルス(ざい)を5(にん)(ぶん)保持(ほじ)していることを
 ()らない。
 (きみ)からは報告(ほうこく)(おく)れているようだが。」
「・・・」
交渉(こうしょう)(おう)じるふりをして、拘置(こうち)(しょ)におびき()せる。
 そこで(てき)()(かこ)み、一網打尽(いちもうだじん)にする。」
高校生(こうこうせい)たちはどうなるんですか?」
(かれ)らが感染(かんせん)していないとなると、(てき)交渉(こうしょう)中止(ちゅうし)してくるだろう。
 この作戦(さくせん)実行(じっこう)(ちゅう)は、(こう)ウイルス(ざい)投与(とうよ)する必要(ひつよう)()い。」
交渉(こうしょう)道具(どうぐ)にするということですか?」
(すで)にそうなっているだろう!」
病状(びょうじょう)(こく)一刻(いっこく)進行(しんこう)します。
 高木(たかぎ)藤丸(ふじまる)たちは、()んでも(かま)わないということですか!?」
「たとえ()んだとしても、戦争(せんそう)名誉(めいよ)ある犠牲(ぎせい)(しゃ)不可欠(ふかけつ)だ。」
(かれ)らは兵隊(へいたい)ではない!」
兵隊(へいたい)ではない少年(しょうねん)(ちから)(たよ)っているのはどこの組織(そしき)だ!
 それに、そういう発言(はつげん)は、一番(いちばん)大切(たいせつ)(ひと)(いのち)(すく)ってから
 ()いなさい。」
「・・・」

教室(きょうしつ)
なんとか外部(がいぶ)との接触(せっしょく)(こころ)みる藤丸(ふじまる)
「どうだ?」と(おと)(わたる)
「ダメだ。あらゆる電波(でんぱ)完全(かんぜん)遮断(しゃだん)されている。」

(そと)()()したら(まった)くの他人(たにん)までウイルスに感染(かんせん)させちまうし。
 その(まえ)射殺(しゃさつ)されちゃうんだっけー。」
英雄(えいゆう)気取(きど)りのファルコンに出来(でき)るだろうか。
 できないよな?」とテロリストたち。

「くそ・・。
 バッテリーも消耗(しょうもう)してきた・・。
 ・・・!!」
藤丸(ふじまる)はテロリストに()つからないように、パソコンとコンセントをに
つなぎ・・。

()()(えい)()には、(あか)斑点(はんてん)ができていて・・。

加納(かのう)高木(こうぼく)()(おとず)れる。
一人(ひとり)か?」玄関(げんかん)()てきた(はるか)川島(かわしま)(うみ)())に(こえ)()ける。
「はい。」
警察(けいさつ)連中(れんちゅう)は?」
(いま)さっき()ていきました。」
「・・くそー。」
(はるか)がかがみこむ。
大丈夫(だいじょうぶ)か?
 気分(きぶん)でも(わる)いのか?」

(はるか)(いだ)きかかえてリビングに()れていく加納(かのう)
大丈夫(だいじょうぶ)です。」
(だま)ってろ。」
「ほんと大丈夫(だいじょうぶ)ですから。
 (わたし)(ちい)さい(おんな)()じゃないですし。」
「・・そうだな。」
「さっき、刑事(けいじ)さんから()いたんですけど・・
 (うそ)ですよね。お(にい)ちゃんが(ひと)(ころ)しただなんて。」
兄貴(あにき)(しん)じてやれ。」
「・・・」
(おれ)はあいつを(しん)じている。
 いいからちょっと(やす)め。」

THIRD-i
神島(かみじま)釈放(しゃくほう)には(かなら)幹部(かんぶ)クラスが()てくるはずです。
 局長(きょくちょう)、ご安心(あんしん)(くだ)さい。
 (すで)(わたる)(だい)学園(がくえん)には(だい)(いち)(だい)(さん)部隊(ぶたい)配置(はいち)()みです。」
鎌田(かまた)電話(でんわ)報告(ほうこく)する。そんな(なか)
霧島(きりしま)さん、ちょっと。」
南海(なんかい)芦名(あしな) (ほし))、(さわ)(きた)霧島(きりしま)()()す。

(さわ)(きた)がパソコンを(ひら)く。
藤丸(ふじまる)からメールを受信(じゅしん)していたのだ。
学校(がっこう)電波(でんぱ)妨害(ぼうがい)されているはずだろ!?」と霧島(きりしま)
電力(でんりょく)(せん)通信(つうしん)です。
 コンセントを使(つか)ってネットにつなげているんです。
 電線(でんせん)(なが)れている電流(でんりゅう)(てい)周波(しゅうは)の50ヘルツ。
 インターネットに使(つか)われるのは、もっと(たか)周波数(しゅうはすう)だから、
 同時(どうじ)にデータを(なが)(こと)可能(かのう)
 (おそ)らくファルコンは、学校(がっこう)周辺(しゅうへん)電力(でんりょく)(せん)通信(つうしん)をやっている(ひと)から
 ()(つた)わったデータに侵入(しんにゅう)し、ネットにつなげたと(おも)われます。」

学校(がっこう)(まど)からファルコンが()()ち、夜空(よぞら)()んでいく。

『テロリスト2(めい)によって拘束(こうそく)されています。
 友達(ともだち)(めい)がすでに発症(はっしょう)していて、病状(びょうじょう)はとても(おも)いです』

「どうしますか?」と南海(なんかい)
(こう)ウイルス(ざい)はあるのに・・。」と(さわ)(きた)
「・・・やはり、時間(じかん)無駄(むだ)使(つか)っている場合(ばあい)ではない。
 (さわ)(きた)薬品(やくひん)()のシステムを解除(かいじょ)だ。」
「・・・」
課長(かちょう)には()うな。これは、霧島(きりしま)(さとる)(ろう)個人(こじん)としての行動(こうどう)だ。
 ・・いかなる処罰(しょばつ)も、(わたし)一人(ひとり)()ける。」
「・・・」
(さわ)(きた)(はや)くしろ!」
「そんなことは納得(なっとく)できません。」と南海(なんかい)
(なん)?」
問題(もんだい)は、(かれ)らに(こう)ウイルス(ざい)をどう手渡(てわた)すか。
 これは南海(なんかい)かおる個人(こじん)としての(おも)いですので。」
薬品(やくひん)()のシステム解除(かいじょ)はできますけど、
 これも(さわ)(きた)個人(こじん)としての(かんが)えですので。」と(さわ)(きた)
「・・・」
霧島(きりしま)さん、一人(ひとり)でやらないで(くだ)さい。
 (わたし)たちはあなたに(したが)いますから。」
南海(なんかい)はそう()うと、部屋(へや)()ていき、
(さわ)(きた)薬品(やくひん)()のシステムを解除(かいじょ)する。

SAT22:32
「くれぐれも慎重(しんちょう)にな。」と(その)(あさ)局長(きょくちょう)
「わかりました。では。」
鎌田(かまた)電話(でんわ)()る。
そこへ、南海(なんかい)がやって()た。
課長(かちょう)提案(ていあん)があるのですが、()ってもよろしいでしょうか。」
(なに)だ。」
作戦(さくせん)()()(まえ)に、我々(われわれ)がウイルス感染(かんせん)(しゃ)心配(しんぱい)しているという
 姿勢(しせい)を、きちんと()せる必要(ひつよう)があるのではないかと(おも)います。
 もちろん、パフォーマンスですが。」

マヤがTHIRD-iに連絡(れんらく)してくる。
方針(ほうしん)()まった?」
「やむを()ない。神島(かみじま)紫門(さいもん)釈放(しゃくほう)する方針(ほうしん)だ。」
「あなた・・霧島(きりしま)さんじゃなーい。」
(だれ)だろうと(かま)うまい。」
賢明(けんめい)判断(はんだん)出来(でき)(ひと)なら結構(けっこう)だけど。」
「あとは、法務大臣(ほうむだいじん)許可(きょか)だけだが、その(まえ)に。
 5(にん)本当(ほんとう)感染(かんせん)しているのかどうか、()って(たし)かめたい。」
「・・・ビデオは()てないのかな?」
このときのマヤとテロリストの少女(しょうじょ)のアイコンタクト。
(くち)(すこ)しだけ(うご)いていたのも()になります。
彼女(かのじょ)鎌田(かまた)(むすめ)だとか?
「ビデオは()てないのかな?」
「それだけじゃ信用(しんよう)できない。
 貴様(きさま)得意(とくい)狂言(きょうげん)かもしれない。」
「わかったわ。おって連絡(れんらく)するから()っててね。」

拘束(こうそく)(ちゅう)宗方(むながた)(した)(おとず)れる霧島(きりしま)

テロリストのアジト
マヤを(けわ)しい表情(ひょうじょう)()つめていたJは、マヤが()づくと
微笑(ほほえ)みを()かべ・・。

教室(きょうしつ)
テロリストの()(ぬす)みながらTHIRD-iからのメールを()藤丸(ふじまる)
『ボールペン作戦(さくせん)、まもなく決行(けっこう)

THIRD-i
(しき)(むら)教授(きょうじゅ)(のこ)した(こう)ウイルス(ざい)は、(いち)(びん)につき、5(にん)(ぶん)用意(ようい)できます。
 5(にん)(ぶん)()け、抽出(ちゅうしゅつ)した(こう)ウイルス(ざい)を、ボールペンに仕込(しこ)み、
 それを(くち)から体内(たいない)(なが)()めば、BLOODY-Xの特効薬(とっこうやく)になるのです。」
宗方(むなかた)は5(しょく)ペンに(こう)ウイルス(ざい)(かく)していく。

SUN00:27
テロリストのアジト
「みんな、もうすぐ導師(どうし)(さま)(かえ)ってくるよ。
 (すべ)てはKの(おぼ)()しだってこと。」
Jの言葉(ことば)をタイプしていくブルーバード。
『もうすぐ導師(どうし)(さま)(かえ)ってくる
 (すべ)てはKの(おぼ)()し。』
「Kはこう()っている。
 導師(どうし)(さま)がお(もど)りになった(あかつき)には、
 ()祝祭(しゅくさい)(ひら)かれると。
 さあ諸君(しょくん)、まずは絶望(ぜつぼう)から(はじ)めるよ。
 って(かん)じにしておこうか。」
「・・・」
「どうしたの?」
「Jとは・・この作戦(さくせん)(はじ)まって以来(いらい)ずっとご一緒(いっしょ)していますけど、
 教団(きょうだん)のK()きの参謀(さんぼう)としてこの(さき)もずっとなんて・・
 (おも)ってないですよね。」
(ぼく)がここにいる理由(りゆう)はたった(ひと)つだ。
 ()(もど)したいものがある。
 それだけ。」

『すべては絶望(ぜつぼう)から(はじ)まる』

拘置(こうち)(しょ)
トイレの洗面(せんめん)(だい)、パイプから緑色(みどりいろ)(みず)がボコボコと(あふ)()し・・。

『すべてはそこから(はじ)まる』

SUN01:45
教室(きょうしつ)防護(ぼうご)(ふく)()(つつ)んだ宗方(むながた)南海(なんかい)がやってくる。
(おも)わず()()ろうとする藤丸(ふじまる)に、テロリストが(じゅう)()ける。
「おい!(すわ)ってろ!」
「・・・」

宗方(むながた)先生(せんせい)。」
「はい。」
宗方(むなかた)は、まず発症(はっしょう)している(えい)診察(しんさつ)していく。
カバンから(なに)かを()()そうとすると、テリロストが(じゅう)()きつける。
(みょう)(こと)するなよ!」
採血(さいけつ)するだけです。」

藤丸(ふじまる)は、宗方(むなかた)がカルテの(うえ)にボールペンを()いた(こと)()づく。
藤丸(ふじまる)はこっそり南海(なんかい)()()わせ・・。

藤丸(ふじまる)(おと)(わたる)真子(しんこ)、あおいらが診察(しんさつ)される。
(おれ)(たち)・・やっぱり感染(かんせん)しているんですか?」と(おと)(わたる)
「ええ・・。」
(えい)(たす)かるんですか!?
 (たす)かるんですか!?」と真子(しんこ)
安心(あんしん)して。
 あんた(たち)見捨(みす)てたりしない。」
南海(なんかい)はそう()い、ボールペンを()つめる。
藤丸(ふじまる)はその視線(しせん)()づき・・。

()け!」
テロリストが二人(ふたり)部屋(へや)から()す。
ボールペンの()かれた(つくえ)()()けて()()がる真子(しんこ)
その衝撃(しょうげき)でボールペンが(ころ)がり・・(ゆか)()ちた。
テロリストがその(おと)()づく。
「おい!(わす)(もの)だ。」
ボールペンは医師(いし)()(もど)されてしまった。
()け!」
(はや)(らい)い!」

教室(きょうしつ)から()されてしまった南海(なんかい)宗方(むながた)
「ねえ、こんなことして()げられると(おも)う?」
南海(なんかい)がテロリストの()()く。
()げる?
 バカ()うな。我々(われわれ)思想(しそう)はもっと高尚(こうしょう)なところにあるんだ。」
テロリストに(つか)みかかる南海(なんかい)
その()きに、宗方(むなかた)はボールペンを新聞(しんぶん)()()む。
テロリストに(じゅう)()きつけられてその()(のち)にする二人(ふたり)
ボールペンが新聞(しんぶん)(なか)(すべ)()み・・。

SUN02:35
小林(こばやし)!」
教室(きょうしつ)(のこ)ったテロリストが、もう一人(ひとり)のテロリストを(さが)しに()る。
ピエロの(おとこ)名前(なまえ)判明(はんめい)

教室(きょうしつ)
(さわ)(きた)からメールが(とど)く。
(こう)ウイルス(ざい)は、青空(あおぞら)新聞(しんぶん)(なか)に』
「まだ(たす)かる!」と藤丸(ふじまる)
そこへ、テロリストが(もど)ってきた。(あわ)てて画面(がめん)()()える藤丸(ふじまる)
「おい!(なに)をコソコソしてる!
 (そと)とつながったんじゃないだろうな!」
テロリストがパソコンを調(しら)べると、トランプゲームが(うつ)()されていた。
「こんな状況(じょうきょう)じゃ、()(まぎ)らわせてないとやってらんないだろ。」と藤丸(ふじまる)

そんな(なか)(えい)症状(しょうじょう)悪化(あっか)する。
毛布(もうふ)だ!毛布(もうふ)()ってこよう!」とあおい。
「あとガーゼも!」と真子(しんこ)
教室(きょうしつ)()ようとするあおいにテロリストが(じゅう)()きつける。
「・・・それくらいいいでしょう!保健(ほけん)(しつ)から()ってきても!」とあおい。
「おい!いつまで(もど)ってこない!
 (はや)見張(みは)りに(もど)って()い!」
無線(むせん)小林(こばやし)()びかけるテロリスト。
「わかった。すぐ(もど)るから。」
()げようなんて(おも)うなよ!
 (そと)()瞬間(しゅんかん)、お(まえ)自体(じたい)殺人(さつじん)兵器(へいき)になることを(わす)れるな!」
テロリストはそう()いながらあおいと一緒(いっしょ)保健(ほけん)(しつ)()かう。

(いま)がチャンスじゃないか?」と(おと)(わたる)
(おと)(わたる)安斉(あんざい)はここにいてくれ。」
藤丸(ふじまる)はそう()い、教室(きょうしつ)()()していく。

THIRD-i
発症(はっしょう)した男子(だんし)高校生(こうこうせい)点滴(てんてき)()てず、症状(しょうじょう)進行(しんこう)(はや)いんだと
 (おも)われます。
 南海(なんかい)宗方(むなかた)(りょう)()は、()(つづ)現場(げんば)待機(たいき)してもらいますか?」と(さわ)(きた)
「そう(つた)えてくれ。」と鎌田(かまた)

鎌田(かまた)()(ぬす)んで加納(かのう)からの電話(でんわ)()工藤(くどう)久保田(くぼた)(すすむ)(いたり))。
加納(かのう)さん!携帯(けいたい)電波(でんぱ)(つか)まりました。」
「・・そうかわかった。霧島(きりしま)()わってくれ。」
霧島(きりしま)さん、ちょっと。」

ソファーで(ねむ)った(はるか)()つめながら()(おさめ)()う。
高木(たかぎ)(むすめ)はうちの(むすめ)(おな)(とし)だったかな。
 しばらく()ってねーな。」
(なに)()ってるんですか!」
「あいや・・(なん)でもない。
 (いま)高木(こうぼく)(いえ)にいる。すぐ護衛(ごえい)人間(にんげん)よこしてくれ。」
突然(とつぜん)いなくなって、一体(いったい)(なに)やってるんです!?」
(いま)すぐそこを()てこい。
 鎌田(かまた)課長(かちょう)(なに)()ってもだ。
 いいな!」
「・・・」

(はるか)()()がる。

SUN03:18
「ねー、病状(びょうじょう)(たし)かめたー?相当(そうとう)(おも)かったでしょう?」とマヤ。
(いま)すぐ(こう)ウイルス(ざい)()しい。
 ()(はい)次第(しだい)神島(かみじま)紫門(さいもん)釈放(しゃくほう)しよう。」
順番(じゅんばん)(ぎゃく)でしょう?
 まずそちらが教祖(きょうそ)釈放(しゃくほう)すること。
 安全(あんぜん)確保(かくほ)でき次第(しだい)(くすり)(わた)す。」
「そんな(はなし)信用(しんよう)できない!」
「じゃあ交渉(こうしょう)はここまで。」
()て!」
()てないー。」

(くろ)いドレスに着替(きが)えたマヤに、Jが()う。
「もうちょっと派手(はで)でもいいんじゃないかなー。地味(じみ)じゃない?」
「すいません。(くろ)がお()きだとお(うかが)いしたので。」
「そうだっけ。
 さあみんな、出番(でばん)だよ。」
テロリストたちはみな(くろ)(ふく)着替(きが)えて()っていた。

学校(がっこう)新聞(しんぶん)()()
藤丸(ふじまる)はボールペンを(さが)すが()つからない。
テロリストの小林(こばやし)(じゅう)(かま)えながら藤丸(ふじまる)(あゆ)()る。
「・・・」
「お(まえ)、ここで(なに)している。」
「ちょっとトイレに・・。」

教室(きょうしつ)では、もう一人(ひとり)のテロリストが藤丸(ふじまる)がいないことに(あわ)てていた。
小林(こばやし)(いち)(にん)いねーぞ!!」
その(とき)(おと)(わたる)はあおいの異変(いへん)()づく。
あおいが鼻血(はなぢ)()していたのだ・・。

新聞(しんぶん)()()(まえ)
(ちが)うだろ?
 お(まえ)はこれを(さが)しに()た。」
テロリストの()には、あのボールペンが・・。

SUN04:35
関東(かんとう)特殊(とくしゅ)拘置(こうち)(しょ)にマヤたちが到着(とうちゃく)する。
武器(ぶき)()て、爆発(ばくはつ)(ぶつ)やウイルスは()()まないでいただきたい。」
テロリストたちを検査(けんさ)するTHIRD-i。
「そんなことするはずないでしょう。
 導師(どうし)(さま)までまき沿()いになったらどうすんの?」とマヤ。

藤丸(ふじまる)教室(きょうしつ)()(もど)される。
(なに)をたくらんでる。
 これは(なに)だ。」と小林(こばやし)
「・・ボールペン。」
テロリストが藤丸(ふじまる)(じゅう)(なぐ)りつける。
(うそ)つくな!」
九条(くじょう)(くん)・・」と真子(しんこ)
(おと)(わたる)(はな)からも()が・・。
「お(まえ)らは(くに)からもTHIRD-iからも見捨(みす)てられた。」
「お(まえ)にいたっては祖父(そふ)からも見捨(みす)てられた!
 法務大臣(ほうむだいじん)導師(どうし)(さま)釈放(しゃくほう)さえすれば、
 テメーらはさっさと(たす)かったんだよ!」
「お(まえ)ら・・(ねら)いは(おれ)だったのか?」と(おと)(わたる)
「ヘヘ。今頃(いまごろ)()づいたのか!」
テロリストが(おと)(わたる)(なぐ)りつける。

その様子(ようす)をモニターで()つめるJ。

テロリストに(つか)みかかる(おと)(わたる)必死(ひっし)()める藤丸(ふじまる)
「やめろ。こいつらの目的(もくてき)(おれ)への復讐(ふくしゅう)だ!
 こいつらの教祖(きょうそ)(つか)まったきっかけは(おれ)なんだ!」
「・・・」

モニターにJの(かお)(ふたた)(うつ)()される。
正解(せいかい)でーす。
 ファルコン。では、その回答(かいとう)証明(しょうめい)していきましょう。
 (きみ)は2(ねん)(まえ)偶然(ぐうぜん)にもあるものを()つけた。
 ハッキングしている最中(さいちゅう)()つけてしまったんだよね。
 そのために(きみ)は、ある教団(きょうだん)がテロを(くわだ)てており、
 早急(そうきゅう)対応(たいおう)しないと大変(たいへん)なことになると、
 父親(ちちおや)がいるTHIRD-iに()らせた。
 で、(つか)まった。
 それは、13(にち)月曜日(げつようび)(かみ)(ばつ)(くだ)る、
 東京(とうきょう)にいてはいけないという信者(しんじゃ)たちへのメッセージだった。
 教団(きょうだん)のテロ計画(けいかく)()(つぶ)されて、教祖(きょうそ)逮捕(たいほ)組織(そしき)解体(かいたい)
 (きみ)我々(われわれ)希望(きぼう)を・・我々(われわれ)(かみ)(うば)ったんだ。」

拘置(こうち)(しょ)
「ずいぶん(くさ)いのね、ここ。」とマヤ。
その(ころ)トイレでは(みず)があふれ()ており・・。
看守(かんしゅ)たちは()()み、鼻血(はなぢ)()していた。

学校(がっこう)
「だから、この問題(もんだい)(つく)っちゃったのは(きみ)だ。
 そしてこの問題(もんだい)(きみ)への(ばつ)でもある。
 ファルコンに(くだ)るべき(ばつ)のとばっちりを()けた友達(ともだち)のみなさん、
 ごめんね。
 でもよーくわかったよ。
 そこにいる(ひと)たちも、(きみ)(まも)りたい相手(あいて)なんだね。
 でもおかしい。」
(なに)がおかしい!!」
(ひと)(あい)すれば(あい)するほど・・(にん)(よわ)くなる。
 ・・そんなヤツいらない。」

拘置(こうち)(しょ)様子(ようす)をモニターで見守(みまも)鎌田(かまた)
(ぜん)方面(ほうめん)突入(とつにゅう)用意(ようい)!」

ここで周辺(しゅうへん)地図(ちず)(うつ)()されます。
(わたる)(だい)学院(がくいん)=マキナスタジアム=区役所(くやくしょ)警察(けいさつ)(しょ)関東(かんとう)特殊(とくしゅ)拘置(こうち)(しょ)都立(とりつ)化学(かがく)

教室(きょうしつ)
テロリストの(すき)()て、真子(しんこ)がテロリストに()(かか)る。
真子(しんこ)行動(こうどう)(おどろ)きながらもテロリストが()とした(じゅう)(ひろ)い、
テロリストに馬乗(うまの)りになる(おと)(わたる)
藤丸(ふじまる)ももう一人(ひとり)のテロリストに(つか)みかかる。
「あおい(ひろ)え!」
(おと)(わたる)()われ、ボールペンを(ひろ)うあおい。
藤丸(ふじまる)はテロリストを()()ばすと、(えい)(かか)えて(ある)()す。
(うご)くな!」テロリストの(うご)きを()める(おと)(わたる)
「ありがとう・・」と(えい)
(えい)背負(せお)い、(かれ)のカメラを()()藤丸(ふじまる)
あおい、真子(しんこ)藤丸(ふじまる)(おと)(わたる)教室(きょうしつ)()()す。

校舎(こうしゃ)(はし)る4(にん)
(えい)(えい)!もうちょっとだからな!頑張(がんば)れ!」
(えい)藤丸(ふじまる)背中(せなか)(うれ)しそうに微笑(ほほえ)み・・。

(ちい)さな教室(きょうしつ)(かく)れる4(にん)
ドアをバリケードし、(えい)(つくえ)()かせる。
(いそ)げ!」
「これで(たす)かるぞ!」
だが、(えい)(くすり)()(こと)はできなかった。
(えい)・・。
 (えい)(くすり)だぞ!(はや)()め!これで(たす)かるんだよ!
 ・・・(えい)()()けろ!(えい)(なん)とか()えよ!」
(えい)・・(こた)えてよ!返事(へんじ)してよ!」とあおい。
()んでない()んでない()んでない!
 (えい)!!(えい)()きろ!!
 ・・・ヒデーーー!!」
号泣(ごうきゅう)する藤丸(ふじまる)、あおい。その()(すわ)()真子(しんこ)(おと)(わたる)

(かな)しみに()ちひしがれる4(にん)
真子(しんこ)がアルバムを()つめる。
「ねえ・・ねえ、これ。」
「これ・・(えい)がいつも()(ある)いてたやつ・・。」
(おれ)(たち)が、いくら()せろって()っても絶対(ぜったい)()せてくれなかった。」と(おと)(わたる)
芸術(げいじゅつ)作品(さくひん)は・・プロのカメラマンになってから、
 (かね)()って()せるって・・。」と藤丸(ふじまる)
アルバムを(ひら)くあおい。
それは、新聞(しんぶん)()記録(きろく)だった。
(べつ)芸術(げいじゅつ)じゃないよこれ・・。」
(おと)(わたる)のページ、あおいのページ、真子(しんこ)のページ、藤丸(ふじまる)のページ。
写真(しゃしん)()ながら()()真子(しんこ)(おと)(わたる)
新聞(しんぶん)()記録(きろく)ったって・・自分(じぶん)(うつ)ってねーじゃないか・・。
 (おれ)(たち)ばっか()ってんじゃねーよ・・。」
藤丸(ふじまる)もまた(なみだ)(なが)し・・。

(ひと)はまだ、本当(ほんとう)絶望(ぜつぼう)()らない』

SUN06:03
「そろそろプランBの時間(じかん)。」とJ。
「K(いわ)く、希望(きぼう)(ひかり)には、」

拘置(こうち)(しょ)
絶望(ぜつぼう)(かげ)()きまとう。」と神島(かみじま)
「お(むか)えに()がりました。」
「では、(こう)ウイルス(ざい)()せてもらおうか。」
その(とき)、その()にいる警官(けいかん)たちは次々(つぎつぎ)()()みはじめる。
マヤが(こう)ウイルス(ざい)()せる。
「これよ。」

(ぜん)(たい)突入(とつにゅう)!」と鎌田(かまた)

神島(かみじま)手錠(てじょう)(はず)される。

拘置(こうち)(しょ)突入(とつにゅう)するTHIRD-i。

(くるま)(なか)
ボールペンを()つめる伊庭(いば)刑事(けいじ)尾崎(おざき)(みぎ)(むね))。
その(くるま)突然(とつぜん)加納(かのう)霧島(きりしま)()()む。
「やっと()つけたよー。
 お(まえ)らの本当(ほんとう)(ねら)いを(おし)えてもらおうか。」と加納(かのう)
(なに)のことだ。」
「とぼけるんじゃねー!
 お(まえ)らの(まわ)りくどいやり(かた)には()()きしてるんだ。」
我々(われわれ)裏切(うらぎ)った高木(たかぎ)竜之介(りゅうのすけ)は、(むすめ)にメールを(のこ)していた。」

(はるか)加納(かのう)携帯(けいたい)(とど)いたメールを()せた。
(はるか)身体(しんたい)具合(ぐあい)大丈夫(だいじょうぶ)
 ?くれぐれも無理(むり)はするな
 よ。あと約束(やくそく)してほしいこ
 とがある。

 月曜日(げつようび)()ぎるまで(いち)()
 (そと)にはでるな。』

「お(まえ)らの本当(ほんとう)(ねら)いは(なに)だ?」と加納(かのう)
「・・・」
月曜日(げつようび)って(なに)だ!」
教祖(きょうそ)奪還(だっかん)(さき)(なに)をたくらんでる!」と霧島(きりしま)
「・・・」

「ブラッディ・マンデイ。」とJ。

伊庭(いば)(わら)いながら(じゅう)加納(かのう)()ける。
(おな)(はや)さで(じゅう)(かま)える加納(かのう)
一発(いっぱつ)銃声(じゅうせい)()(ひび)き・・。

(きみ)たちが()した(こた)えは、絶望(ぜつぼう)

学校(がっこう)
(こう)ウイルス(ざい)(ひと)つずつ()()り、(くち)(なが)()む4(にん)

拘置(こうち)(しょ)
(かく)()ったボールペンの(なか)から(こう)ウイルス(ざい)()()して()神島(かみじま)
「おい!お(まえ)(なに)やってるんだ!」
その(とき)看守(かんしゅ)、THIRD-iのメンバーが次々(つぎつぎ)(たお)れ・・。
テロリストはあっけなくその()(せい)してしまう。

その様子(ようす)をモニターで()ていた鎌田(かまた)
拘置(こうち)(しょ)に、なぜウイルス・・。」

拘置(こうち)(しょ)
マヤは(じゅう)()て、神島(かみじま)()う。
「お()たせいたしました。(まい)りましょう。」

テロリストのアジト
導師(どうし)(さま)(かえ)ってくるよ・・K。」
Jはそう(つぶや)き・・。


※あらすじは一部(いちぶ)公式(こうしき)HPを引用(いんよう)しています。


2(ねん)(まえ)藤丸(ふじまる)はハッキングをしていて偶然(ぐうぜん)神崎(かんざき)宗教(しゅうきょう)グループの
テロ計画(けいかく)()づき、それをTHIRD-iに()らせていた。
藤丸(ふじまる)一度(いちど)東京(とうきょう)を、日本(にっぽん)(すく)っていたんですね。

伊庭(いば)はやはりテロリストの仲間(なかま)でした。
(かれ)がトイレ洗面所(せんめんじょ)のパイプに(なに)かを仕掛(しか)け、
拘置(こうち)(しょ)はウイルスが蔓延(まんえん)してしまいました。

THIRD-iでは、霧島(きりしま)(さわ)(きた)南海(なんかい)工藤(くどう)加納(かのう)()()んで(うご)()し、
面白(おもしろ)くなってきました。
この(なか)から裏切(うらぎ)(もの)()さないでほしい!
加納(かのう)には(はるか)(おな)(どし)ぐらいの(むすめ)がいるんですね。
テロとは関係(かんけい)していませんよね。()になります。


学校(がっこう)では、(えい)感染(かんせん)
(えい)吐血(とけつ)洗面所(せんめんじょ)から下水(げすい)へと(なが)れていく描写(びょうしゃ)
ウイルスは下水(げすい)から(ひろ)がっていくのでしょうか?

(かれ)はどこで感染(かんせん)してしまったのか。
ずっと一緒(いっしょ)にいた真子(しんこ)(あや)しい()がしますが・・。

感染(かんせん)してしまった(えい)から()()そうとしなかった4(にん)
そんな4(にん)感謝(かんしゃ)するように、(えい)()んでしまいました。

(えい)()くなった直後(ちょくご)藤丸(ふじまる)とあおいが号泣(ごうきゅう)していたのに(たい)し、
真子(しんこ)(おと)(わたる)(ちから)()けたようにその()(すわ)()みました。
そして、アルバムを()たあと二人(ふたり)号泣(ごうきゅう)
藤丸(ふじまる)&あおいとの、この(ちが)いが()になります。
教室(きょうしつ)()かれたパソコンにJが(うつ)()されたときの
(おと)(わたる)真子(しんこ)反応(はんのう)()になりました。


教祖(きょうそ)(くろ)(いろ)()きだということに(たい)してどうでもいい様子(ようす)のJ。
どうやらJにとって導師(どうし)さまも教団(きょうだん)もどうでも()いようです。
大切(たいせつ)なのは・・K?

()(もど)したいものがある」
(ひと)(あい)すれば(あい)するほど・・(にん)(よわ)くなる。
 ・・そんなヤツいらない。」

このセリフから推測(すいそく)すると、Jの大切(たいせつ)(だれ)かは()(だれ)かを(あい)(はじ)め、
(たたか)意欲(いよく)()くしている。
それは、Kのことなのでしょうか。

(ひょう)()てこないKの()わりにJは言葉(ことば)(はっ)し、
テロリストたちを誘導(ゆうどう)しているようです。

(いま)()てきている人物(じんぶつ)(なか)でKの可能(かのう)(せい)があるのは、
感染(かんせん)()せない真子(しんこ)(あや)しいですね。
あの(とき)ボールペンが(こう)ウイルス(ざい)だと()らなかったからかも
しれませんが、()としてしまったのも真子(しんこ)でした。
でもその()、テロリストに(からだ)()たりしたのも真子(しんこ)
(えい)(すく)いたいという(おも)いからの行動(こうどう)でしょうか。
彼女(かのじょ)がKで、彼女(かのじょ)(あい)する(ひと)(えい)なのか?

ところで、宗方(むなかた)さんのことは(しん)じてもいいんでしょうか。
ボールペンに(こう)ウイルス(ざい)仕込(しこ)んで(はこ)()方法(ほうほう)は、
神島(かみじま)(わた)したのと(おな)じですよね。

もう一人(ひとり)()になってしまうのが、(はるか)
(そと)()るなという高木(たかぎ)からのあのメール。
(とう)さん、(はるか)のことだけを心配(しんぱい)しているのが()になります。
藤丸(ふじまる)可哀想(かわいそう)

(そと)()るなというのは、ウイルスの危険(きけん)もあるのだろうけれど・・
もしかしたら、(はるか)はL、12(にん)()子供(こども)で、救世主(きゅうせいしゅ)となる存在(そんざい)だったり!?