나의 공부/Drama★Story

ブラッディ・マンデイ 第09話

grandguy 2009. 3. 23. 11:00
『テロ最終(さいしゅう)(あきら)!!(かみ)(あた)えし教祖(きょうそ)()、そして最後(さいご)月曜(げつよう)へ』

学校(がっこう)(ひそ)んでいたテロリストとの格闘(かくとう)(すえ)藤丸(ふじまる)三浦(みうら)(はる)())たちは
ついに(こう)ウイルス(ざい)()()れる。
しかし発症(はっしょう)(はや)かった(えい)久野(ひさの)雅弘(まさひろ))はそれを接種(せっしゅ)する(こと)出来(でき)ずに
(いき)()えてしまう。

一方(いっぽう)拘置(こうち)(しょ)襲撃(しゅうげき)教祖(きょうそ)神島(かみじま)紫門(さいもん)嶋田(しまだ)久作(きゅうさく))の奪還(だっかん)成功(せいこう)した
J(成宮(なるみや)(ひろし)(たかし))らテロ集団(しゅうだん)
(かれ)らは下水道(げすいどう)使(つか)って、拘置(こうち)(しょ)から()()した。

防護(ぼうご)(ふく)()()けたTHIRD-iの部隊(ぶたい)(かれ)らを()う。

伊庭(いば)()ったあと、加納(かのう)霧島(きりしま)
(さき)()ってる!応援(おうえん)よこしてくれ!」と()い、マヤたちを()う。

学校(がっこう)
藤丸(ふじまる)は、(えい)()なせてしまったのは全部(ぜんぶ)自分(じぶん)のせいだと、(かな)しみに
()ちひしがれ失意(しつい)のどん(ぞこ)に…。

神島(かみじま)らを見張(みは)りながらTHIRD-iの到着(とうちゃく)()加納(かのう)
だが応援(おうえん)よりも(さき)にJに()つかってしまう。

導師(どうし)さまをお(むか)えに()てよかった()かったよ。
 今度(こんど)どこかに(かく)れる(とき)は、(うし)ろもよく()てね。」とJ。
「うるせー。」
(ゆび)(くちびる)(なに)かを()りこむマヤ。
一人(ひとり)()て、ウイルスは(こわ)くなかったの?」とマヤ。
()ったことかよ。」
「あーら、さすがね。」
マヤはそう()い、()接吻(せっぷん)加納(かのう)にする。
愛想(あいそ)ないのね。人生(じんせい)最後(さいご)のキスなのに。」とマヤ。
「だってさ。おじさん。」とJ。
テロリストたちは加納(かのう)(のこ)して()っていく。

THIRD-i
応援(おうえん)部隊(ぶたい)から入電(にゅうでん)
 加納(かのう)さんを発見(はっけん)
 神島(かみじま)(ふく)む7(めい)依然(いぜん)逃走(とうそう)(ちゅう)
 ・・それと・・加納(かのう)さんに・・Bloody-X感染(かんせん)(うたが)いあり。」
「・・・」

加納(かのう)がTHIRD-i隔離(かくり)施設(しせつ)(はこ)()まれる。
検査(けんさ)のお(くすり)です。()んでください。」
宗方(むなかた)加納(かのう)(くち)(くすり)(なが)()む。

(となり)隔離(かくり)施設(しせつ)から、藤丸(ふじまる)加納(かのう)のことを()つめていた。

ということは、この(くすり)(こう)ウイルス(ざい)

「テロリストの足取(あしど)りはまだつかめないのか!?」と鎌田(かまた)指揮(しき)(かん)斎藤(さいとう)(あゆみ))。
「すみません。」
課長(かちょう)!南海(なんかい)から連絡(れんらく)です!
 高校生(こうこうせい)4(にん)体内(たいない)でウイルス抗体(こうたい)数値(すうち)()がっているのを確認(かくにん)
 感染(かんせん)(げん)危険(きけん)もなくなりました。
 ですが・・加納(かのう)さんは・・Bloody-Xに感染(かんせん)しました。」と(さわ)(きた)
「・・・」

隔離(かくり)施設(しせつ)から()される藤丸(ふじまる)ら4(にん)
「すまない。
 立川(たちかわ)(えい)(くん)()責任(せきにん)は・・我々(われわれ)にある。
 本当(ほんとう)にすまない。」と霧島(きりしま)
「・・・」
「すぐに(いえ)(おく)ろう。
 ご家族(かぞく)には、我々(われわれ)から説明(せつめい)する。」
(えい)両親(りょうしん)には(なに)て?」と(おと)(わたる)
「・・・心臓(しんぞう)発作(ほっさ)による、突然(とつぜん)()として(つた)える。」
「あれが心臓(しんぞう)発作(ほっさ)ですか?」と真子(しんこ)
「・・・混乱(こんらん)(まばた)(あいだ)(つた)わってしまう。
 (いま)はまだそうするしかないんだ。
 理解(りかい)してほしい。」
「・・・どうしてすぐに(たす)けてくれなかったんですか・・。」とあおい。
「・・・」
(なに)(えい)()ななきゃいけなかったんですか!?
 あなた(たち)(わたし)たちを(まも)ってくれるんじゃないんですか!?」
「・・・」
(えい)(かえ)してよ!
 ねえ、(かえ)してよ!
 (なに)(えい)が・・。」()きながら(きり)(しま)(つか)みかかるあおい。
「やめろあおい。」と藤丸(ふじまる)
(なに)()ってるの?」
霧島(きりしま)さんも、婚約(こんやく)(しゃ)をウイルスで()くしてる。」
「・・・」
(もう)(わけ)ない。」(あたま)()げる霧島(きりしま)南海(なんかい)を、(だま)って()つめる4(にん)
「・・・こんなこと絶対(ぜったい)(ゆる)されちゃいけない。」
(おと)(わたる)(つぶや)くように()う。

(なんじ)現実(げんじつ)()れ』

藤丸(ふじまる)(くるま)()せる霧島(きりしま)
「2(ねん)(まえ)(おれ)への復讐(ふくしゅう)が・・
 (すべ)てを()()こしている。
 (なに)で・・(えい)()ななきゃならなかったんだ。
 どうして・・どうしてつみもない(ひと)たちが()んでいくんですか?」
高木(たかぎ)・・(わる)いのはお(まえ)じゃない。」
「でも(おれ)があいつを()()んだんです。
 (えい)が・・(おれ)出会(であ)わなければ、()(こと)はなかった。」
「・・・(わたし)に、こんなこと()資格(しかく)はないが・・
 (かれ)にとって(きみ)は、大事(だいじ)友達(ともだち)だったんだろう?
 だからかくまってくれたんだろう?
 沙織(さおり)()んで、最初(さいしょ)(きみ)(おな)じことを(おも)った。
 でも(いま)は・・彼女(かのじょ)出会(であ)えたことを後悔(こうかい)したくない。
 彼女(かのじょ)のためにも・・(たたか)いたいと(おも)っている。」
霧島(きりしま)はそう()藤丸(ふじまる)をまっすぐ()つめ・・。

テロリストのアジト
神島(かみじま)()つめる高木(たかぎ)竜之介(りゅうのすけ)田中(たなか)哲司(てつし))。
「みんな、ご苦労(くろう)だった。
 感謝(かんしゃ)するぞ、J。」と神島(かみじま)
(かる)会釈(えしゃく)するJ。
「Kは?」と神島(かみじま)
「ご心配(しんぱい)いりません・・お父様(とうさま)。」Jはそう(こた)え・・。

(かみ)が、光臨(こうりん)した』

Jは、神島(かみじま)の10(にん)子供(こども)のうちの一人(ひとり)だということが
はっきりしました。

(くるま)後部(こうぶ)座席(ざせき)(なら)んで(すわ)九条(くじょう)彰彦(あきひこ)(りゅう)雷太(らいた))と(おと)(わたる)
(おと)(わたる)久々(ひさびさ)に、あのラーメンでも()べに()くか?」
「どうして見殺(みごろ)しにしたんですか?
 あなたが神島(かみじま)早々(そうそう)釈放(しゃくほう)していれば、
 (えい)はあんなことにならなかった。」
「・・・そんな()()るな。
 そういえば、お(まえ)母親(ははおや)もかつて・・(わたし)をそんな()()(こと)が 
 あったかな。」
二人(ふたり)()ですよ。
 (かあ)さんに(つづ)いて・・(えい)二人(ふたり)()です。
 あなたは(おれ)大事(だいじ)(ひと)を・・(うば)った。」
「・・・」

こちらの親子(おやこ)もいろいろとありそうで・・。
(おと)(わたる)母親(ははおや)はどのように(いのち)()としたのか()になりますね。
自殺(じさつ)・・かな。

THIRD-i
(わたる)(だい)学院(がくいん)と、神島(かみじま)のいた拘置(こうち)(しょ)は、その地下(ちか)下水道(げすいどう)(つな)がっていました。
 ウイルスはこの下水(げすい)(つう)じ、(わたる)(だい)学院(がくいん)から(おく)()まれた。」と霧島(きりしま)
神島(かみじま)独房(どくぼう)(ちか)くの排水(はいすい)(みぞ)には、仕掛(しか)けが(ほどこ)されており、
 監視(かんし)カメラにより、警視庁(けいしちょう)伊庭(いば)刑事(けいじ)仕業(しわざ)だと判明(はんめい)
 下水(げすい)から、空気(くうき)(みず)逆流(ぎゃくりゅう)する仕組(しく)みになっていました。
 その()、テロリストによって拘置(こうち)所内(しょない)は、停電(ていでん)となり、
 空調(くうちょう)停止(ていし)
 ()わりに換気扇(かんきせん)作動(さどう)
 (しょ)(ない)気圧(きあつ)()がり、(わたる)(だい)学院(がくいん)から(おく)られたウイルスが、
 下水(げすい)から()がってきました。
 (てき)は、(みな)(こう)ウイルス(ざい)使用(しよう)しており、
 神島(かみじま)も、ボールペンに仕込(しこ)んであった(こう)ウイルス(ざい)服用(ふくよう)
 このペンからも、伊庭(いば)指紋(しもん)検出(けんしゅつ)されました。」と(さわ)(きた)
(てき)最初(さいしょ)から、拘置(こうち)(しょ)でウイルステロを実行(じっこう)する計画(けいかく)だったんです。」と霧島(きりしま)
高校生(こうこうせい)は、テロの道具(どうぐ)使(つか)われたってことだ。
 それと、そいつらをとても大事(だいじ)(おも)っているやつらがいるということも、
 よーくわかったよ。
 霧島(きりしま)(くん)(きみ)には()めて(もら)うよ。
 と()いたいところだが、今回(こんかい)()しておこう。
 我々(われわれ)足並(あしな)みが(そろ)わないと、(たす)かる(いのち)(たす)からんからな!」と鎌田(かまた)
「・・・」
高木(たかぎ)竜之介(りゅうのすけ)が、(むすめ)(おく)ったメールによれば、
 (てき)(ねら)いは、明日(あした)月曜(げつよう)だ。
 (なに)としても、(ふせ)がなければならない!
 鎌田(かまた)(くん)国家(こっか)緊急(きんきゅう)テロ対策(たいさく)会議(かいぎ)(はじ)まる。
 (いそ)ぐぞ!」と(その)(あさ)局長(きょくちょう)

()祝祭(しゅくさい)が、(はじ)まる』

保管(ほかん)()からBloody-Xを()()すテロリスト。
(わたし)は、お(まえ)(とも)に。」
神島(かみじま)はそう()い、小林(こばやし)谷口(たにぐち)翔太(しょうた))に腕時計(うでどけい)(わた)す。

「ブルーバード、定時(ていじ)連絡(れんらく)(けん)は?」とJ。
「1時間(じかん)(まえ)の8()からにしてあります。」
「うん。」

テロリストたちは、(さい)(きょう)最悪(さいあく)のウイルステロ計画(けいかく)
「ブラッディ・マンデイ」を実行(じっこう)(うつ)すべく(うご)()す。

緊張(きんちょう)した様子(ようす)腕時計(うでどけい)()つめる小林(こばやし)
「どうしたの?」Jが(こえ)()ける。
「あ・・いえ。」
頑張(がんば)ってよ。
 もう(きみ)は、人間(にんげん)じゃないんだから。」
「・・・」
明日(あした)になれば、(かみ)だ。
 (ぼく)計算(けいさん)だと、(きみ)1千万(いちせんまん)(にん)(なま)()選択(せんたく)できる(かみ)になれるんだ。」
「・・・(かみ)。」
「うん。
 時刻(じこく)(くる)ってない?
 祝祭(しゅくさい)(はじ)まりは午前(ごぜん)9()だよ。」
「はい!」

Jが神島(かみじま)合図(あいず)(おく)る。
その合図(あいず)に、イスから()()がる神島(かみじま)
信者(しんじゃ)たちが神島(かみじま)注目(ちゅうもく)する。
明日(あした)祝祭(しゅくさい)だ。
 また(おお)くの(いのち)(うしな)われることになるが、
 (おそ)れる(こと)はない。
 再生(さいせい)のために(すべ)ての(つみ)は、(わたし)背負(せお)う。」

(かみ)()(たた)えよ』

"e;再生(さいせい)のために(すべ)ての(つみ)は、(わたし)背負(せお)う"e;
()になるセリフです。
(かみ)()、というのは、実行(じっこう)(はん)のことを()しているのか?

THIRD-i 隔離(かくり)施設(しせつ)
「どうですか?身体(しんたい)(ほう)は。」と霧島(きりしま)
「すこぶる快調(かいちょう)だよ。」と加納(かのう)
「そうですか。」
「なあ霧島(きりしま)(たの)みがある。」
(なに)ですか?」
(おれ)には高木(たかぎ)(はるか)(おな)(どし)(むすめ)がいるんだ。
 (わか)れた女房(にょうぼう)()いていって、もう、5(ねん)()ってないんだが・・
 来月(らいげつ)誕生(たんじょう)()なんだ。
 (わる)いが(おれ)()わりにプレゼント(おく)っておいてくれないか?」
「・・・お(ことわ)りします。」
「・・・」
加納(かのう)さんは()にません。
 (さき)ほど、(こう)ウイルス(ざい)投与(とうよ)させてもらいました。
 立川(たちかわ)(えい)()めなかった(ぶん)です。」
「・・・」
拘置(こうち)(しょ)で、ウイルスに感染(かんせん)したものは全員(ぜんいん)(てき)射殺(しゃさつ)されました。
 (いま)必要(ひつよう)としているのは加納(かのう)さん、あなただけです!」
「だからって(なん)(おれ)に・・」
我々(われわれ)には(くに)(まも)義務(ぎむ)がある。
 それに・・・(わたし)はもう(だれ)(うしな)いたくないんです。」
「・・・もったいねーだろバカ!」
加納(かのう)はそう()うと()()じて(よこ)()く。
抗体(こうたい)数値(すうち)()がったら(もど)れます。
 (とも)(たたか)いましょう。」
「・・・」

ホテル
テロリストの小林(こばやし)がホテルの1003号室(ごうしつ)にチェックインする。

カフェバー
若者(わかもの)(たち)のはしゃぐ姿(すがた)横目(よこめ)()ながら、女性(じょせい)テロリストたちが
ワインとジュースで乾杯(かんぱい)する。

SUN19:33
テロリスト(()(さわ)(やすし)(あき))は(まち)(ちゅう)若者(わかもの)(たち)とぶつかり、ウイルスの(はい)った
カバンを()としてしまう。
「おい!どこ()(ある)いてんだよ!」
若者(わかもの)たちに怒鳴(どな)られると、テロリストは不気味(ぶきみ)(わら)()し・・。
「だーれも()らない。
 (おれ)だけが()ってる。
 明日(あした)最後(さいご)月曜日(げつようび)!」

SUN 19:45
テロリストのアジト
鼻歌(はなうた)(うた)いながらパソコンのキーボードを(たた)くブルーバード。

久々(ひさびさ)鼻歌(はなうた)でしたが、(なに)(きょく)だか確認(かくにん)できず。

祝祭(しゅくさい)は、(しず)かに(おとず)れる』

THIRD-iの廊下(ろうか)(ある)藤丸(ふじまる)
事情(じじょう)聴取(ちょうしゅ)()わったのか?」加納(かのう)()く。
「・・・はい。」
(いもうと)()れてこられたらしいな。」
(いま)から()いに()くところで・・」
「そうか。しっかり(まも)ってやれ。」
加納(かのう)さんは大丈夫(だいじょうぶ)なんですか?身体(しんたい)(ほう)は・・」
立川(たちかわ)(えい)のお(かげ)(たす)かった。」
「・・・」
(わる)かったな、こっちは(かれ)(まも)れなくて。
 だが(かれ)()無駄(むだ)にはしない。
 (かれ)のためにも(おれ)(たたか)う。
 ・・・すまなかた。」
藤丸(ふじまる)(ふか)(あたま)()げる加納(かのう)
「・・・」
藤丸(ふじまる)()()加納(かのう)背中(せなか)()つめながら、(えい)言葉(ことば)(おも)()していた。
"e;()ぎたことなんて・・どうでもいいですよ。
 それより・・これからどうするか・・(かんが)えましょう。"e;

「お(にい)ちゃん!そんなに()()まないで。」と(はるか)
(わる)いな。こんな監視(かんし)されるようなことになっちゃって。」
携帯(けいたい)()られちゃったよ。
 テロリストに関係(かんけい)する情報(じょうほう)(はい)るかもしれないからって。
 これじゃあ友達(ともだち)にもメール出来(でき)ないし。」
「・・・」
「・・・でも、ここなら安心(あんしん)だよね!
 だから大丈夫(だいじょうぶ)
 まあ、(おと)(わたる)さんたちに()えないのは、ちょっと(さび)しいかな。
 (えい)さんとかすっごく面白(おもしろ)いし!
 カメラとかすっごい上手(うま)いんだよ。
 あと、神経(しんけい)衰弱(すいじゃく)とか、」
「ごめん!・・・ごめん、(じつ)は・・」
(あやま)らないでよ。
 ・・・(あやま)るのは(わたし)のほう。
 あんな(ひど)(こと)()って・・。」
”お(にい)ちゃんもお(とう)さんも・・もう(しん)じられない!”
「ごめんなさい。」
「いや・・いいんだ。」
「・・・お(にい)ちゃんのやっていること、絶対(ぜったい)(ただ)しいよ。」
「・・うるせーよ。」いつもの笑顔(えがお)()(もど)藤丸(ふじまる)
「お(なか)すいた!ケーキが()べたい!」無邪気(むじゃき)(わら)(はるか)
「またケーキって・・」
「でかいのが()しい!」
「でかいの?」

THIRD-i会議(かいぎ)(しつ)
(さわ)(きた)村上(むらかみ)教団(きょうだん)信者(しんじゃ)リストを(あら)いなおしてくれ。
 加納(かのう)さんと南海(なんかい)は、(てき)のプロファイリングを(つづ)けて(くだ)さい。
 工藤(くどう)たちは、」と霧島(きりしま)
そこへ、藤丸(ふじまる)がやってくる。
(おれ)もいいですか?」
「・・・」
(おれ)にも・・・やらせてください。
 (おれ)(たたか)いたいんです!」
「・・・」

国会(こっかい)議事堂(ぎじどう)付近(ふきん)(ある)くマヤ。

(だれ)()っていたのでしょう。
彼女(かのじょ)のボスは(きゅう)(じょう)法務大臣(ほうむだいじん)なのか!?

マヤがJと合流(ごうりゅう)する。
()(にん)きりになれるのを()っていたよ。」とJ。
(なに)でしょう。」
「Kから()いたんだ。
 ファルコンが()きてる。」
「・・・」
「Bloody-Xに感染(かんせん)した(かれ)(たす)かったということは、
 THIRD-iに(こう)ウイルス(ざい)があったということ?」
「・・・」
「マヤさー、(こう)ウイルス(ざい)(すべ)回収(かいしゅう)したって()ってたよねー。
 あれ(なに)だったの?」
微笑(ほほえ)みを()かべるマヤ。
Jも笑顔(えがお)()せる。
(かれ)ら・・どうやって()()れたんだろうね。」
「・・・」
Jの(かお)から()みが()える。
「・・・ま、いっか。」
マヤが(ある)()すと、Jはマヤの背中(せなか)()つめながら
携帯(けいたい)()()す。
「あ、Kかい?(ぼく)だよ。
 マヤには忠告(ちゅうこく)しておいたよ。
 だから安心(あんしん)して。
 (すべ)上手(うま)くいくよ。」

Jに(たい)して余裕(よゆう)態度(たいど)のマヤ。
JはKの(ため)(うご)いていて、
Kはマヤの(うご)きに不信(ふしん)(かん)(いだ)いている?

最後(さいご)月曜日(げつようび)

神島(かみじま)(ひとみ)(ひら)く。
祝祭(しゅくさい)(はじ)めよう。」

ホテル、1003号室(ごうしつ)
アラームの7時半(じはん)(すこ)(まえ)にぱっと()()ける小林(こばやし)
カバンの(なか)からBloody-Xを()()すと、()みを()かべ・・。

女性(じょせい)テロリストたちはタクシーで浜松(はままつ)(まち)()かう。

ホテル洗面所(せんめんじょ)()(みが)小林(こばやし)

このシーンには(なに)意味(いみ)が?

テロリストたちがカバンを()都内(とない)()らばっていく。

最後(さいご)月曜日(げつようび)
 (おれ)(かみ)になる!」
小林(こばやし)は、クローゼットから警備(けいび)(いん)制服(せいふく)()()し・・。

バス(てい)
「あの、もしもし。これ(わす)(もの)じゃ。」
テロリストの(おとこ)に、老婆(ろうば)と、人懐(ひとなつ)っこい少年(しょうねん)携帯(けいたい)()()す。
「・・・一緒(いっしょ)のバスに()ってくるなよ!」
「どういう意味(いみ)なんでしょう。」
()ぬよ。」
「え・・」
「お(にい)ちゃんはな、(かみ)だからわかっちゃうんだ。」

渋滞(じゅうたい)()()まれ、タクシーを()りる女性(じょせい)テロリストたち。

MON 08:05 都立(とりつ)中央病院(ちゅうおうびょういん)にも、見舞(みま)(きゃく)(よそお)ったテロリストが潜伏(せんぷく)

バスの(なか)見渡(みわた)すテロリスト。
忠告(ちゅうこく)したのに、あの少年(しょうねん)老婆(ろうば)(おな)じバスに()っていた。
戸惑(とまど)いの表情(ひょうじょう)()せるテロリスト。

このシーンはオウムの地下鉄(ちかてつ)サリン事件(じけん)
(おも)()してしまいます・・。

MON 08:12 循環(じゅんかん)バス
(おとこ)がトランクからウイルスを()()そうとする。
それを阻止(そし)したのは・・加納(かのう)だった!

THIRD-i
「8()13(ふん)、1箇所(かしょ)捕獲(ほかく)完了(かんりょう)
 (さわ)(きた)さん、3A周辺(しゅうへん)詳細(しょうさい)()をお(ねが)いします!」と藤丸(ふじまる)
了解(りょうかい)!」

MON 08:18 汐留(しおどめ)(えき)地下街(ちかがい)
女性(じょせい)テロリスト2(めい)工藤(くどう)たちにより捕獲(ほかく)

THIRD-i
「8()19(ふん)、2箇所(かしょ)()捕獲(ほかく)完了(かんりょう)
 テロが(はじ)まる9()まで、あと40(ふん)
 (のこ)り8箇所(かしょ)!」と藤丸(ふじまる)

藤丸(ふじまる)のパソコンにメールが(とど)く。
詳細(しょうさい)午前(ごぜん)9()。その(とき)君達(きみたち)(かみ)になる。』

(くるま)後部(こうぶ)座席(ざせき)
『てんとう(むし)のサンバ』を(うた)いながらパソコンのキーボードを(たた)
ブルーバード。
「J!」
助手(じょしゅ)(せき)でメロンソーダを()んでいたJが()(かえ)る。

THIRD-i
霧島(きりしま)!これはどういうことだ!
 おい!(なに)をしてる!」
鎌田(かまた)藤丸(ふじまる)()づき、()()る。
「うるさい!邪魔(じゃま)しないでくれ。」と藤丸(ふじまる)
(わたし)説明(せつめい)します。
 ・・中間(ちゅうかん)(しゃ)攻撃(こうげき)です。
 拘置(こうち)(しょ)停電(ていでん)は、変電(へんでん)(しょ)のトラブルが原因(げんいん)でした。
 それはハッキングによるもので、かつて、ファルコンが()った方法(ほうほう)
 (おな)じでした。」と霧島(きりしま)
捕獲(ほかく)完了(かんりょう)!あと7つ。」と藤丸(ふじまる)
「このPCは、折原(おりはら)マヤからプレゼントされたもので、
 キーボードを使(つか)って、どんな通信(つうしん)をしたのか記録(きろく)される仕組(しく)みに
 なっていました。
 その記録(きろく)は、PCが自動(じどう)無線(むせん)接続(せつぞく)し、テロリストに送信(そうしん)されて
 いたんです。」
(てき)はそれを利用(りよう)して、変電(へんでん)(しょ)のハッキング方法(ほうほう)()ったという
 ことか。」と鎌田(かまた)
「それを、逆手(さかて)()ったんです。」と霧島(きりしま)

それは、藤丸(ふじまる)(おも)いついたアイディアだった。
会議(かいぎ)(しつ)()()んだ藤丸(ふじまる)は、霧島(きりしま)たちにこう説明(せつめい)した。
(てき)送信(そうしん)される記録(きろく)()わりに、ヤツラのパソコンに、
 ファルコン特性(とくせい)のウイルスを(おく)()むんです。
 これで相手(あいて)()づかない(あいだ)に、テロリストの通信(つうしん)(もう)が、
 (おれ)のパソコンに筒抜(つつぬ)けになります。
 やつらは明日(あした)月曜日(げつようび)(なに)かをする。
 その(うご)きをこれで(つか)む!
 あいつらだけは・・絶対(ぜったい)()がさない!」

都立(とりつ)中央病院(ちゅうおうびょういん)潜入(せんにゅう)したテロリスト逮捕(たいほ)!」
「あと6つ・・。」
救急(きゅうきゅう)(たい)にいたテロリスト5(めい)逮捕(たいほ)!」
「あと5つ・・。」
都庁(とちょう)(まえ)にて、ウイルスを所持(しょじ)していたテロリストを1(めい)逮捕(たいほ)。」
「あと4つ・・。」
「ヘリコプターのハイジャックを(ねら)っていたテロリストを1(めい)逮捕(たいほ)!」
「8()25(ふん)現在(げんざい)、これであと3つ。」と(さわ)(きた)

Jの(くるま)
「J、実行(じっこう)部隊(ぶたい)からの定時(ていじ)連絡(れんらく)途絶(とだ)えたままです。」
「・・・」

廃墟(はいきょ)ビルでテロリストを()らえるTHIRD-i。
そこの保管(ほかん)()には、沢山(たくさん)のBloody-Xが保管(ほかん)されていた。
「こちら(さかき)(たい)
 ウイルスと(おも)われるアンプル発見(はっけん)
 ()(かえ)す。ウイルスと(おも)われるアンプルを発見(はっけん)!」
ほっとする霧島(きりしま)たち。
(のこ)り・・あと2つ。」
「まずはセレス東京(とうきょう)ホテルだ。」と藤丸(ふじまる)

MON 08:34 セレス東京(とうきょう)ホテル
THIRD-iの部隊(ぶたい)が1003号室(ごうしつ)()()むが、(おとこ)(すで)にホテルを()たあとだった。

「どこに()えた・・」
パソコンで必死(ひっし)にテロリストを()藤丸(ふじまる)
信号(しんごう)()えました!」と(さわ)(きた)
(なに)やってるんだ・・」と鎌田(かまた)
午前(ごぜん)9()まで・・あと23(ふん)・・」と霧島(きりしま)
「あのもう(ひと)つは?」
(てき)司令塔(しれいとう)です。
 実行(じっこう)部隊(ぶたい)居場所(いばしょ)特定(とくてい)するために、(およ)がせていたんです。
 確保(かくほ)しろ!!」と霧島(きりしま)

THIRD-iがJの(くるま)()けつけるが、(くるま)(なか)(そら)だった。

「これが社内(しゃない)にあったパソコン。」
南海(なんかい)が、現場(げんば)()けつけた藤丸(ふじまる)(わた)す。
藤丸(ふじまる)はそれを調(しら)(はじ)め・・。
中央(ちゅうおう)()にある水道局(すいどうきょく)浄水(じょうすい)(じょう)だ!」

MON 08:50 東京(とうきょう)()水道局(すいどうきょく)浄水(じょうすい)(じょう)
「テロ対策(たいさく)のパトロールに(まい)りました。」
警備(けいび)(いん)制服(せいふく)着替(きが)えた小林(こばやし)受付(うけつけ)()う。

そこへ、ブルーバードから連絡(れんらく)(はい)る。
祝祭(しゅくさい)中止(ちゅうし)だ。(てき)()まれてる。」
「・・・(ことわ)る。
 (おれ)(かみ)になる。」

浄水(じょうすい)(じょう)で2(はつ)銃声(じゅうせい)()(ひび)く。

THIRD-iが浄水(じょうすい)(じょう)到着(とうちゃく)
「あんたはここにいな。」南海(なんかい)はそう藤丸(ふじまる)()い、施設(しせつ)(ない)へ。
藤丸(ふじまる)(くるま)(なか)でパソコンを(ひろ)げ、施設(しせつ)(ない)監視(かんし)カメラをハッキングする。

施設(しせつ)(ない)、カバンからウイルスを()()小林(こばやし)
(うご)くな!」南海(なんかい)たちが(じゅう)()けながら(あゆ)()る。
小林(こばやし)はウイルスを(ひと)(つか)むと、(じゅう)()ちながらその()から()()す。

監視(かんし)カメラの映像(えいぞう)()ながら施設(しせつ)(ない)(ある)藤丸(ふじまる)
「どこだ・・。
 !!」
藤丸(ふじまる)小林(こばやし)遭遇(そうぐう)してしまう。
小林(こばやし)藤丸(ふじまる)にウイルスの(はい)ったケースを()()けて微笑(ほほえ)み、
そして逃走(とうそう)
藤丸(ふじまる)がそのあとを()う。

貯水(ちょすい)(じょう)(まえ)まで()げた小林(こばやし)は、()ってきた藤丸(ふじまる)(じゅう)()け・・
そして()(がね)()く。だが(だん)(そら)だった。
邪魔(じゃま)するな!」
小林(こばやし)(さく)()()えて貯水(ちょすい)(じょう)へと()かう。
(さく)から小林(こばやし)()()()ろす藤丸(ふじまる)
小林(こばやし)()からウイルスの(はい)ったケースが()ちる。
藤丸(ふじまる)()()ばし、ウイルスを()(さく)()えようとする小林(こばやし)を、
加納(かのう)銃撃(じゅうげき)
「きさまーー!!邪魔(じゃま)するなーー!
 (おれ)は、(かみ)になるんだ!」
「お(まえ)はただの人殺(ひとごろ)しだ!」と藤丸(ふじまる)
「・・・」小林(こばやし)連行(れんこう)されていく。

(まち)(ある)きながら電話(でんわ)をするJ。
「あ、Kかい?
 (もう)(わけ)ない。作戦(さくせん)失敗(しっぱい)だ。
 うん。
 ファルコンにやられたよ。」
Jはそう()うと電話(でんわ)()り、(けわ)しい表情(ひょうじょう)()かべて(ある)いていく。

人間(にんげん)現実(げんじつ)()るが』

THIRD-i
(さわ)(きた)(はるか)(した)にいく。
()わったから、(かえ)っていいわ。
 (いま)護衛(ごえい)つけるから。」
(さわ)(きた)(はるか)携帯(けいたい)(かえ)す。
「お(にい)さんもおうちに(かえ)れる。」
(はるか)携帯(けいたい)()つめながら(うれ)しそうに微笑(ほほえ)み・・。

(まち)(ある)真子(しんこ)を、尾行(びこう)する人物(じんぶつ)がいた。
高木(たかぎ)竜之介(りゅうのすけ)だ!

真実(しんじつ)から()(そむ)ける』

藤丸(ふじまる)帰宅(きたく)する。
「ただいまー!」
部屋(へや)(おく)から(はるか)(たの)しそうな(わら)(ごえ)()こえる。
玄関(げんかん)には男物(おとこもの)(くつ)
その人物(じんぶつ)()藤丸(ふじまる)(かた)まってしまう。

「あ!お(にい)ちゃんお(かえ)り!
 お(きゃく)さんだよ。」
「お邪魔(じゃま)してます。高木(たかぎ)藤丸(ふじまる)(くん)。」
(はるか)一緒(いっしょ)にトランプをして(あそ)んでいた(おとこ)・・それはJだった。
(はるか)ちゃん、(せき)(はず)してもらえる?
 (ぼく)、お(にい)ちゃんと(はなし)があるからさ。」
「・・・」
(たの)むよ。」
「・・わかった。
 じゃあ、ゆっくりしていって(くだ)さい。神崎(かんざき)さん。」
「ありがとう。」

「さすがファルコンだ。
 すっかりやられちゃったよ。
 中間(ちゅうかん)(しゃ)攻撃(こうげき)だったよね。
 (きみ)見事(みごと)(しもべ)方程式(ほうていしき)(くず)してくれた。
 この()りを(かえ)すべく、(ぼく)はここへやって()た。
 (きみ)方程式(ほうていしき)(くず)してあげるよ。」
携帯(けいたい)()()藤丸(ふじまる)
「THIRD-iに連絡(れんらく)する(まえ)にさ、()りたくないかい?
 (きゅう)(じょう)(おと)(わたる)のこと。」
「・・・」
(きみ)大切(たいせつ)友達(ともだち)と、(ぼく)関係(かんけい)だよ。」
「・・・」

真実(しんじつ)宝石(ほうせき)(ばこ)(なか)にある』

テロリストのアジト
導師(どうし)(さま)。」とマヤ。
「マヤか。
 (おお)くのものが(つか)まる(なか)、どうしてお(まえ)(たす)かったんだ?」
「Kのご指示(しじ)があったもので。」
「Kが・・」
「Kは・・(いま)こそ宝石(ほうせき)(ばこ)をあける(とき)だと。」
「・・・異論(いろん)はない。
 さあ、準備(じゅんび)()()かれ。」
「その(まえ)に・・やらねばならぬことがあります。」
「・・・」

高木(たかぎ)()
「お(まえ)(おと)(わたる)(なに)なんだ・・。」
「・・・(ぼく)らは・・()のつながった兄弟(きょうだい)なんだ。」
「・・・」

テロリストのアジト
マヤは神島(かみじま)(じゅう)()ける。
(どう)じることなく、微笑(ほほえ)みを()かべる神島(かみじま)
そして・・マヤが()(がね)()く。
神島(かみじま)はゆっくりとイスに(たお)れていき・・。