나의 공부/Drama★Story

ブラッディ・マンデイ 第11話(最終回)

grandguy 2009. 3. 23. 11:03
(いま)(よる)0()東京(とうきょう)破滅(はめつ)テロ宣言(せんげん)へ!!生死(せいし)()けた終幕(しゅうまく)へ』

ついに姿(すがた)(あらわ)したテロリスト教団(きょうだん)首謀(しゅぼう)(しゃ)「K」の正体(しょうたい)は、なんと、
藤丸(ふじまる)三浦(みうら)(はる)())と(おな)新聞(しんぶん)()同級生(どうきゅうせい)真子(しんこ)徳永(とくなが)えり)だった。
真子(しんこ)は、自分(じぶん)(たす)けに()藤丸(ふじまる)(たい)し、ためらいもなく銃口(じゅうこう)()ける。
そして、()(はな)った銃弾(じゅうだん)は、藤丸(ふじまる)をかばった竜之介(りゅうのすけ)(むね)へと()()さる。

「K」とマヤ(吉瀬(よしせ)美智子(みちこ))はその()()()し、藤丸(ふじまる)竜之介(りゅうのすけ)
()()けた「THIRD-i(サード・アイ)」によって保護(ほご)される。
「ブラッディ・マンデイ・・
 ブラッディ・マンデイの・・(すべ)てが・・この(なか)に・・。」
竜之介(りゅうのすけ)加納(かのう)(なに)(わた)そうとする。
時間(じかん)がない!(すべ)てがここにある!」
加納(かのう)竜之介(りゅうのすけ)からそれを()()ろうと()()ばす。
その()をぎゅっと(にぎ)()める竜之介(りゅうのすけ)
絶対(ぜったい)()めろ!
 ・・・(たよ)んだぞ。」
「・・了解(りょうかい)しました。」


ブラッディ・マンデイ DVD-BOX I
三浦(みうら)(はる)(), 吉瀬(よしせ)美智子(みちこ), 佐藤(さとう)(けん), 松重(まつしげ)(ゆたか)
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ブラッディ・マンデイ DVD-BOX II
三浦(みうら)(はる)(), 吉瀬(よしせ)美智子(みちこ), 佐藤(さとう) (けん), 松重(まつしげ) (ゆたか)
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THIRD-i
霧島(きりしま)加納(かのう)から報告(ほうこく)(はい)る。
折原(おりはら)マヤの情報(じょうほう)はガセだ。ここには宝石(ほうせき)(ばこ)なんてものはねー。
 あと・・・教会(きょうかい)高木(たかぎ)さんがいた。
 高木(たかぎ)さんから、(てき)情報(じょうほう)(あず)かった。
 (いま)からそっちに(おく)る。」
「わかりました。」

病院(びょういん)
オペ(しつ)(まえ)(ちち)無事(ぶじ)心配(しんぱい)そうに()藤丸(ふじまる)

九条(くじょう)大臣(だいじん)(はな)(その)(あさ)局長(きょくちょう)
(おっしゃ)るとおり、お(まご)さんの(おと)(わたる)(くん)と、テロリストとのつながりは
 ありませんでした。
 Kの正体(しょうたい)は、安斉(あんざい)真子(しんこ)(わたる)(だい)学院(がくいん)(ねん)在学(ざいがく)
 Jとは・・異母(いぼ)兄弟(きょうだい)関係(かんけい)です。
 神島(かみじま)紫門(さいもん)には、我々(われわれ)にも把握(はあく)できていない、
 11番目(ばんめ)子供(こども)がいたということになります。」
最初(さいしょ)から、神島(かみじま)(すべ)てを見越(みこ)し、その存在(そんざい)(かく)していたのだろうな。」
「Jと(おな)じですね。
 (みずか)らの(まご)であるJが、()(ねん)(まえ)のテロ未遂(みすい)事件(じけん)(ふか)(かか)わっていたと
 ()ったあなたは、法務大臣(ほうむだいじん)という(しょく)利用(りよう)し、
 神崎(かんざき)(じゅん)という、自殺(じさつ)した青年(せいねん)戸籍(こせき)とすり()え、
 Jを()かすことにした。
 そうですね?」
「・・・」
「あなたは、Kという(おとこ)存在(そんざい)()(なか)から()した!」
「・・・」

KANZAKIと()かれた名前(なまえ)から、(だれ)かの(ゆび)がKの文字(もじ)()していく。
ANZAI・・・。

霧島(きりしま)(おと)(わたる)()いにいく。
結局(けっきょく)Kの正体(しょうたい)(だれ)だったんですか?」と(おと)(わたる)
安斉(あんざい)真子(しんこ)(きみ)同級生(どうきゅうせい)だ。」
「・・・」

病院(びょういん)にあおいがやってくる。
「・・・安斉(あんざい)だった。Kは・・安斉(あんざい)だった・・。」と藤丸(ふじまる)
「・・・」

(とき)()た』
祝祭(しゅくさい)(はじ)まる』

テロリスト教団(きょうだん)は、「宝石(ほうせき)(ばこ)()ける」という最後(さいご)()(ふだ)であり
(しん)目的(もくてき)()けて(うご)()す。
「この宝石(ほうせき)(ばこ)威力(いりょく)は、爆心(ばくしん)地区(ちく)半径(はんけい)20キロ。
 首都(しゅと)から人間(にんげん)一掃(いっそう)(すべ)ては一瞬(いっしゅん)()わる。
 これが(はこ)()ける(かぎ)
 キー入力(にゅうりょく)()、5時間(じかん)()宝石(ほうせき)(ばこ)(ひら)きます。
 お()()(くだ)さい、(すべ)てはKの()(たく)されました。」とマヤ。
「・・・」
失礼(しつれい)(あたら)しい導師(どうし)(さま)()に。」
腕時計(うでどけい)()()真子(しんこ)
(すべ)ては一瞬(いっしゅん)()わる。
 (かみ)()()理想(りそう)世界(せかい)を・・・(わたし)創造(そうぞう)する。
 ブラッディ・マンデイ。」
タイマーが作動(さどう)する。

宝石(ほうせき)(ばこ)(ひら)いた』

THIRD-i
ロシア教会(きょうかい)テロの映像(えいぞう)を、宗方(むなかた)説明(せつめい)する。
青白(あおじろ)閃光(せんこう)直後(ちょくご)電磁波(でんじは)のノイズが()き、熱線(ねっせん)(はし)っています。
 これは教会(きょうかい)(ちか)くで、(なに)かが爆発(ばくはつ)したものと(おも)われます。
 爆発(ばくはつ)から発症(はっしょう)までの時間(じかん)は15(ふん)
 ウイルスだとするならば、あまりに時間(じかん)(みじか)すぎます。
 これはブラッディ・Xではありません。
 中性子(ちゅうせいし)爆弾(ばくだん)による被害(ひがい)だと(かんが)えられます。」
「ウイルスの(つぎ)は・・中性子(ちゅうせいし)爆弾(ばくだん)。」と鎌田(かまた)
「それがブラッディ・マンデイ。
 高木(たかぎ)さんのレポートとも一致(いっち)します。」と南海(なんかい)

『テロリスト集団(しゅうだん)実態(じったい)
『「ブラッディ・マンデイ」計画(けいかく)
(かく)爆弾(ばくだん)(なか)でも、建物(たてもの)への(やぶ)
 もの、といえば『中性子(ちゅうせいし)爆弾(ばくだん)
 可能(かのう)(せい)(たか)い。』

加納(かのう)(はん)(てき)アジトに突入(とつにゅう)します!」と(さわ)(きた)
加納(かのう)さん!慎重(しんちょう)にやって(くだ)さい。
 アジトの(なか)中性子(ちゅうせいし)爆弾(ばくだん)がある可能(かのう)(せい)があります!」と霧島(きりしま)

中性子(ちゅうせいし)!?
 クソが!」
()たけびを()げながらアジトに突入(とつにゅう)する加納(かのう)
だがテロリストは()()したあとで、テーブルには爆発(ばくはつ)までの
(のこ)時間(じかん)表示(ひょうじ)されたパソコンが()いてあった。
爆発(ばくはつ)まで、4時間(じかん)28(ふん)32(びょう)
「これ遠隔(えんかく)(しき)のタイマーです!
 あいつらもう爆弾(ばくだん)のスイッチ()してますよ!」と工藤(くどう)
「あいつらアホだ!
 おい!爆弾(ばくだん)(さが)せ!!」
「はい!!」
()()(さが)せ!!」
「はい!!」
霧島(きりしま)ーっ!()んでも()めるぞ!!」

「こちらも()()ちます!
 ・・無茶(むちゃ)しないで(くだ)さい。」

(わたし)官房(かんぼう)長官(ちょうかん)()ってくる。
 ことは緊急(きんきゅう)(よう)する。
 霧島(きりしま)現場(げんば)指揮(しき)は、(きみ)(まか)せた。絶対(ぜったい)()めろ。」と鎌田(かまた)
「わかりました。」

(てき)最終(さいしゅう)目的(もくてき)は、首都(しゅと)東京(とうきょう)への中性子(ちゅうせいし)爆弾(ばくだん)による爆破(ばくは)
 タイムリミットは(いま)から4時間(じかん)28(ふん)()
 日付(ひづけ)()わる午前(ごぜん)0()だ!」

4.26 TO THE ENDO OF TOKYO

()めてやる!」霧島(きりしま)(つぶや)く。

病院(びょういん)
手術(しゅじゅつ)()わるのを()藤丸(ふじまる)(した)へ、(その)(あさ)がやって()た。
「お(とう)さんは・・(てき)組織(そしき)潜入(せんにゅう)し、ウイルステロの(おく)にある
 本当(ほんとう)(ねら)いを(さぐ)っていた。
 だが・・阻止(そし)できなかった。」
「・・・」
(むすめ)腎臓(じんぞう)提供(ていきょう)する見返(みかえ)りに、スパイになれと(てき)からの接触(せっしょく)があった。
 お(とう)さんは、それに(おう)じるふりをした。
 (けっ)して、我々(われわれ)裏切(うらぎ)っていたわけではない。」
「・・・」
作戦(さくせん)性質(せいしつ)(じょう)(わたし)だけしかそれを()らず、
 (きみ)にも・・(いもうと)さんにも、本当(ほんとう)(もう)(わけ)ないことをした。
 手術(しゅじゅつ)()わり次第(しだい)(いもうと)さんを()れて東京(とうきょう)から脱出(だっしゅつ)するんだ。
 こちらで手配(てはい)をする。」
「・・・ブラッディ・マンデイ。
 ここに(きた)(まえ)に、(ちち)()っていました。
 ブラッディ・マンデイを、絶対(ぜったい)()めろと。
 どれだけの時間(じかん)(のこ)されているんですか?」
「・・・(てき)のアジトに(のこ)されていたパソコンによると・・
 深夜(しんや)0()前後(ぜんご)がリミットだ。
 現在(げんざい)そのパソコンから、爆発(ばくはつ)(ぶつ)(おも)われる宝石(ほうせき)(ばこ)()がかりが、
 そのタイマーを()められないか、解析(かいせき)(ちゅう)だ。」
「・・・(おれ)宝石(ほうせき)(ばこ)のタイマーを()めます。」

(てき)のアジトで必死(ひっし)にパソコンを(さぐ)工藤(くどう)
「ダメだ・・。」
そこへ、ファルコンが侵入(しんにゅう)する。
「え?ファルコン!」

病院(びょういん)廊下(ろうか)でパソコンのキーボードを(たた)藤丸(ふじまる)
ファルコンが(たから)(ばこ)目指(めざ)して()()った。

THIRD-i
中性子(ちゅうせいし)爆弾(ばくだん)は、爆発(ばくはつ)による破壊(はかい)(りょく)最小限(さいしょうげん)(おさ)え、
 ()わりに、(つよ)放射線(ほうしゃせん)()()らす。
 建物(たてもの)はそのままで、人体(じんたい)だけをしに(いたり)らしめる。
 (てき)宝石(ほうせき)(ばこ)()んでいたのは、この(ひかり)をイメージしてのことでしょう。
 もし都心(としん)()爆発(ばくはつ)()きた場合(ばあい)東京(とうきょう)23()、ならびに近隣(きんりん)都市(とし)の、
 およそ1200万(いちにぜろぜろまん)(にん)()(いた)ります。」と宗方(むながた)
(てき)がこの映像(えいぞう)()(こと)にこだわっていたのは、
 本当(ほんとう)(ねら)いを察知(さっち)されないためだった・・。」と霧島(きりしま)

東京(とうきょう)(そら)をさまようファルコン。

霧島(きりしま)藤丸(ふじまる)から連絡(れんらく)(はい)る。
霧島(きりしま)だ。」
高木(たかぎ)です。
 (てき)のアジトのPCからでは、宝石(ほうせき)(ばこ)のタイマーは()まりません。」
「・・・」

2:59 TO THE END OF TOKYO

「シミュレーション完了(かんりょう)です!(ばく)心地(ごこち)(しぼ)れました!」と(さわ)(きた)
中性子(ちゅうせいし)爆弾(ばくだん)から(はっ)せられる中性子(ちゅうせいし)(せん)は、季節風(きせつふう)()せると、
 効果(こうか)絶大(ぜつだい)なものになります。
 (かぜ)方向(ほうこう)(せい)人口(じんこう)密集(みっしゅう)被害(ひがい)規模(きぼ)(かんが)えると、
 この3箇所(かしょ)設置(せっち)された可能(かのう)(せい)(たか)いはずです。」
千代田(ちよだ)()(まる)(うち)霞ヶ関(かすみがせき)の4箇所(かしょ)
新宿(しんじゅく)()西新宿(にししんじゅく)の5つのビル
渋谷(しぶや)()の5箇所(かしょ)
(ぜん)捜査(そうさ)(かん)()ぐ。
 爆弾(ばくだん)設置(せっち)場所(ばしょ)として(かんが)えられるのは、
 (まる)(うち)霞ヶ関(かすみがせき)新宿(しんじゅく)高層(こうそう)ビル(がい)渋谷(しぶや)(えき)スクランブル交差点(こうさてん)付近(ふきん)
 以上(いじょう)3地点(ちてん)、それぞれ展開(てんかい)し、爆弾(ばくだん)(さが)せ!
 (なに)としても()()めるぞ!」

アジトに(もど)ったマヤたちがKに報告(ほうこく)する。
宝石(ほうせき)(ばこ)は、予定(よてい)(どお)設置(せっち)してまいりました。」
「マルサンは高木(たかぎ)竜之介(りゅうのすけ)から()情報(じょうほう)で、予想(よそう)以上(いじょう)(はや)(うご)いています。
 我々(われわれ)脱出(だっしゅつ)方法(ほうほう)を、(べつ)(かんが)えませんと。」
(だれ)かさんが、()(じゅう)スパイの存在(そんざい)に、(まった)()づかなかったから、
 こんなことになった。」マヤがJに()う。
「・・・」にらみ()二人(ふたり)
「どうする?J。」とK。
「それじゃあ方程式(ほうていしき)変数(へんすう)Xをいじっちゃおう。
 作戦(さくせん)変更(へんこう)。プランBだ。」
「プランB?そんな作戦(さくせん)()いてないわ。」とマヤ。
「それは(ぼく)だって(きみ)作戦(さくせん)()いてないわけだし。
 ・・・心配(しんぱい)いらないよ、K。
 方程式(ほうていしき)(かなら)成立(せいりつ)させてみせるから。」
Jはそう()いアジトを()ていく。

病院(びょういん)
携帯(けいたい)()じる藤丸(ふじまる)

カフェ
藤丸(ふじまる)からのメールを受信(じゅしん)する(おと)(わたる)
状況(じょうきょう)()いていると(おも)う。
 (いま)すぐ東京(とうきょう)(はな)れて()しい。
 東京(とうきょう)にいると(あぶ)ないんだ。
 (おれ)(はるか)はとっくに()げたから・・・。藤丸(ふじまる)
メールを()んだ(おと)(わたる)(すこ)微笑(ほほえ)み、(みせ)()ていく。

そんな(おと)(わたる)尾行(びこう)する(おとこ)たちがいた。

(まち)(ある)(おと)(わたる)は、(おどろ)いた(かお)()(かえ)り・・。

病院(びょういん)
藤丸(ふじまる)携帯(けいたい)()る。
「もしもし、(おと)(わたる)?」
(ぼく)だよ、ファルコン。
 (いま)、わが(おとうと)一緒(いっしょ)にいるんだ。」
(くるま)(なか)、Jの(となり)には、(しば)られた(おと)(わたる)がいた。
 
(きみ)()ない?
 (たす)けたかったら一人(ひとり)()るんだ。
 あ、パソコンは()いてきてね。
 東京(とうきょう)()えるまであと2時間(じかん)8(ふん)
 (たの)しもうよ。」
Jはそう()電話(でんわ)()る。

東京(とうきょう)から()げろ。」藤丸(ふじまる)があおいに()う。
「・・高木(たかぎ)くんは?」
手術(しゅじゅつ)()わるまでには、ちゃんと(もど)ってくる。」
「だったら(わたし)もいる。」
「ダメだ!
 絶対(ぜったい)()げろ。
 ・・・()げてくれ。」
藤丸(ふじまる)はそう()うと病院(びょういん)()ていく。

1:53 TO THE END OF TOKYO

渋谷(しぶや)(えき)(ちか)くのカフェ
藤丸(ふじまる)(うし)ろから目隠(めかく)しするJ。
「さすが!本当(ほんとう)()たんだ。」
(おと)(わたる)はどこにいる!」
「もちろん無事(ぶじ)だよ。
 それより(きみ)に、とっても耳寄(みみよ)りな(はなし)がある。
 (すわ)って。」
「・・・」
「ブラッディ・マンデイは中止(ちゅうし)にする。」
「・・・(なん)?」
「Kは、自分(じぶん)父親(ちちおや)である、神島(かみじま)紫門(さいもん)(ころ)した。
 そしていまや、(みずか)らが導師(どうし)(さま)になった。」
「・・・」
「マヤに(そそのか)されたんだけどね。
 ファルコンを筆頭(ひっとう)に、(きみ)のお(とう)さんも、
 みーんな勝手(かって)真似(まね)しちゃうから、
 (ぼく)方程式(ほうていしき)にズレが()てきた。
 (ぼく)もよくよく(うん)がない。
 だから、ブラッディ・マンデイは中止(ちゅうし)だ。
 でもね、(ひと)つだけ問題(もんだい)がある。
 それは宝石(ほうせき)(ばこ)がまもなく爆発(ばくはつ)しちゃうってこと。
 それを(きみ)()めてもらいたい。
 (かぎ)(にぎ)るのは、Kだけが()てる発信(はっしん)()だ。
 それをハッキンスすれば、爆破(ばくは)をとめることが出来(でき)るし、
 爆弾(ばくだん)()(しょ)(さぐ)()てる(こと)出来(でき)る!」
「お(まえ)()らないのか?爆弾(ばくだん)()(しょ)を!」
「・・うん。
 どう?なんとしても宝石(ほうせき)(ばこ)()めたい(くん)と、
 利害(りがい)一致(いっち)したと(おも)わない?」
「ふざけるな!
 そんなもん信用(しんよう)できるか!」
「ふざけてないし、信用(しんよう)するもしないも(きみ)自由(じゆう)だけど、
 ・・・こんなチャンス、不意(ふい)にするの?」
「・・・」
(くず)された方程式(ほうていしき)無理(むり)やり成立(せいりつ)させるなんて、
 (ぼく)のプライドが(ゆる)さなくてさ。
 だから手伝(てつだ)ってよ。
 Kやマヤが(かんが)えているしょうもない方程式(ほうていしき)(くず)すためにさ。」
「・・・」
「・・・(くん)にしか出来(でき)ないんだよ、ファルコン。」
Jはそう()い、藤丸(ふじまる)にパソコンを()()す。
(きみ)(ぼく)()()んでくれるのなら、(きゅう)(じょう)(おと)(わたる)(いえ)に、いや、
 九条(くじょう)法務大臣(ほうむだいじん)(もと)まで、(おく)(とど)けるよ。」
無事(ぶじ)だという証拠(しょうこ)は?」
(かれ)(ころ)理由(りゆう)なんてない。
 (きみ)が・・協力(きょうりょく)(ことわ)らなければ。」
「・・・」
「じゃ。よろしくね!」
Jが(かえ)っていく。

Jは(くるま)()()むと、(おと)(わたる)(くち)をふさぐタオルを(はず)す。
(くるま)(なか)から藤丸(ふじまる)がパソコンを(ひら)姿(すがた)()える。
「ファルコンは(きみ)窮地(きゅうち)()んできた。
 いい友達(ともだち)()ったものだ。」
「・・・」
(だい)(ちが)いだね。
 母親(ははおや)(おな)じってだけで、それ以外(いがい)(なに)関係(かんけい)もない(ぼく)らとは。」
(おれ)は・・お(まえ)とは(ちが)う。」と(おと)(わたる)
「・・・じゃあ元気(げんき)でね、(おとうと)(くん)
 また()()まで!
 大事(だいじ)(おく)(とど)けてね、おじいちゃんの(ところ)に。」
Jは(さび)しそうな微笑(びしょう)()かべると、(くるま)()り、ドアを()めた。

喫茶店(きっさてん)
「このPCが接続(せつぞく)されているネットワークは、テロリストたちの専用(せんよう)ライン。
 安斉(あんざい)()っている発信(はっしん)()は、その中央(ちゅうおう)サーバーと、通信(つうしん)(おこな)っている。
 まずは、中央(ちゅうおう)サーバーに侵入(しんにゅう)
 発信(はっしん)()場所(ばしょ)()()めてやる!」

(くるま)(なか)
ブルーバードがパソコンを操作(そうさ)する。
「ファルコンが使(つか)うPCは、(ぼく)らのもの。
 つまりここは、ファルコンにとってアウェイ。
 (ぼく)らにとってはホームグラウンド。
 宝石(ほうせき)(ばこ)への道筋(みちすじ)をファルコンに(ひら)いてもらい、
 最後(さいご)にサクっと横取(よこど)りするぐらい簡単(かんたん)だよね?
 これで宝石(ほうせき)(ばこ)(ぼく)のものだ。」とJ。
「ファルコン・・()()としてやる!」
(ねら)いうち』を(うた)いながらファルコンを()うブルーバード。

ブルーバードがファルコンに(おそ)()かる。
ファルコンは必死(ひっし)追跡(ついせき)()わしながら()(つづ)け、
そして突然(とつぜん)姿(すがた)()した。
戸惑(とまど)うブルーバードの背後(はいご)から、ファルコンが姿(すがた)(あらわ)す。
foreign host.
()まる(とびら)(すべ)()むファルコン。
ブルーバードは(とびら)激突(げきとつ)

捕獲(ほかく)・・完了(かんりょう)。」と藤丸(ふじまる)

ブルーバードに(じゅう)()きつけるJ。
銃声(じゅうせい)()(ひび)く。

1:16 TO THE END OF TOKYO

THIRD-iに藤丸(ふじまる)から報告(ほうこく)(はい)る。
高木(たかぎ)です。
 宝石(ほうせき)(ばこ)のタイマーは()まりました。
 それと・・テロリストの潜伏(せんぷく)(さき)がわかりました。
 K・・・安斉(あんざい)真子(しんこ)もそこにいると(おも)われます。」
「わかった。すぐ我々(われわれ)()かう。」と霧島(きりしま)
「それじゃあ。」
「ファルコン!」
「はい。」
「・・ありがとう。すぐに(いもうと)さんのところへ(かえ)るんだ。」
「わかってます。」

珈琲(こーひー) MARIMO
テロリストは渋谷(しぶや)のこの喫茶店(きっさてん)(ひそ)んでいた。
「J、(おそ)いですね。」とマヤ。
「このままだと、Kの脱出(だっしゅつ)()()わない。
 Jはどこにいったんだ!」
「まさかKを見捨(みす)てた?」とマヤ。
「そんなことはない。
 ()ちましょう。」
真子(しんこ)はそう()うと、タイマーの腕時計(うでどけい)(うで)にはめる。
タイマー画面(がめん)彼女(かのじょ)脈拍(みゃくはく)表示(ひょうじ)された。

ロシア()(だれ)かと連絡(れんらく)()るマヤ。
"e;まもなくここを脱出(だっしゅつ)する
 約束(やくそく)金額(きんがく)()()んでくれたでしょうね"e;
テロリストの一人(ひとり)がマヤに(じゅう)()ける。
物騒(ぶっそう)なものしまってくれない?」とマヤ。
(はじ)めから()げるつもりだったんだろ!」
()げる?そんなわけないでしょ。
 仕事(しごと)最後(さいご)まで(まっと)うする。」
「・・導師(どうし)(さま)(ころ)したのは・・お(まえ)だな!」
「・・・」

()きなさい。」真子(しんこ)二人(ふたり)(うし)ろに()っていた。
(かみ)はあなたを()ている。
 (かみ)は、あなたを(まも)る。」
「ありがとうございます。
 そちらも、どうか(かみ)のご加護(かご)を、K。」
マヤがアジトを()ていく。

(まち)(はし)りながら(だれ)かに連絡(れんらく)()藤丸(ふじまる)

真子(しんこ)携帯(けいたい)電源(でんげん)()れる。

(まち)(ある)くマヤ。
(すべ)ては一瞬(いっしゅん)()わる、か。」

THIRD-iがテロリストのアジトに到着(とうちゃく)
突入(とつにゅう)し、テロリスト(すう)(めい)(つか)まえるが、Kは偽物(にせもの)
「JとK、兄妹(きょうだい)(さが)せ!!」と南海(なんかい)
「はい!!」

THIRD-i
「Jと、Kもいない?
 ・・・(さわ)(きた)、ファルコンの(うご)きを()え。」と霧島(きりしま)
「はい。」

その(ころ)藤丸(ふじまる)は、あるビルの展望(てんぼう)(だい)真子(しんこ)()っていた。
高木(たかぎ)(くん)連絡(れんらく)くれてありがとう。
 これで(さん)度目(どめ)だね、(たす)けられたの。
 THIRD-iには()ったの?」
「・・・まだだ。
 その(まえ)に・・どうしても()きたいことがある。
 全部(ぜんぶ)・・最初(さいしょ)から計画(けいかく)(どお)りだったのか?
 (おれ)たちと(おな)学校(がっこう)にいたのも、
 新聞(しんぶん)()一緒(いっしょ)だったのも。」
「そうよ。」
(えい)が・・()(こと)も・・
 (おれ)親父(おやじ)を、()ったのも。」
「・・・」
「どうしてだよ!
 安斉(あんざい)!」
(わたし)(えら)ばれた存在(そんざい)だから。
 人間(にんげん)から逸脱(いつだつ)した、つまり(かみ)になる存在(そんざい)。」
「お(まえ)(かみ)なんかじゃない。
 ・・・ただの人殺(ひとごろ)しだ。」
「やっぱり(なに)もわかってない!
 (くさ)りきったこの(くに)、この世界(せかい)再生(さいせい)するには、
 (いち)()(すべ)てリセットする必要(ひつよう)があるの。
 この世界(せかい)は・・やり(なお)(とき)がきた。」
「わかんねーよ安斉(あんざい)
 それでどうして(ひと)(ころ)すんだよ!
 それでどうして・・親父(おやじ)を・・」
真子(しんこ)(たから)(ばこ)(まえ)()つ。
「もしかして(わたし)理解(りかい)するつもりでここに()た?
 ・・そんなの無駄(むだ)!」
爆発(ばくはつ)はしない。
 お(まえ)発信(はっしん)()(つう)じて、爆弾(ばくだん)時限(じげん)装置(そうち)は、()めさせてもらった。
 爆弾(ばくだん)も、発信(はっしん)()も、(おれ)がただのガラクタにしてやった。
 大人(おとな)しく自首(じしゅ)するんだ。」
真子(しんこ)藤丸(ふじまる)(じゅう)(ほう)()げる。
時限(じげん)装置(そうち)関係(かんけい)ないの。
 爆発(ばくはつ)()まらない。」
(なに)()ってるんだ?」
(わたし)(ころ)さないと、爆発(ばくはつ)()まらないの。」
そう()い、パソコンを(ひら)真子(しんこ)
タイマーに真子(しんこ)脈拍(みゃくはく)(すう)表示(ひょうじ)されていた。
(わたし)脈拍(みゃくはく)()まったら爆弾(ばくだん)()まるようになっている。」
「・・・」
(うそ)だと(おも)うなら、あと3(ふん)()ってみる?
 ほら、(わたし)(ころ)さないと東京(とうきょう)()えるよ。
 友達(ともだち)家族(かぞく)もみんな。
 東京(とうきょう)にいる1千万(いちせんまん)(にん)()ぬ。
 (わたし)一人(ひとり)(いのち)1千万(いちせんまん)(にん)(いのち)。どっちを(えら)ぶ?」
(じゅう)(ひろ)(かま)える藤丸(ふじまる)
「そう。高木(たかぎ)くんが()てば、爆弾(ばくだん)()まる。
 東京(とうきょう)(すく)われる。
 ・・・だけど高木(たかぎ)(くん)人殺(ひとごろ)しになる。
 (わたし)のことも・・(すこ)しは理解(りかい)できたりして。」
「・・・」
THIRD-iがビルに到着(とうちゃく)

爆破(ばくは)まで、2(ふん)25(びょう)
(じゅう)()きつけるだけで(なに)もすることが出来(でき)ない藤丸(ふじまる)
時間(じかん)だけが()ぎていく。
藤丸(ふじまる)が、ゆっくりと(じゅう)をおろす。
その(じゅう)今度(こんど)真子(しんこ)藤丸(ふじまる)()きつける。
「あなたの正義(せいぎ)なんて、そんなもの。」
藤丸(ふじまる)(ひとみ)から(なみだ)がこぼれる。
真子(しんこ)左手(ひだりて)(じゅう)()えられようとした(とき)霧島(きりしま)発砲(はっぽう)
「こちら霧島(きりしま)宝石(ほうせき)(ばこ)発見(はっけん)現在(げんざい)確認(かくにん)(ちゅう)
 (なお)容疑(ようぎ)(しゃ)負傷(ふしょう)緊急(きんきゅう)要請(ようせい)(たの)む。」
爆破(ばくは)まであと30(びょう)
タイマーがアラーム(おと)(はっ)(はじ)める。
(わたし)()んだら・・爆発(ばくはつ)しないなんて・・(うそ)・・。
 ()んだら・・爆発(ばくはつ)するから・・。」
そう(つぶや)真子(しんこ)()きながら()つめる藤丸(ふじまる)
(わたし)が、()んで・・(かな)しい?・・・うれしい?」
(おれ)は・・・(かな)しいよ。」
2(びょう)・・・
1(びょう)・・・
タイマーがゼロになり、真子(しんこ)脈拍(みゃくはく)数値(すうち)もゼロになった。

起爆(きばく)装置(そうち)()(はな)され、(かく)物質(ぶっしつ)()()られています。」と霧島(きりしま)
「・・・」

(いま)日本(にっぽん)って、(へん)だよね』
『ムカつく(やつ)(おお)すぎ』
『こんな(くに)(ほろ)んだ(ほう)がいいんだ』

(ぜん)捜査(そうさ)(かん)()ぐ。
 新宿(しんじゅく)渋谷(しぶや)(まる)(うち)警戒(けいかい)態勢(たいせい)継続(けいぞく)
 (およ)び、複数(ふくすう)のテロリスト、依然(いぜん)闘争(とうそう)(ちゅう)。」
霧島(きりしま)たちを見送(みおく)っていた藤丸(ふじまる)は、(おと)(わたる)とあおいの姿(すがた)()つける。
藤丸(ふじまる)微笑(ほほえ)みかける二人(ふたり)
藤丸(ふじまる)二人(ふたり)(もと)()こうとした(とき)電話(でんわ)()る。
「・・・J!」
「ありがとうファルコン。
 これで(ぼく)はいつでも東京(とうきょう)一瞬(いっしゅん)()わらせることが出来(でき)る。」
「・・・」
「でも・・・当分(とうぶん)はやめておくよ。
 霧島(きりしま)ちゃんたちに(つた)えておいて。
 宝石(ほうせき)(ばこ)中身(なかみ)(ぼく)大事(だいじ)保管(ほかん)しておくから。
 あなた(たち)()っているよりよっぽど安全(あんぜん)だってね。」
(いま)どこにいる!」
「どこにもいない。
 そしてどこにでもいる。
 (ぼく)最初(さいしょ)から存在(そんざい)しない人間(にんげん)だから。」
「・・・お(まえ)安斉(あんざい)宝石(ほうせき)(ばこ)()けて()しくないから、
 中身(なかみ)()いたんじゃないのか?
 (おれ)にハッキングさせたのも、安斉(あんざい)居場所(いばしょ)()らせたかったから。」
相変(あいか)わらず(きみ)はお(ひと)よしだね。
 でもね、最初(さいしょ)からわかってたよ。
 (きみ)(きみ)(いもうと)(ため)()いずり(まわ)っていたあの(とき)からわかってた。
 (なに)かを(まも)るものは(よわ)い。
 だけどね、(まも)りたいものがない人間(にんげん)はどんなに(つよ)くても
 最後(さいご)には()てない。
 世界(せかい)なんて(すく)えない。
 ()ったのは(きみ)だ。
 ・・・それじゃ、お元気(げんき)で。」
電話(でんわ)()れる。

(かお)()げた藤丸(ふじまる)は、とおり()かいの歩道橋(ほどうきょう)にJの姿(すがた)()つける。
(いそ)いで()いかけようと一瞬(いっしゅん)視線(しせん)(はず)した瞬間(しゅんかん)に、(かれ)姿(すがた)()していて、
メロンソーダだけが(のこ)されていた。

空港(くうこう)
電話(でんわ)(だれ)かと(はな)すマヤ。
「ええ。報酬(ほうしゅう)はちゃんといただきました。
 また(なに)かあれば、いつでも。」
登場(とうじょう)(ぐち)()かうマヤを、(ちょう)刺青(しせい)(おとこ)()つめていて・・。

携帯(けいたい)電話(でんわ)()じる九条(くじょう)大臣(だいじん)

病室(びょうしつ)
(はるか)()つめながら(ちち)言葉(ことば)(おも)()こす藤丸(ふじまる)

「お(まえ)(たち)には・・本当(ほんとう)(なに)もしてやれなかった・・。
 ごめんな藤丸(ふじまる)本当(ほんとう)(わる)いことを、」
「もうしゃべるなよ!(とう)さん!!」
「・・・(おれ)()んだら・・この腎臓(じんぞう)(はるか)にやってくれ。」
「・・・」
移植(いしょく)承諾(しょうだく)してある。」
藤丸(ふじまる)()(にぎ)()める竜之介(りゅうのすけ)
「これでずっと・・お(まえ)(はるか)一緒(いっしょ)だ。」
(ちち)言葉(ことば)()()藤丸(ふじまる)
(とう)さん!!」

(はるか)()()ます。
「お(にい)ちゃん・・・もうすぐクリスマスだね。」
「・・ああ。」
「それまでには・・退院(たいいん)できるかな。」
移植(いしょく)した腎臓(じんぞう)適合(てきごう)具合(ぐあい)だって。先生(せんせい)()ってた。」
「・・・」
大丈夫(だいじょうぶ)()()うよ。」
今年(ことし)は、どんなケーキにしようか。」そう()微笑(ほほえ)(はるか)
「そうだなー。」
沢山(たくさん)料理(りょうり)(つく)っていい?」
元気(げんき)になったらな。」
「うん。」

高木(たかぎ)さん、目覚(めざ)めましたか?」看護(かんご)()がやって()た。
「さ、検査(けんさ)時間(じかん)だ。
 ()わる(ころ)(また)()るからな。
 お(ねが)いします。」
「お(にい)ちゃん!」
「うん?」
「・・・今年(ことし)のクリスマスは、(さん)(にん)一緒(いっしょ)だね。」
「・・・・・ああ。」
藤丸(ふじまる)()(なみだ)()かべそう(こた)えると、笑顔(えがお)(つく)部屋(へや)()ていく。

(はるか)はドアのガラス部分(ぶぶん)(うつ)(あに)背中(せなか)()つめ・・・。

病院(びょういん)屋上(おくじょう)
藤丸(ふじまる)東京(とうきょう)(まち)をぼーっと(なが)め・・。


※あらすじは一部(いちぶ)公式(こうしき)HPを引用(いんよう)しています。


高木(たかぎ)()んでしまったのですね。
そしてその腎臓(じんぞう)(はるか)移植(いしょく)され・・。
想像(そうぞう)していなかった結末(けつまつ)呆然(ぼうぜん)となってしまいました。
無理(むり)笑顔(えがお)(つく)って()せる(はるか)も、
ガラス()しの(あに)背中(せなか)(つら)表情(ひょうじょう)()かべていました。
兄妹(きょうだい)(こころ)(きず)(ふか)さが(つら)い!
病院(びょういん)屋上(おくじょう)から東京(とうきょう)()つめていた藤丸(ふじまる)は、(なに)(かんが)えていたのでしょう。
(ちち)(いのち)がけで(まも)った東京(とうきょう)

結局(けっきょく)あの爆弾(ばくだん)は、真子(しんこ)()ぬと作動(さどう)するようになっていたのでしょうか?
真子(しんこ)藤丸(ふじまる)自分(じぶん)1千万(いちせんまん)(にん)(いのち)、どちらを(えら)ぶか
(ため)したかったのかな。

JとKの関係(かんけい)もよくわからなくなってしまった。
Jに(はな)しかけるときの真子(しんこ)普通(ふつう)(おんな)()のように心細(こころぼそ)げで、
多分(たぶん)(かれ)のことは信頼(しんらい)していたんだと(おも)います。
Kだけが大切(たいせつ)、そう(おも)わせてきたJ。
でもラスト、彼女(かのじょ)()結末(けつまつ)から(すく)()そうとはしなかった。
数学(すうがく)(しゃ)としてのプライドと、(いもうと)への(おも)い。
Jにとってどちらが大切(たいせつ)だったのでしょう。

マヤを(やと)っていたのは、九条(くじょう)大臣(だいじん)、と(かんが)えていいのかな。
Jに神崎(かんざき)(じゅん)という戸籍(こせき)(あた)えた(きゅう)(じょう)
それは、(かれ)なりのJへの愛情(あいじょう)だったのか。
それとも、自分(じぶん)保身(ほしん)のためだったのか。
マヤを(やと)った理由(りゆう)(おな)理由(りゆう)なのかな。

マヤがロシア()(しゃべ)っていた相手(あいて)(だれ)
(ほか)にも(やと)(ぬし)がいるのか?

そして、マヤに(ころ)されたと(おも)っていた(ちょう)刺青(しせい)(おとこ)()きていた!
怪我(けが)した様子(ようす)()れなかったし、
マヤと(かれ)はグルだったと(おも)っていいのかな?
それともマヤを尾行(びこう)している?

()(かえ)ってみると、(のこ)された(なぞ)(おお)いですね。
続編(ぞくへん)があるのでしょうか?

藤丸(ふじまる)(やく)三浦(みうら)さんの表情(ひょうじょう)(なみだ)がとても()かった!
今後(こんご)活躍(かつやく)(たの)しみです。