어린왕자이야기

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나의 공부/Drama★Story

ヴォイス 02

grandguy 2009. 4. 27. 09:47
(たまご)()って感電(かんでん)した(おとこ)』 

(あずま)(りん)大学(だいがく)医学部(いがくぶ)解剖(かいぼう)(しつ)に、男性(だんせい)遺体(いたい)(はこ)()まれる。法医学(ほういがく)ゼミ(せい)加地(かじ)(だい)()(あきら)(ふとし))は、(どう)ゼミ(せい)石末(いしずえ)亮介(りょうすけ)生田(いくた)()(しん))、久保(くぼ)(あき)佳奈子(かなこ)石原(いしはら)さとみ)、桐畑(きりばたけ)(あきら)(たいら)遠藤(えんどう)(たけし)(わたる))、(はね)()(あきら)佐藤(さとう)智仁(ともひと))、教授(きょうじゅ)佐川(さがわ)文彦(ふみひこ)時任(ときとう)三郎(さぶろう))、(じょ)(きょう)夏井(なつい)(がわ)玲子(れいこ)矢田(やだ)亜希子(あきこ))とともに遺体(いたい)(まえ)()ち、刑事(けいじ)大和田(おおわだ)(さとし)山崎(やまざき)(たつき)(はん))から報告(ほうこく)()ける。

死亡(しぼう)したのは35(さい)佐野(さの)秀一(ひでかず)坂田(さかた)(さとし))で、(なま)(たまご)()れたビニール(ぶくろ)()ったまま、自宅(じたく)近所(きんじょ)(たお)れていたという。警察(けいさつ)急性(きゅうせい)心臓(しんぞう)()(うたが)うが、佐野(さの)(つま)(しのぶ)鶴田(つるた)真由(まゆ))は、最近(さいきん)までアメフトの選手(せんしゅ)だった(おっと)急死(きゅうし)するとは(しん)じられない。

そんな(なか)佐川(さがわ)佐野(さの)(ゆび)感電(かんでん)した(あと)()つける。そこで、(だい)()ら5(にん)当時(とうじ)状況(じょうきょう)()るため遺体(いたい)発見(はっけん)現場(げんば)へ。しかし、そこは閑静(かんせい)住宅(じゅうたく)()感電(かんでん)()こるような場所(ばしょ)ではなかった。

解剖(かいぼう)結果(けっか)佐野(さの)自宅(じたく)感電(かんでん)したことが判明(はんめい)。さらに、感電(かんでん)()一旦(いったん)回復(かいふく)し、(たまご)()いに()帰宅(きたく)途中(とちゅう)(たお)れたことも(わか)る。

その(ころ)(だい)()亮介(りょうすけ)佐野(さの)(いえ)で、(しのび)から(はなし)()いていた。昨年(さくねん)、アメフトを()めてから佐野(さの)(いえ)()もりがちで、それをふがいなく(おも)った(にん)は、佐野(さの)()くなる前日(ぜんじつ)に、結婚(けっこん)したことを後悔(こうかい)するような言葉(ことば)(くち)にしてしまう。しかし、(あやま)()もなく(にん)仕事(しごと)()かけ、(かえ)ってみたら結婚(けっこん)指輪(ゆびわ)(のこ)して(おっと)はいなくなっていたという。(おっと)(きず)つけたことを()やみ、(かえ)って()たら(あやま)ろうと(おも)っていたが、結局(けっきょく)(おっと)(もど)ってくることはなかった。(にん)は、(おっと)はきっと自分(じぶん)(にく)んでいるだろうと後悔(こうかい)(なみだ)()かべる。

後日(ごじつ)佐川(さがわ)(だい)()に、一度(いちど)意識(いしき)(もど)ったとはいえ感電(かんでん)した佐野(さの)(たまご)()いに()くのは、相当(そうとう)困難(こんなん)行為(こうい)だったろうと(はな)す。さらに、技官(ぎかん)蕪木(かぶらき)(まこと)泉谷(いずみや)しげる)の協力(きょうりょく)で、佐野(さの)(ゆび)(つめ)(のこ)っていた成分(せいぶん)牛乳(ぎゅうにゅう)だったことがわかる。()には(たまご)(つめ)には牛乳(ぎゅうにゅう)――佐野(さの)(なに)かを(つく)ろうとしていたのか?

意識(いしき)集中(しゅうちゅう)佐野(さの)(おも)いを(めぐ)らせた(だい)()は、(なに)かに(おも)()たると研究(けんきゅう)(しつ)()()して()く。

(こう)()ってきた亮介(りょうすけ)佳奈子(かなこ)とともに(だい)()がやってきたのは、(にん)のマンションだった。リビングに(とお)されると(だい)()は、ビデオデッキの(なか)から『クレイマー、クレイマー』のテープを()()し、佐野(さの)(にん)(わか)れようとは(おも)っていなかったと()げる。(だい)()(いわ)く、佐野(さの)(にん)との結婚(けっこん)生活(せいかつ)(おも)(かえ)すうち、ふたりの(おも)()映画(えいが)である『クレイマー、クレイマー』を()ようとした。ところが、ビデオデッキのコンセントを()()んだ(さい)漏電(ろうでん)していた(ふる)いコンセントで感電(かんでん)してしまう。普通(ふつう)はそこで(たお)()むはずだが、アメフト選手(せんしゅ)だった佐野(さの)一度(いちど)意識(いしき)()(もど)すと、キッチンへやってくる。フレンチトーストを(つく)るためだ。しかし、指輪(ゆびわ)(はず)()(あら)料理(りょうり)(はじ)めたとき、(たまご)がないことに()づく。それで、ふらふらになりながらも()いに()かけたのだ。料理(りょうり)をしない佐野(さの)がなぜ、フレンチトーストを(つく)ろうとしたのか? それは、『クレイマー、クレイマー』の主人公(しゅじんこう)家族(かぞく)のために必死(ひっし)(つく)料理(りょうり)で、そのシーンが()きな(にん)がいつか自分(じぶん)にも(つく)ってほしいと()っていたからだ。

(だい)()(はなし)をすぐには(しん)じられない(にん)に、亮介(りょうすけ)冷蔵庫(れいぞうこ)から(たまご)(はい)っていない(つく)りかけのフレンチトーストを()()して()せる。佐野(さの)(つく)ったものだ。さらに(だい)()は、佐野(さの)(もと)同僚(どうりょう)から()いた(はなし)として、佐野(さの)懸命(けんめい)就職(しゅうしょく)活動(かつどう)をしていたことも(つた)える。

(にん)は、(たまご)()れて完成(かんせい)させたフレンチトーストを()べながら、無口(むくち)だったが愛情(あいじょう)(ふか)(おっと)のことを(おも)(かた)(ふる)わせる――。